ここはいまや完全に昆虫ブログと化してしまったが、本来は自分の趣味を浅く広く紹介していくつもりだった。野鳥に昆虫、樹木に草本、東海道走り旅にマラソン、読書とペーパーバック、七福神に狛犬、ベランダ園芸に間伐ボランティア、マウンテンバイクに低山登り、軍艦に音楽などなどだ。ちょっと初心に立ち戻ろうかと思う.....時には(笑)。
さて、土日は自然観察にいそしむが、平日の通勤の電車内では地道にペーパーバックを読んでいる。THE KING OF LIES。先々週読み終えたのがジョンハートのデビュー作である。NEW YORK TIMESのベストセラーだ。主人公は弁護士の男。金持ちの父親。妹。若いころの恋人。妻など家族が主な登場人物。父親は金持ちの弁護士。主人公も弁護士だが父親とは対立する。ある日、母が殺され、続いて父親も銃殺される。犯人ではないかと疑いをかけられる主人公。主人公が想像する犯人は誰か。それを守るためにわざと疑いを受ける。親族の中の複雑な人間関係が鮮やかに描かれる。この小説かなり純文学っぽいのだが、一応はミステリーという分野にはいるのだろうなぁ。シドニーシェルダンなどのようないかにもなページターナーではなく、真面目に地道に人物を描いてストーリーを紡いでゆく真摯な態度が感じられた。父と子の葛藤、家族の愛、人間の醜さがじっくり語られ、やがて悲しみに包まれる。ストーリ的にはサスペンスもなく淡々としたものだがじっくり読ませる良書と思う。ただ、自分がいつも親しんでいる類の本とは異なりかなりとっつきにくかった。アメリカではこんな本でもベストセラーになるんだなぁとちょっと驚きだ。この本はたぶん邦訳は出ないと思われる(笑)。
評価」☆☆☆☆☆
THE KING OF LIES by JOHN HART
ISBN-13 978-0-312-36375-8
U.S.$6.99
で先週読み始めたのはJOHN GRISHAM のTHE INNOCENT MANだ。グリシャムの初のノンフィクション作品。いつもの語り口とはだいぶ異なり、実話っぽいというかいつもの話術を駆使した語り口ではなく、調査した事実を淡々と述べていく感じのそっけなさをやや感じる。だがそれでも面白い。ハリーポッターが出る前には読み終わりたい。
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