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2005.08.12

道志水源林ボランティア第二弾

IMGP1677

8月10日(水)横浜市水道局主催の道志水源林の間伐ボランティアに参加してきた。先月につづき二度目である。前回の経験を生かし以下のような準備をした。
・飲料水はスポーツドリンクの0.9リットルペットボトル、半分凍らせたお茶のペットボトル0.5リットル、自転車用ボトル0.5リットル
・サングラスは不用なので持って行かない
・ヘルメットの下に鉢巻するための手ぬぐい(藤沢の七福神でもらった手ぬぐいがちょうどよい長さだった)
・丈夫な作業用ベルトを新調(作業着屋で450円ぐらいだった)
・着替え用にアロハシャツ

今回は平日だったので夏休みの一日を流用。連日の猛暑でかなり悲惨な作業になることを想像していたが、なんと当日は朝から曇りでやや暑さがやわらぎそうだった。ラッキーやな。サラリーマンでいっぱいの電車にゆられ(時間が早いため満員ではなかったが)土方姿で関内に。前回と同じようにバスが2台待っていた。後ろのほうに乗り込むとお隣にはKさんという方が座った。初めてらしい。前回隣り合わせたSさんを発見し軽く挨拶。水道局からはFさん。ガイドのSさんは有名人の名前をもじってのことだろうが「ジョーさん」、または「お」をつけて「お嬢さん」と呼んで欲しいそうだ。(^^;

遅れている人を待って8時過ぎに出発。伊勢崎町を通って坂東橋から高速に乗ろうとしたが、事故っているということで狩場インターから高速に乗る。保土ヶ谷バイパス経由で横浜インターから東名に乗る。夏休みということで混んでいてしばらくはのろのろする。足柄SAで休憩して山中湖経由で道志村へ。山中湖までの道も混んでいて旧唐沢小学校に着いたのは11時を過ぎていた。パッキングを工夫しておいたため前回よりは早く準備ができ、持って行くのはラン用の小さめのリュックになる。そのほとんどは飲料水。
今回も大ノコを選び、スパイク地下足袋をじゃりじゃりと言わせながら作業場へ向かう。途中に見慣れぬ植物があったので撮影したりする。と、手がかぶれなかったか?と熟練者らしきに聞かれた。あれはウルシだという。葉を触った手を見てみたが大丈夫のようだ。危ない危ない。(ただ帰宅後、図鑑で調べたらヌルデカラスザンショウだった。追記:ヌルデはウルシの仲間でかぶれることもあるらしい。)

IMGP1654 IMGP1655 IMGP1657(左がヌルデ、右二枚はカラスザンショウ

今回の持ち場は前回より近いところだった。われわれの班は7名しかおらず、夏の暑い盛りのため欠席者が多いのだという。さてこの班には小学4年生の男の子を連れたお母さんが入っていた。きわめて珍しいと思われる。自己紹介もないままに作業が始まった。

IMGP1662 IMGP1665 IMGP1666

最初の獲物は、なんともでかい!途中から二股に割れたかなり太い杉だ。これを切るのか?これまでに切ったどの木よりも太い!これを本当に切るのか?根本で直径40cmはある。急いでデジカメする。ロープをかけ、インストラクターの後ろで作業を見守る。いきなりチェーンソーを使って受け口を切った。おおっ!速い!文明の利器だな、こりゃ!ただし、追い口ノコだ。これだけ太いとノコの毎回のストロークの抵抗が凄く大きく、手ごわい。汗をかきかきインストラクターがノコを引く。半分ぐらいまで切ったところで突然振り向き、目が会い交代!と指名されてしまう。えっ!まじすか?えっえぇ~~~~!!?たしかに後ろにいましたよ、よく見ようと後ろに張り付くようにしてましたよ。でも交代要員として次の出番を待っていたというつもりはないんですが~~。以上心の叫び。冷や汗をかきながらも、エイヤだエイヤ(これで会社が知れるかも)と交替する。慎重にノコの歯を切れ目にいれ引き始める。ガーシュ~。ガーシュ~。お、重い!ワンストロークが重いぞ!ノコをはさんだまま足場を固めなおして再開。みなの視線が自分の手元に集まる。

ガシッ!

いきなりノコが引っかかる。少し戻して再度。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。調子いいぞ。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ゆっくり目に引き歯を長く使う、だ。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。ガシッ!

また引っかかる。引き始めの角度を考えてやや手前側を切るようにすると引っかからなくなった。手前、向こう側と意識を分けて切る。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。すでに全身汗まみれだ。力をこめてノコを引く。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ハァハァ。ガーシュ~。ガーシュ~。(周りで声がする。良く切れるよねぇ。このノコ。手入れがいいのかなぁ。目立てとかしてるんじゃない?毎回いやいや、ちっとも切れてないんですけど。スッゴクきついんですけど。ガーシュ~。ヒィ~ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。木の幅が広いせいか曲がることなくまっすぐに少しずつ切れてゆく。ガーシュ~。ヒィ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ヒィ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ガーシュ~。ヒィ~。ガーシュ~。手が、手が辛い。ヒィ~。ヘェ~。ヘェ~。ハァハァ。

頭の上で声がした。そろそろ引いて!引っ張り隊に指示が飛んだようだ。手を止めると、、いや!こっちはもっと切って!>自分。と即座に声がかかる。ハイハイ。ガーシュ~。ヘェ~。ガーシュ~。ヘェ~。ガーシュ~。ヘェ~。ガーシュ~。ヒィ~。ガーシュ~。ヘェ~。ガーシュ~。ハァハァガーシュ~。ガーシュ~。奥のほうをもっと切って! ハイハイ。ガーシュ~。ハァハァガーシュ~。ガーシュ~。バリッ。ガーシュ~。ハァハァ。ガーシュ~。バリッ。ガーシュ~。バリバリバリバリ!倒れ始める。止まらないでもっと切って!はいはい。ガーシュ~。ガガガガガァ~~ガッ!ギギイィッ!ハァハァ。ガーシュ~。ガーシュ~。ハァハァ。ハァハァ。ハァハァ。ヘルメットの額から垂れた汗がぼたぼたと目の前を落ちてゆく......

スギの大木は奇妙な角度で止まっていたハァハァ。ハァハァ。ハァハァ。

IMGP1668 IMGP1669(係ったスギテコでガシガシするも...)

見上げると、二股が隣の木に見事にはさまっていた
想像してください。
アルファベットのの隣にがあって、に倒れ掛かり二股部分ちょうどはまっている図を

最初から係り木かよ!勘弁してくれよ。この係り方はどうすればいいのか?初心者の自分には分かるわけも無いのでインストラクターの指示待ちとする。まずは根本を切り離すまで切る>自分。ハイハイ。ガシガシ。ガシガシ。ガシガシ。へぇへぇ。ガシガシ。ひぃひぃ。ガシガシ。切れた!と声がかかる。へぇ~~~!疲れた!お役ごめ~んとへろへろしながらロープ引っ張り隊に移動。というか退散だ退散

IMGP1681 これぞ伝家の宝刀チェーンソー。素人にとっては魔法のマシーン

でインストラクターの声にあわせてロープを引く。しかし、二股が引っかかったものを引っ張ったって倒れるわけが無い。でしょ?インストラクターは前回切ったと思われる木から細めのヤツを選んできて端っこを斜めに切りテコを作り、根本に当てて木をずらすことを試みる。おお、新技だ。しかし、うまくいかない。次に伝家の宝刀チェーンソーを持ち出し、二股に分かれた部分の上を切り離す。ぐいーんぐいーんぐいんぐいんぐいーん!高い位置なので危険だが、うまいこと切れる。で引っ張り隊に指示飛ぶ。引っ張って!しかしインストラクターさん。ロープは今切ったほうではない方にかかっているんですけど。だから引っ張ってもその木は落ちません。切るほうを間違えましたな。がっくし!その木が落ちるとロープが急に引っ張られることになるのでロープを放すことにする。引っ張り隊一時解散。テコを使ってなんとかかんとかしてやっとのことでその木が落ちる。ドサッザザガガガァ~~~ザザザザ!おおおぉ~!やっと落ちたか。

これであと半分だ。こちらもチェーンソーロープを駆使してなんとか落とすことが出来た。結局3つの部分に分かれたわけだ。あまりにも疲れていたので、ゆるゆると玉切りに入る。4メートル測って印をし切る。ガシガシ切る。ガシガシ。ガシガシ。子どもに声をかけ、枝払いをするように言う。小さいノコで。この親子、だいぶ離れたところで一本目の顛末を見ていたようだ。玉切りガシガシ。ガシガシ。ガシガシ。

IMGP1680 IMGP1683(こいつ。手こずったぜ)

二本分の玉切りをし、枝を払う。人数が少ないせいか、なかなかはかどらず時間がかかる。やっと終わると時刻はすでに12時半。お昼にする。午前中でたったの一本かよ。切り株に腰掛ける。手袋を外すと手がすーっと涼しい。見るとシャツスボンも汗びっしょりだ。首からかけていたタオルも今水に濡らしてきたかのような状態だ。ヘルメットを外し、手ぬぐいの鉢巻を外すと頭が涼しい。今回の弁当は大きなおにぎりが二つだった。後はから揚げクレソンフキ漬け物。震える手で食べる。やはり、うまい。水分補給にスポーツドリンクをごくごく飲む。おにぎりには合わないと思うが、うまい。頭が働かないままにわしわしと食べごくごくと飲む。あ~これ、ガテン系だぁ。食べ終えて少し話をし、休憩する。

IMGP1675 IMGP1672

インストラクターさんがコンニャクの葉を教えてくれる。スギの根本に2株あった。変わった葉序で興味深い。枝の右側だけに葉がつき、枝が左向きに曲がってゆくにつれ全体として螺旋模様を描いている。それが左右にある。高さは50cmほど。まだ若いらしい。一年草ではないなら多年草か?はたまた樹木か?根っこの芋を食べるんだから樹木ではないな。それにしても下草として切られてしまわないことを願う。

ほどなく午後の作業が始まる。なんとまた二股の太いのがある。インストラクターの指示で細いのを優先して、太いのは残してもいいということになる。細めのものは速い。ロープもかけずにがんがん倒してゆく。ときおり係り、仕方が無いので根元を抱えて後ろに引っ張るという技を使う。重くて動かせない時はロープを巻いてU字にし細い木にかけふたりで肩に担いで持ち上げるという技を使う。これなら動かせる!今回はいろいろな技を使うなぁ。

玉切りの時に根元の曲がった部分を避けてまっすぐになっている部分から測り始めるというのも覚えた。4メートル。足りなければ2メートル。巻尺でいちいち計るのが手間なので細い木を2メートルに切ったものを二本作り、1メートル地点にしるしを入れておいてそちらを使うようにすると作業がはかどった。巻尺だと小さいので誰かのポケットに入れることになるがこれならだれでも近くに者が使うことが出来る。

細い木は作業が早い。ときおり荷物のところに戻って水を飲む。凍らせてきたペットボトルのお茶が冷たくておいしい。ほとんどロープを使わずに間伐してゆく。例の4年生の男の子は昆虫を取りにきたのだという。クワガタカブトムシ。はぁ。コナラクヌギの林じゃないといないよね。半袖に半ズボンだし、にでも刺されたらかわいそうだ。途中でお母さんとふたりで旧唐沢小に戻ることになった。いったい何をしに来た?>母子よ。

切り倒し玉切りして枝を払って、運搬して、みんなへろへろになってゆくのが分かる。急ぐ必要はないよね。ゆっくりやろう。ノルマなんか無し。という声があがり、そうだそうだと思う。しかし、受け口でも追い口でも玉切りでも、切り始めたら止められない。一旦停めたらもうそこからは再開できないんじゃないかという気がしてがんばって切り続ける。ゼイゼイ、ハーハーだ。替わったり替わられたり、玉切りのそばを持ち上げたり、持ち上げてもらったり。テコで下から支えるという技を使った。切り株に乗せてきりやすくするという技も使った。重い木をふたりで、三人で、四人がかりで移動してまとめる。

あ!もう2時半だ。終わりじゃないの?という声がかかり、安堵する。自分は時計をしていないので時刻が分からない。やっと終わりだ。きつかったぁ。ほっと息をする。すると、いやぁ、1時半でしたぁ!   なぬぃ~?あと1時間だぁ?どたぁ~と倒れこみたくなった。太い木を切るために先に周りの細い木を切ってゆく。倒れるときに周りの木々の枝をがしがしがしがしと削ってゆく。枝払いになっているぞ。今回の現場は込み合っていて、しかも太い木なのに二股のものがあることからして、相当前から手入れがなされていないようだ。枝払いもされていないので低い位置から枝がたくさん残っている。多くの枝は枯れているのだがやはり払うのも手間がかかる。1時間勘違い事件の後はみな一様に力が抜け、ゆるゆると作業する。いつの間にか4人で作業をしていた。ケガをしないように気をつけて続ける。最後の木を処理し終わると、本当にほっとした。本日の本数は15本ぐらいだそうだ。途中から別働隊となってしまった分が8本ということで班の合計23本

後は省略する。ただ、作業直後の姿をバスガイドさんに写してもらったこと、道の駅どうしの裏の道志川にスポサンのまま入り、じゃぶじゃぶしたのがとっても冷たく心地よかったこと、ソフトクリームがやはり美味しかったこと、ビデオが寅さん心の旅路(第41作)で、竹下景子が若く可愛かったこと、帰りの電車はSさんといっしょに帰ったことを記しておこう。

IMGP1703 IMGP1705(道志川で脚を冷やす。清流よいつまでも。)

振り返って
・作業着姿で行くのはやめて現地で着替えようかな。
・短パン、アロハシャツ、スポサンは涼しい。(海パン持って行って水をかぶるのはどうか)
・飲料水はほとんど飲み干した。
・長袖シャツの下に着たラン用メッシュシャツは着ないほうが良かったかも。
・作業後にはやはり全とっかえで着替えると気持ちよい
・インストラクターによって作業のやり方はだいぶ異なる。
・みんなで一本づつ処理してゆくのがいいような気がする。
・はしご上りは今回も出来なかった。(機会自体が少なかった)
・場所によって林への手入れの具合はぜんぜん違う。
・不快生物には今回も出会わずラッキー。

次回は9月3日(土)。申込済。たぶん、また行くんだろうなぁ。行くのか?>自分

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