« 新治市民の森 | トップページ | 新治市民の森に通う »

2005.10.24

秋の自然観察@新治市民の森

IMGP2777

天気が良いのでまたまた新治(にいはる)市民の森に行ってきた。今回は恩田川沿いに自転車を走らせ新治小学校裏の小川沿いを通った。池ぶち広場についてびっくり。大勢の人々がなにやら作業しているではないか。前回は人っこひとりいなかったのに。刈り払い機で草刈をしている人、竹を運ぶ女性たち、観察会らしき人たち、テーブルでなにやら打ち合わせの人たち。さらに大工工事をしている人たちもいた。通りがかった人に聞いてみると愛護会の活動日らしい。一言二言話すと作業着姿のその人は、自分の顔を見て先日の道志に行ってませんでしたか?バスの前のほうのあたりにと言う。驚いてよく見るとなんだか見覚えある顔のような気がしたが同じ班ではなかった。作業着に地下足袋。なんか奇遇だ。地元でのこういう作業もしつつ、道志にも行ったりするんだぁ。作業している人は結構若い人もおり、女性も目立つ。とにかくみないきいきしている

IMGP2752 ジョロウグモの雌

前回通らなかった小路を辿っていろいろ観察する。ジョロウグモの巣が秋の日に照らされてキラキラ光っていた。クヌギの実を見つけるとやはり拾ってしまう。自分はひそかにクヌギは King of acorn (ドングリの王様) だと思う。重量感のある太いクヌギのドングリはコナラやマテバシイ、シラカシなどとは圧倒的な格の違いを感じる赤い実をつけている木がありデジカメしておく。小学生らしき子供を連れた父親が通る。コナラの根本などに虫を探しているようだ。自分は男の子を持つことは出来なかったのでこういう場面に弱い。自然観察路を一周するうちにヤマウルシヌルデその他を見ることが出来た。

IMGP2820 IMGP2821 IMGP2734 赤い実のゴンズイ

竹林のほうに行って見る。時々キノコがあるが自分のデジカメではなかなか難しい。だいたい最短焦点距離が長く手ブレが起きやすい。フラッシュをたくと色合いが変わる白とびしてしまうことが多い。黄色のキノコ。杉の倒木の高いところにびっしりなっているキノコ。大きな白っぽい一枚葉を周囲にばらまいているホオノキがあちこちに目立つ。通ったことの無い道を行くと森の外に出てしまった。巻き道を通ってまた森に入ってゆく。蝶が飛んできた。アゲハチョウくらいの大きさだ。地面に止まると一瞬にして枯葉に化けてしまい見えなくなる。目を凝らしてやっと見つけた。ものすごく地味な蝶だった。ゆっくりゆっくり立ち止まりながら(というよりも時々歩きながらのほうが正しいかも)キノコを探して地面を見たり、知らない樹木が無いかあたりを見渡したり、野鳥が来ないか聞き耳を立てたり、と全身をセンサーにして新治の森を感じながら進む

IMGP2793 クロコノマチョウ(たぶんメス秋型)

根本からちぎれたキノコが落ちていた。誰がこういうことをするのだろうか。観察するなら非破壊観察だけにしろと思う。シロダモの幼木があった。葉(裏が)が上品なので好きだ。せせらぎがあり、ちょろちょろと水が流れている。この地域に降る雨を森が受け止め、ろ過しながら徐々に流れてくるものだ。こういう水と仲の良い地表を取り戻さねばならんと思う。池があり、雰囲気がいいのでしばらく佇んでいた。せせらぎにシジュウカラが二羽やってきた。じっと動かずお地蔵さんに変身し、双眼鏡をそっと動かして目に当てる。しばらく観察していると水浴びを始めた。喉から腹にかけての黒いネクタイが太い方が雄。細いのが雌だな。ひとしきりの水浴びが終わると、枝に戻りぶるぶるっぶるぶるっと翼を震わせて水を飛ばす。もしかしてこれ犬と同じだなと思う。ときおり風が吹くと「ざわ~ざわ~ばさっばさっぼったん!」と音がして地面にドングリが落ちてくる。落下の途中で葉にぶつかるのでばさっばさっと音がするのだ。地面に目を凝らし風を待つと、ドングリが落ちてくる瞬間を目にすることが出来た。拾い上げるとなんかずっしりと充実して重い感じがする夏から秋にかけて台風にも負けずにがんばり、しっかりと栄養を受け取り続け、もうこれで大丈夫、そろそろ乳離れしなさいとお墨付きをもらい、風によって旅立ったドングリの巣立ちの瞬間だ。地面を良く見ると何割かのドングリは根を出し始めていた。地面に根を突き刺しているものもある。試しに掘ってみたが相当掘ってもまだ深く地中にもぐっていたので諦めて埋め戻した。舌をべろっと出したようなドングリを拾い集めポケットに入れた。コナラはそのようなものがあったが、そういえばクヌギの発芽したドングリは見たことが無い。

IMGP2722 根を出したコナラのドングリ

広場に戻ると人々がまだ作業をやっていた。炭焼き小屋の手入れをしたりしていた。ちょっと新治市民の森の会について調べてみようと思う。十日市場駅近くのラーメン屋大桜で遅いお昼(ざく丼とラーメン)にし、自転車を飛ばして心地よく帰宅した。久しぶりの快晴の秋を楽しむことが出来た。

夕方、根を出し始めているコナラのドングリをひそかに自宅マンションの周辺に埋めて回った。

樹木:(前回のもの以外で)ヤマウルシ、ヌルデ、ツゲ、ホンシャクナゲ、シロダモ、キンモクセイ、ゴンズイなど
野鳥:ハシブトガラス、モズ、シジュウカラ、ホオジロ、ヒヨドリ、コゲラ、アオゲラの声、(ジョウビタキは見なかった)(人が多かったせいかカラの混群も見なかった)
昆虫:クロコノマチョウ、アオマツムシ(声のみ、姿をだいぶ探したが)、アカスジキンカメムシ、ゴキブリの死骸
クモ:ジョロウグモ雌ばかり(雄も探したが見つからず)
キノコ:上の2種(名称不明)

IMGP2737 IMGP2763 IMGP2764 IMGP2819

★名前が判明(追記)
アカスジキンカメムシの4齢幼虫サラシナショウマシロヨメナノハラアザミ(花火のようでもあり、ウイルスの表面のようでもある)。

|

« 新治市民の森 | トップページ | 新治市民の森に通う »

チョウ」カテゴリの記事

新治市民の森」カテゴリの記事

樹木」カテゴリの記事

自然」カテゴリの記事

草本類」カテゴリの記事

野鳥」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/513/6550518

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の自然観察@新治市民の森:

« 新治市民の森 | トップページ | 新治市民の森に通う »