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2006.04.30

春の新治市民の森

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前回この森に来たのはいつだっただろうか。11月ごろだったか。それ以来の久しぶりだ。野鳥を主に樹木、草本、昆虫なども観察して歩いた。今日の主役は何と言ってもオオルリ。素晴らしいさえずりが聞こえてきたので静かにゆっくりとクヌギの木に近づいてゆく。オオルリであることは分かっていた。
のんびりと気持ちよさそうにさえずっている。だが、なかなか姿を捉えることが出来ない。双眼鏡を駆使して探す。耳でよく聞いて、このあたりと見当をつけて双眼鏡で視界に捉え、視界は動かさずに固定し、その視界の中を目で探す。いない。おかしい。移動したようだ。またさえずりをよく聞き、位置を修正し探す。これを10分ぐらいやり続けてやっと彼を見ることが出来た。黒い顔と胸、紺色の背、白い腹。上半身に比べて下半身が細い、ツバメに似たスマートなプロポーション。それにこの美声だ。天はニ物を与え賜うた。顔の嘴より上側は淡い青でやや白っぽい輝きがある。翼の紺色とは色調が違う。この美しい鳥は雄である。きっとこの谷のどこかに巣があり、連れ合いが卵を抱いているのだろう。君は歌を歌うことで妻を勇気づけているのか。別のオスや天敵から守るのか。そのためにこんな素晴らしいさえずりをするのか。別のオスはこの歌を聞いて「こりゃぁかなわんわい」とか思うのか。見ているとえさをとるでもなくただたださえずっている。この時期、エサは豊富なので、さえずりながら虫が近づいてきたら捕らえればよいのか。それなら楽でいいなぁ。でも卵が孵るとそうはいかんだろう。ヒナの無限の食欲を満たすために夫婦で給餌するのだろう?ならば、今が一番ゆっくりできる時なのだな。...クヌギやコナラの林にじっとたたずみ静かにオオルリを観察した。他の鳥も聞こえる。ウグイス、メジロ、ヤブサメ、ヒヨドリ。もう十分堪能したと思い、移動する。大正池もどきにはカワセミとカルガモ、アオダイショウがいた。

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いつもの周回コースをゆっくりと歩き、いろいろと見つけた。これはアオオサムシと思われる。緑の金属光沢が美しい。次はコカブトムシではないだろうか。コナラの樹皮の窪みにいた。撮影しているうちに下に落ちた。驚かせてしまったようだ。胸がへこんでいる。動きからなんだか強力な印象を受けた。

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樹木はホオノキが多いのが目立った。大きな花が開いていた。ウワミズザクラのブラシ状の特徴的な花が終わりかけだった。クヌギやコナラ、カラスザンショウなど美しい新葉や花が満載だった。で、不明種がこれ。また特徴を列挙しておく。落葉樹。鋸歯。これもまた三行脈。星型の実?白い小さな花が密生。小木。せいぜい3m。図鑑を調べねば。

追記:ヒメコウゾと判明。星のようなのが雌花序。右の写真が雄花序で、雌雄同株。赤い実がなるらしい。(Special thanks to 小鉄さん)

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最後にまた大正池もどきに寄ってみると、オオタカが水浴びしていた。天気がよく風が心地よかった。森で4時間ほど過ごし、満足して帰宅した。

そうそう。チョウゲンボウはオオルリを観察中に妙な獣のような声がこずえから聞こえたのでいったいなんだろうかと思っていたら、その林から飛び出してきたのだった。そんな声を聞いたのは始めてであった。キビタキは残念ながら声も聞かなかったし姿も見なかった。ヤブサメの声はすれども姿はいずこや?でもちろん、姿は見えず。

冒頭の写真はシロダモの新葉。触ると上質の手袋の感触だった。

野鳥:
ツバメ、カルガモ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、オオルリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブトガラス、スズメ、コゲラ、ウグイス、オオタカ、チョウゲンボウ、ヤブサメ、ツグミ、センダイムシクイ

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