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2006.06.08

悪魔と化け猫の間

Imgq21404

これも新治市民の森池ぶち広場で撮影。ギョッとした方、ごめんなさい。気持ち悪いですよね。でも、ちょっと我慢してよく見てください。パソコンの画面だから平気でしょ。きれいだと思いませんか。クリーンな淡い黄緑のベースに白とリズミカルな小さな黒斑。このイモムシけっこう大きく8cmぐらいあった(と思う)。いろんな虫で賑わうイボタノキのレストランで一人ひっそり葉影にかくれるようにじっとしていた。最初これを見つけたとき、実は自分もぎょっとした。しかし同時にその美しさに見入ってしまった。この写真を撮るときに枝先を左手で持ち上げているのだが、そのずっしりした重みを感じていた。その時、これがチョウの幼虫なのか、それともガの幼虫なのか、さっぱり見当もつかなかった。わかったのは、イモムシ型幼虫であるというだけだった。
さて、家に帰ってからが大変。昆虫図鑑をあっち引きこっち引き。だがぜんぜん歯がたたない。そうなれば後はネットで調査しかない。さいわいチョウ、ガなどに関わらずイモムシ型、毛虫型などのさまざまな幼虫が検索できるサイトがある。色で検索もできる。しかし...黄色ベースで白と黒の斑のあるイモムシ型幼虫が見つからない。似たものはあれど明らかに異なる。種類が多すぎて片っ端から調べるわけにも行かない。他に調べる方法はないか。しばし考えた結果、食草で検索だと気づいた。イボタノキで見つけたのでイボタノキで検索だ。すると、あっさり見つかったのだ...その名は...

イボタガ

そのままやんか!ちょっと拍子抜けした。と同時にもちろん嬉しくもあった。こいつはイボタガの終齢幼虫であった。そして、その成虫の姿を見たときに、ぞぞぉ~~~っ!と鳥はだが立った。こちら(ぞっとしたくない方は見ないほうがいいです。あ、やはりやめときます。見てみたい方はイボタガで検索してみてください)。化け猫の顔を楳図かずおが描いたらこうなるかというようなびっくりのデザインである。これにぎょっとしない人も鳥もないであろう。それでイボタガは生き残るのだろう。そして、何と自分のプアな昆虫図鑑にもこいつは載っていたのだ。しかも幼虫も。だがその幼虫は終齢ではなくまったく別のイモムシであった。しかし、齢を重ねるごとに姿を変える意味はいったい何であろうか?図鑑の幼虫は頭とお尻ににゅうと飛び出た「肉角」というつのを持っていた。これは気味悪い。なんか悪魔のようだ。終齢はぜんぜんマシである。イボタノキでこの悪魔幼虫や化け猫成虫を発見しないで良かったぁと心から思った次第。自分にとってはイボタガは終齢幼虫が花。

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