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2006.06.17

鳥の巣の調査

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野鳥に興味を持ち始めて四半世紀が過ぎた(こう書くと自分でもどっきりするが)。姿や声での識別はある程度自信があるが、巣の識別となるとまったく経験がない。先日の道志水源林ボランティア作業中に発見した巣を目の前にしてしばし呆然、成すすべ無し!

しかし、ネットを調べてみたらあるではないですか。ここ。こういう便利なサイトがあるのは本当にありがたい。昆虫、クモ、幼虫のみならず鳥の巣までこういうインターネットの環境を使えるというのは、ある意味、神の座にあるのと同じではないだろうか?ちょっと大げさか。

このサイトをざっと見たところ、鑑定のポイントは、巣のあった場所、材質、サイズ、形である。問題の鳥の巣はいまや写真が4枚あるだけである。この観点から写真をレビューしてみる。

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・巣のあった場所は、低山の斜面にある明るいヒノキの若い林。ヒノキの地上2~3mぐらいの枝分かれした部分
材質外側は細い枝。ミズゴケや細い根のようなものが内側に使われている。樹が倒れたときに一部破損したようだ。
サイズ全体がざっと25cm程度。厚さは20cm、内径は10cm、深さは10cm程度
お椀形と言ってよいだろう。

ここまで調べた上でさらに先のサイトで検索をかける。いろんな条件で検索できるので近そうなものをピックアップしてみた。あの場所で繁殖していそうな野鳥を多めに考えるとだいたい以下のような候補が挙げられると思う。

オナガ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、イカル、ホオジロ、ヒヨドリ、モズ、シジュウカラ、ウグイス

で、それぞれの野鳥の巣の特徴をサイトから引用させていただくと...

オナガ (Cyanopica cyana)
【営巣場所】   平地から山地の林の樹の枝上
【巣】       外側に枯れ枝、内側にコケを使ったお椀形の巣で、産座に獣毛などを敷く
【大きさ】     外径約30×25cm、厚さ約13cm、内径(産座)約11×11cm、深さ約6cm

カケス (Garrulus glandarius)
【営巣場所】   山地の林の樹の枝上
【巣】       外側に枯れ枝、内側に樹根、コケなどを使ったお椀形の巣で、産座に細根を敷く
【大きさ】     外径約40×30cm、厚さ約15cm、内径(産座)約12×11cm、深さ約7cm

ハシブトガラス (Corvus macrorhynchos)
【営巣場所】  平地から山地の林の樹の枝上
【巣】      枯れ枝などを使ったお椀形の巣で、産座に杉皮、シュロなどを敷く
【大きさ】    外径約60×50cm、厚さ約25cm、内径(産座)約17×17cm、深さ約9cm

ハシボソガラス (Corvus corone)
【営巣場所】   林の樹の枝上
【巣】       枯れ枝などを使ったお椀形の巣で、産座に杉皮、シュロなどを敷く
【大きさ】     外径約60×50cm、厚さ約18cm、内径(産座)約16×16cm、深さ約7cm

イカル (Eophona personata)
【営巣場所】   山地の林の枝上
【巣】       細い枯草などを使ったお椀形の巣で、産座に細根、樹皮などを敷く
【大きさ】     外径約18×18cm、厚さ約6cm、内径(産座)約8×7cm、深さ約4cm

ホオジロ (Emberiza cioides)
【営巣場所】   林縁から草地の樹の枝上、ススキの上、地上
【巣】       枯草、樹根などを使ったお椀形の巣で、産座に細根などを敷く
【大きさ】     外径約15×14cm、厚さ約9cm、内径(産座)約6.5×6.5cm、深さ約4.5cm

ヒヨドリ (Hypsipetes amaurotis)
【営巣場所】   平地から山地の樹の枝上
【巣】       枯草や蔓などを使ったお椀形の巣で、産座に松葉や蔓などを粗く敷く
【大きさ】     外径約15×15cm、厚さ約6cm、内径(産座)約8×8cm、深さ約4cm

モズ (Lanius bucephalus)
【営巣場所】   農耕地と低木が混在するような環境の樹(常緑樹が多い)の枝上
【巣】       草の茎、蔦、スギ皮など蔓状の物を使ったお椀形の巣で、産座にシュロの毛などを緻密に敷く
【大きさ】     外径約23cm×19cm、厚さ約12cm、内径(産座)約7×7cm、深さ約6cm

シジュウカラ (Parus major)
【営巣場所】  平地から山地の林の樹洞、キツツキの古巣穴など
【巣】       穴の中にコケなどを使ったお椀形の巣をつくり、産座に獣毛、綿などを敷く
【大きさ】    外径約15×12cm、厚さ約8cm、内径(産座)約4×4cm、深さ約4cm

ウグイス (Cettia diphone)
【営巣場所】  丘陵から山地の林や林縁部の低木やススキ・ササなどの草上
【巣】       ササやススキの細長い枯葉を巻くようにした斜め上方に入口のあるボール形の巣で、産座に繊維などを敷く
【大きさ】    外径約12×12cm、高さ約20cm、入口約5×5cm、産座約6×6cm、深さ約5cm

......でサイトの写真を見比べながらしばし検討......結局どうなのか?オナガ、カケス、モズ、イカルのどれかではないかと思う。どれか一つにせい!というならばカケスにしたい。発見した巣が今年のものか昨年のものかは不明だが、雰囲気からして想像すると、今年のもので先月の枝打ち作業のために放棄されたものではないかと思う。そうならば可哀想なことをした。どこか別のところにちゃんと巣を作っているだろうか?

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