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2006.06.26

四角い顔のカナブン

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カナブンというとどこにでもいる平凡な虫という印象がある。家の近所にもいて、ぶーんと飛んできては網戸に止まる。家の中から見てそれがカナブンだと分かると網戸の内側から指でピーンと弾き飛ばしたりする。下手につまむとじたばた抵抗し汚い液を出して指につきウヘッ!となったところで放り投げるのがおちである。いずれにしてもカナブンというのはカブトムシクワガタカミキリムシあたりとは比べられない低レベルの甲虫であった。少なくとも自分の中では。

日曜日に近所の鴨居原市民の森北地区へ散歩にいった。前回、オオスズメバチコクワガタなどを観察した場所だ。今回はサトキマダラヒカゲ以外に居たのがこの虫だった。緑っぽいつやのある大き目の甲虫。これがカナブンであるとは家に帰って調べて初めて分かったこと。コナラの樹液に顔を文字通り突っ込んでただただ舐めまくっていた。もう、脇目もふらず一心不乱に没頭していた。それも5頭も6頭も固まっていた。しばし眺めているうちに中の一頭が顔をあげた。なにっ!顔が四角いぞ。なんだこれは?なんだか大きな出っ歯が一本飛び出しているような感じ。あまりに面白かったので一頭をつまんでみた。するとこれがなかなか強力なやつで、まずコナラから離れようとしない。苦労してはがすと今度は六本の肢をぐりぐりと力強く回して指から逃れようとする。あまりに強力なので力を入れてつまもうとすると、こんどはつぶしてしまいそうになり、指を緩めるとこれ幸いと逃げ出そうとする。なかなか手ごわいやつ。気がつくと茶色の液が指についていた。あぁ!やられた。ぱっと指を離すとこの虫は地面をすごい勢いで走って逃げ出した。そして自分の靴の下にもぐりこんでしまった。力強くもぐってゆく存在が靴底に感じられた。そのままじっとしているとそいつは靴の下で動かなくなった。安全なところに逃げおおせたと思ったのだろう。ニヤリ。そのまましばらく動かないようにしてからゆっくりと靴をどけてみた。するとご覧のように四角い顔をあらわにした甲虫がじっとしていた。ここでやっと顔を撮影できたわけ。

帰宅後に図鑑を調べてみると、驚いたことにこれはカナブンであった。これまで自分が知っていたカナブンとはだいぶ違う本物のカナブンだ。アオカナブンではなくカナブンだ。これがカナブンかぁ。ではこれまで自分がカナブンだと思っていたのはいったい何だ?このカナブンはこれまでの地位の低いカナブンではなくカブトムシやクワガタと肩を並べる地位の高いカナブンとなった。

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