« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006.07.31

コナラの直根

Imgq23070

ベランダで育てているトロ箱のコナラとクヌギの異変に気づいたのが約3週間前。葉が茶色に変色しやがて枯れていった。最初は一株だったのがだんだん広がり、数株が被害にあっている。放っておくと全滅するかも知れないと思い、日曜日に思い切って処分した。抜いてみて初めて直根を観察することが出来た。その太さにまず驚いた。トロ箱の土の深さが約9cm。ご覧の通り下に伸びそこから直角に曲がっている。この直根の太さは一番太いところで約5mm幹は平均約1mm。ちなみに元気なコナラの幹は平均約2.5mm程度だった。制限がなければ直根はいける所まで伸びるのだろう。この太い直根が地面に深くもぐりこみ、さらにそれから横に広がる根と合わさって全体で土地をしっかりと掴むことで、いかなる地盤安定剤よりも効率的にしかもただで地盤を安定させ、地震や災害に強い土地を形づくるわけだ。スギやヒノキの針葉樹に比べて広葉樹は一般的に直根が太く、深くまで達するらしい(宮脇先生による)。コナラは落葉樹だが、タブノキやシラカシなどの常緑樹であればさらに、冬でも火事に強いというありがたい性質をもつ。

| | コメント (4)

2006.07.30

所変われば色変わる?

Imgq23116

日曜日の午後、都築区港北ニュータウンにある徳生公園に行ってみた。ニュータウンをぐるっと一周する緑道の一部をなす公園で広い池がある。マウンテンバイク黒王号で山坂を上り下りしてたどり着くと補虫網をもった多くの子供と飛び回るたくさんのトンボ達が出迎えてくれた。しばらく観察していると産卵をしている個体がたくさんいた。オオシオカラトボあたりか。双眼鏡は持ってこなかったので詳しくは分からない。やや小型で黒く腹の根元だけが白いトンボがたくさんおりコシアキトンボと後で分かった。スピードが速くちっとも止まらない。あの調子でずっと飛び続けているのだろうか?不規則なコースを取りしかも一定の地域を巡回しているようだ。仲間がぶつかりそうになるといちいち一瞬だけけんかする。忙しいトンボだ。写真はもちろん取れなかった。

自転車を停め、あたりを巡回して観察して行く。エノキの葉に虫こぶがひどく出来ていた。一体どんな虫が入っているのだろうか。その隣のエゴノキ(訂正:マユミ)にふと目をやるといたいた。カメムシ!真っ黒い背中に鮮やかな黄色の腹。そして腹のヘリの黒と黄色のまだら模様キバラヘリカメムシだよねぇ。でも先週新治で見たのは赤茶色だったような....そしてそのあたりには幼虫やら成虫がうじゃうじゃと気持ち悪いぐらいにわいていた。ある意味、殺虫剤を吹きかけてみたくなるような光景だった。でも赤茶色のよりももっとくっきりとクールで美しいと思った。ふとももだけ妙に白く真っ黒の長いストッキングをはいているような感じ。先日のがクラシックコンサートの紳士なら、こちらは淑女。でも同種なんだよな。もしかするとこちらは生まれて間もない個体であり、しばらくすると色が変わるのかも知れない。

Imgq23123

ひとしきり観察・撮影しているうちに二箇所も蚊に刺された。これを機に場所を移動。水場で腕と顔を洗いスッキリする。近くにアジサイがあり、ちょっと見てみたら、これを発見。緑色のアミサガハゴロモだからアオバハゴロモ?んなわけはないので、別の種類か?翅の白点まで同じ位置にある。昨日新治で見たアミガサハゴロモはほぼ真っ黒だった。こういうのもありなのか。近くに幼虫はいなかった。左の翅が破れている。何かに襲われたのか。かわいそうな気がしたので飛ばしてみる気にはならなかった。新治と徳生でこうも色が違うとはね。たんなる個体差の範囲内なのだろうか。
追記:アミガサハゴロモの羽化直後はこのような緑色をしていて鱗粉が落ちると黒っぽくなるそうです。ということでこれは羽化直後の若い個体ということになります。また29日のと比べると目も違うようですね。

| | コメント (0)

2006.07.29

アミガサハゴロモ@新治市民の森

Imgq23027

今日は朝から昼過ぎまで新治市民の森で過ごした。朝7時過ぎに自転車で出かけ、途中のコンビニで朝食を入手しいけぶち広場で朝食。すぐに着替えて大正池もどきへ直行。やはりカメラマンが一人いた。カワセミの話を少しした。子育てが終わったそうだ。池の脇のその観察ポイントシラカシにおおわれていて日陰になっている。少し探すと...いたいた。白いふわふわの毛。少し撮影する。シラカシの幹に小さな黒いガを発見。角の丸い宇宙船のようなUFOのようなかっこいい形。これはアミガサハゴロモの成虫だ。翅のヘリの中央の白斑が特徴。少し勉強しといたので分かった。成虫と幼虫を両方見れて良かった。この木は見るヒトが見れば樹皮のぼこぼこでシラカシと分かるであろう。幼虫の体、中央部の白い部分がやや緑色がかるのを初めて撮影できた。最後に図鑑に書いてあったことを確認してみた。シラカシ樹皮の成虫にゆっくりと指を近づけてみたら...ピョンと飛び上がりすぐ近くに着地した。幼虫ほど身軽ではないためかあまり逃げたことにはならなかった。そう、成虫は飛ばないのだ。翅があるのに、羽ばたかないのだ。幼虫もヘンだが、成虫もそれに輪をかけてヘンである。ジャンプするだけなら翅はジャマなだけだなのにね。合理的なもの、不合理なものいろいろあって個性というのだろう。

Imgq23036

| | コメント (0)

2006.07.28

カメムシ3種@新治市民の森

Imgq22847

先週22日、新治市民の森でカメムシを3種観察した。まずはこれ。すごく小さく細い。蚊かと思うほどであったが三角の胸の形でカメムシと分かった。クモヘリカメムシ。長い肢がアメンボのようである。なぜクモなのか?クモに似ているのかこれが?和名の由来は不明。

Imgq22861
次はこれ。鎧カブトあるいは湯たんぽのような....金属的で硬そうな....このガチガチの虫はクサギカメムシの幼虫と分かった。叩くとカーンといい音がしそうだ。胸のあたりにギザギザまでついている。しかしなにもそこまでディフェンシヴにならなくても良かろうに...

Imgq22865
最後はやっとまもとまカメムシ(笑)。このおしゃれな紳士は淡い黄色のシャツと赤茶色の燕尾服に身を包んだキバラヘリカメムシ。なんだかクラシックのコンサートでチェロでも弾いていそうな感じの虫である。姿勢もいいしシック。触角の先が微妙に赤っぽいのも凝っているね。
明日も新治に行こうと思っている。どんな生き物に出会えるか楽しみだ。

| | コメント (0)

2006.07.27

道志水源林ボランティア報告#10

Imgq22780

先週の水曜日に道志水源林ボランティアに行ってきた。tvkの取材があり、我が班にはリポーターとカメラマンその他が帯同した。自分らの間伐作業やリポーターがスギを切るシーンを撮影したり、インタヴューを受けたりとけっこう楽しい午前中を過ごすことができた。テレビで見るのと違って(失礼)リポーターの女性はびっくりするほどスリムで美人で、どきどきしたりした。いい歳こいて(笑)。8月5日土曜日の18時から放送がある。どういう編集になるか分らないが少なくとも自分も1秒は映るものと思われる。自宅の横浜から東京mxも千葉テレビも見れているのでtvkも逆に見れるところは多いのではないかと思うが、恥ずかしいので是非見ないでいただきたい(笑)。みなヘルメットを目深にかぶっていたので顔は分らないとは思うが。

とにかく山奥の地味な作業現場に場違いな華やかなリポーターが出現すると雰囲気がまったく違ったものになった、午前中は。逆に午後は取材陣がいなくなり、なんだかぽっかりと心に穴の開いたような虚しさを感じながら作業を行ったわけ。

Imgq22764

さて、今回の現場はかなりの長い急斜面で樹種はスギ。樹齢60年弱の立派なスギ林である。太さも約40cmとかなり太い。なんでこんな立派なスギを間伐するのだろうかと思わぬでもなかった。また以前の作業で根本を切ったのに樹冠部が他の木と絡まっていて宙ぶらりんの状態になったままのスギが放置されていたり(近づかないようにロープは張られていた)して非常に危険な雰囲気が漂っていた。さらに、前日までの雨で地面は濡れて滑りやすく、玉切りされた材も濡れたままあちこちにあるという状態だ。つまり、急斜面、木が太い、雨で滑るという三重苦でこれまで10回の作業としては一番危険な現場であった。

太いには太いがスギだ。ヒノキに比べると断然柔らかく地道に切り進めばそれほど困難はなく切る事ができた。それよりもやはり急斜面なため玉切り後、安定した場所にまとめるということが難しく、かなり散乱したまま次に進むこととなることが多かった。

そして14時ごろだった。真横に倒そうとしていた木の方向が少しずれて倒れ、引っ張り隊の頭上に倒れかかったのである。足場が悪いため皆かなりくっついて引っ張っていたので逃げにくく危ういところで下敷きになるところであった。自分は引っ張り隊の上の木の影に隠れていたので安全であったが、その瞬間を目撃し恐ろしかった。だが、誰にも怪我はなく無事だったのでほっとした。

しかし、本当の事故は最後のスギを処理しているときに起こった。

その太いスギは倒す方向がなくやむをえず下方向に倒すことになり、うまく狙った方向に倒れたのだ。だが、下方向に倒た木を玉切りするときは必然的に上下作業(同時に斜面の上と下で作業をすること)となる。4mおきに大鋸がおり、その脇にサポートがいる。20mを越す木なので大鋸が5人、同時に切るわけだ。それぞれ地面への接触状況が違うが、だいたい半分までは切れるが後は刃をかまれるので切れないこととなる。しかたなく下から切り上げたり上から縦に切ったりと工夫して切り離す。隣が切れるとサポートが上に乗ったりテコで支えたりして助けながら処理してゆく。

切れたら今度は安定させるため、他の木の根元に水平に集めることになるのだが、斜面であること地面がゆるゆるであること、そして何よりも重くて動かせないことからなかなか思うようにならない。テコを使ったりしてなんとか横向きにするのが精一杯であった。

自分は一番根本に近い部分を玉切りしたあと、横向きにしようとしていた。根本に近いので一番太い。そして下向きに倒したので斜面の一番上で作業していたことになる。追い口の一部出っ張った部分が持ちやすかったのでそこをグリップして左右に振りなんとか横にしようとがんばっていた。4mのスギをえいえいえいえい!っと動かした次の瞬間....

原木がするするっと下がったのだ。するするするするっと!地面に接していたのではなく雨で濡れた枝などの上をすべるように落ちて行くえっ!違う。ああっ!だが原木は加速しながらどんどん斜面を滑り落ちて行く。その先には同じような作業をしている作業員たちが6~7人。「危ないっ」叫んだ。いっせいにこちらを見上げる顔。彼らをめがけてまっすぐに滑り落ちて行く原木。あわてて逃げる男たち。自分は凍りついたように見守るだけだった。スローモーションのシーンを。ズゴゴゴゴゴ!!!!男たちをかすめて丸太は斜面の下まで一直線に落ちていった。一気に。ガガガガ!ガキーン!ズッコ~~~~ン!ガランガランガラン。玉切りしておいてあった木に激突して爆発したような音を立てた。

.....

幸い誰にもケガはなかった。だが自分はそれからしばらく口がきけなかった。心が震えていた。手も震えていたかもしれない。恐ろしいシーンがぐるぐると頭から離れなかった。作業が終わり、終わりの会になって初めて口がきけるようになった。いや何かしゃべらなければ二度としゃべれなくなるような気がして無理してしゃべった。だが最後の危険なシーンを起こした張本人として皆に謝り、どういう状況だったかを少しだけ説明するのが精一杯だった。インストラクターやサブインストラクターがいろいろなことを言ってくれているようだったが耳に入らなかったもし誰かが怪我をしていたら....あるいは誰かが死んでいたら....あるいは2名死亡、1名重症とかだったら....この横浜市のボランティア活動全体が中止となる?あるいは自分が業務上過失致死傷で起訴される?いろんな「もし」が頭を巡りモノが正常に考えられなくなっていた。

直径40cmで長さ4mのスギの原木が斜面を滑り落ちて行く。数百キログラムもの堅い物体が人をめがけて落ちて行く。男たちが逃げる....諏訪の御柱祭というのをご存知であろうか。斜面に巨木を滑らせ、それに人が乗るという奇祭だ。あれほどのサイズではないが迫力はすさまじいものであった。このスローモーションのシーンがなんどもなんども繰り返される。

作業が終わり唐沢小学校の体育館で着替え、顔をなんどもなんども洗った。頭も水で洗った。だがこびりついた恐怖は洗い流せなかった。心が麻痺していた。道の駅どうしでソフトクリームをなめながら道志川をスイスイ飛び回るツバメを呆然と見ていて、やっと気づいた。奇跡的に誰も傷つけなかったじゃないか。ものすごくラッキーだったじゃないか。そうだ、ものすごくラッキーだったのだ!ここでどっと安堵感が押し寄せてきた。危なかったけど事故にならなくて良かったじゃないか!あぁ。良かったぁ!

その後、フタスジモンカゲロウを撮影したり、前回ヒナの居たツバメの巣を見たりして徐々に戻っていった。だが、恐怖と安堵は交互に訪れ、ここ一週間ほどこの事件を語ることができなかった。しかし、いつまでも心にためておくことも苦しくなり、やっと吐き出してみる決心がついた。うまくまとまらないが、迷うと二度と報告できなくなりそうなのでとにかく以上で察していただきたい。

Imgq22747

| | コメント (4)

2006.07.26

アミガサハゴロモかベッコウハゴロモかで大混乱

Imgq22870

新治市民の森の個体

イモムシなどの幼虫の調査でお世話になっているサイトで偶然アミガサハゴロモの幼虫を見たときに、え!これはベッコウハゴロモではないか?と思ったのが月曜日のこと。アミガサハゴロモとベッコウハゴロモという似た種類があることはうちのプアな図鑑にも掲載されていたので、似た幼虫ではあろうとはうすうす思っていたのだが。そのサイトではベッコウもアミガサもどちらも同じと思われる写真が掲載されている。で、自分が撮影した四季の森公園の個体と先週の土曜日、新治市民の森の個体を仔細に比べてみたところ、これがどうも別種のようなのだ。四季の森のは純白の毛目が点。新治のはやや黄色味がかった毛目が縞模様。体の色合いはほぼ同じで白地に淡褐色の斑。新治ではけっこうあちこちにいた。しかし、その時点ではアミガサのことは頭に無かったのでまたベッコウハゴロモかぁとか思っていたのであまり撮影はしなかった。あちらこちらのサイトでアミガサとベッコウを調べてみたが確実なことは分からず。ただ、ネット上での意見を総合すると四季の森のはアミガサ新治のがベッコウではないかと思われる。

四季の森の個体はこれ

Imgq22292
追記:すみません、タイトルまで間違えてしまいました。訂正します。自分が大混乱でした。

| | コメント (6)

2006.07.25

じみぃーなホオズキカメムシとホシハラビロヘリカメムシ

Imgq22367

四季の森公園にて撮影。太ももが妙に太く実にじみぃーな色合いのカメムシ。ネットで調べたらホオズキカメムシらしい。表面に細かい毛でも生えているのだろうか。美しく肌つやの良い虫が多いカメムシなのに、ちょっと珍しい。腹の脇には淡色の斑が並びサシガメにちょっと似ている。顔と眼が小さいからか、愛想の無い、頭の悪そうな感じは動物でいえばサイとか水牛あたりを思わせる。水牛で思い出した。四半世紀前に沖縄をひとりで野鳥観察して回っていて石垣島のアンパルクロトキを見つけてしばらく観察し喜びいさんで帰ろうとしたとき、田んぼのあぜ道に水牛がいて帰路をブロックされたのだ。農作業用に飼われているスイギュウだ。目があった。知能のなさそうな小さな目と巨大な角を持つこの動物は異様に恐ろしく、降参してえっらい遠回りをして戻った覚えがある。体が大きく頭と目が小さく、太ももが太いと、そのように思われても仕方あるまい>ホオズキカメムシ君。

※写真の色合いが酷かったので差し替えました。2013/12/26

あまりに地味なのでおまけをひとつ。こちらはホシハラビロヘリカメムシ。これは鶴見川の土手で。これも同じく地味ですな。また和名も説明的すぎて感心しません。背中の小さな黒い点をフィチャーしたようであるが、それが一番の特徴かねぇ。

Imgq22577

| | コメント (2)

2006.07.24

ヤマユリとルリタテハ

Imgq22936

これも新治市民の森いけぶち広場で撮影。ルリタテハは飛ぶとけっこう速い。しかも飛び立つときにバシっと音がした。デジカメを目いっぱい手前に突き出し自分の顔を隠しながらゆっくり近づいても逃げる。2度ほど飛ばれたのでその場に座り込んで待つことにした。このルリタテハはどうもこのあたりが好きなようなのだ。思ったとおり一回り飛んでから元の木製テーブルにとまった。自分の脇50cm。ラッキー!そして翅を思いっきり広げた。見てくれといわんばかりに。はいはい、ではじっくり見てあげましょう。左右あわせて全体が三角形の形の翅。片方の翅も上下合わせて三角形。上下一体の模様。青黒の地には幼稚園児が水色のチョークで引いたようなかすれたライン。最後に白の絵の具を指につけてぺたっとサインしたような白い斑が目立つ。翅には残念ながら欠落が激しく完品とはいい難い。が、全体に黒、紺、白の色合いが美しい。紺色ではなく瑠璃色といってあげた方がいいのかな。以前紹介したキタテハ翅の形毛むくじゃらの体もよく似ている。食草はユリ、ホトトギスとあリ、たしかにそばにヤマユリがあったし、特徴的な形の花にぼつぼつの紫の斑点のあるホトトギスもあちこちで見かけた。
Imgq22948

| | コメント (2)

2006.07.23

世界を映すシロテンハナムグリ

Imgq22914

昨日、久し振りに行ってみた新治市民の森いけぶち広場手前の道端で発見。妙に元気が無かったので手にとってみたのだがそれでもほとんど動かなかった。羽化直後だったのだろうか。ずっしりとした重みがあり、自宅にやってきたドウガネブイブイとは一回り違う感じであった。青緑色の金属光沢の甲には淡色の斑点がある。また良く見るとカメムシと同じく毛穴のようなぶつぶつがある。長い第一肢を大きく横に広げ力強さを感じる。このポーズ、なぜかクモのような印象がした。顔はカナブンのように四角くはなく特に目立たない。こうやってじっくり見ると肢の構造がけっこう複雑。ロボットみたいだ。...外骨格のカニの脚を思い出す。でも薄っぺらで肉が少なく食べるところがほとんどないって感じ。ところでカナブンの幼虫ってどういうものであろうか?カブトムシの仲間の幼虫・蛹は地中なので目にすることが無いのだ。このカナブン、はじめアオハナムグリかと思っていたが、顔の前面に凹みがあるのでシロテンハナムグリらしい。このような光沢のある甲虫を見るといつも思う...君の背中は世界を映すんだね...夕方、新治市民の森にて。

| | コメント (0)

2006.07.22

第一号はドウガネブイブイ

Imgq22536

パパー!%$ヴ裔!!(悲鳴)!!妻がけさ玄関で虫を発見し大騒ぎをした。こういう場合は何をやっていてもとにかく急いで駆けつけねばならない。そして、これが玄関の傘立ての中にいた。実はもう一匹見たくない昆虫が死んでいたのだが、そちらには触れないでおこう(笑)。一見して(いわゆる)カナブンなのだが、顔がカナブンよりは丸っこく優しい感じがする。図鑑で調べたらドウガネブイブイだ。これの緑色バージョンはアオドウガネという。ではブイブイっていったい何か?こいつを触ったときにも特にぶいぶい言わなかったが。謎だ。ドウガネブイブイ...この和名ちょっとどうかと思う。ブイブイってドウカネ?

カナブン、アオカナブンの甲は張りがあって高級車のボディのように完璧でピッカピカであるのに対してこちらはご覧のようにややしわしわのデコボコがありランクが落ちる。ベランダで撮影したが逃げたいらしく、もそもそと移動して気に入った場所まで行ってからおもむろに飛び立つのだが洗濯物のジャングルに阻まれてなかなか外界に飛び立てなかった。取り入れた洗濯物の中に妻がこの虫を再発見したらまた一大事になるので苦労して引っぺがし、外に放り投げてやった。ぶーんという音をたてて無事飛んでいった。ヒトの家には入らないほうがいいぞ。危険だからな。虫嫌いということは虫を発見する能力に優れるということでもある。家の中の蚊、ゴキブリはやはり自分も苦手である。嫌悪感・恐怖感・パニックってのは伝染する。子にも当然刷り込まれているし。虫に対する態度は妻の方が圧倒的に影響力があったということである、うちの場合(苦笑)。
以上、我が家を訪れてくれたカナブンの第一号ということでドウガネブイブイのご紹介でした。

| | コメント (2)

2006.07.21

スギ食うスジコガネも好き好き

Imgq22777

昨日、道志水源林ボランティア間伐現場にて、昼休みの休憩時間に撮影。杉林にいてスギの葉に喰らいついているところを発見したので食草はスギなのだろう。スギなんて食う昆虫がいるとは思えないのだが、昆虫の世界は広いのでそういうのがいても驚きはしないが。コガネムシの仲間であろうからスギコガネとかかも。

帰宅後PCで詳細に観察してみると、頭胸部は緑色甲は黄金色スジが左右に4本か5本ずつある。また胸部にも縦スジが一本あり苦みばしった男の眉間の縦スジみたいだ。図鑑で似たのを探すがぴったりのが見つからない。ただスジコガネというのがいて針葉樹が食草であるというのが近いかもと思った。しかし、「背面は緑色、脚が黄色で甲に五本のスジがある」と記載されている。似ているようだが脚と背面の色がぜんぜん違う。

最後にネットで調べたらぴったりなのが見つかった。これならスジコガネで正解だろう。なんと図鑑の記載が正しくなかったということになる。でもこれちょっと深刻。信頼性が無いということか。それとも変異が多いということか。とにかく図鑑だけに頼ってはいられないということだけは確かだ。結局スギコガネではなくスジコガネだったわけだ。しかし道志村ならスギ食べ放題。タデ食う虫も好き好きとはよく言ったもので、この場合はスギ食う虫も好き好きってこと。空きニッチェというものは無いぐらいに自然は多様だということだ。最後に気づいたがスギの枯葉の赤褐色とスジコガネの甲の色はよく似ている

| | コメント (0)

2006.07.20

フタスジモンカゲロウ

Imgq22783

本日、道志水源林ボランティアの帰りがけのどうし道の駅にて撮影。道志川のすぐ脇のサクラの樹の葉にとまっていた。こういうのはぱっと分からないので苦手。じっとしてピクリとも動かなかった。家に帰ってPCでじっくり観察した。まず、翅が2対あり上翅は大きく三角形、下翅は小さく半円形長く細い尾が三本あり、うちの一本が短い。触角が長いと思ったのだが、よく見ると脚が2対しか見えないので前脚だ、しかも色が黒っぽい。翅には脈がはっきりあり上翅の上縁がやや黒っぽい下翅の下縁に黒っぽい帯がある。体は淡い黄色で黒っぽい細い筋がねじのように巡っている複眼は黒っぽく大きい
...とここまで観察しても、何の仲間だかさっぱり分かりません。君はいったい誰?
でおもむろに図鑑をひも解くと...ウスバカゲロウ、カゲロウ、カワゲラ、トビケラあたりが近そうである。が、先ほど上げた特徴と前脚が長いということからカゲロウの仲間らしいあることは分かった。が、わが図鑑では掲載種が8種と少ないためピッタリの種は見つからない。しかたないのでネットで調査だ。カゲロウの専門のサイトはあるのだろうか。あるのだろうなぁ。
....30分経過....
あまりまとまったサイトはないようであるがフタスジモンカゲロウではないかというところまでは分かった。腹の筋なんかそっくりである、また胸がオレンジ色っぽいのもそっくりだ。がこの写真では翅の黒帯がない。
がしかしこちらの画像では全体にそっくりだ。説明もピッタリと一致する。
ということでフタスジモンカゲロウに決定と(祝)。
ネットで調べているうちにフライフィッシング用フライとしてこの姿はパクられているということも分かった。つまり川魚の大好きなエサなわけだ。えーっと、しかしフタスジってどの筋のことだろうか?

| | コメント (2)

2006.07.19

食うものと食われるもの トラカミキリ

Imgq22623

近所の鶴見川土手にて撮影。ヤマグワの樹皮にさかさまにとまっていた。はじめスズメバチの一種ではないかと思い、恐る恐る徐々に近づいて撮影していったのだが、なかなか動かない。ピクリともしない。そして羽が無いのに気づいた。これハチじゃない。この時点でカミキリムシの仲間であることが直感でわかった。図鑑のカミキリのページの右端の方にあった黄色いやつらの仲間だろう。カミキリムシはおとなしいのが多い。ゴマダラもそうだったが動かない。肉食ではなく草食だからであろうか。帰宅後に図鑑を見たら一発で分かった。トラカミキリクワ類の生木を食するというからクワにとってはちょっと避けたい客だ。スズメバチに擬態するというのはたしかに効果がありそうだ、ヒトに対しては。しかし、トラカミキリあたりを捕食しそうな存在はなにか?夏の間、ヤマグワの樹皮にいるこいつらを捕食するのは。まず最初に思い浮かんだのはモズ。しかし夏の間はモズはいない。では、このあたりにいるものはシジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ツバメ。この中で樹皮にいるトラカミキリを捕食しそうなものはシジュウカラぐらいか?シジュウカラにスズメバチ擬態が通じるか?しかしそれよりも幼虫を好みそうだ。食べ易いし。だから、川の土手ではあまり捕食者はいないのではないかと思われる。この時期一番の大敵は補虫網を持った子供達であろうか。彼らには擬態は効くであろう。しかしクワの樹皮を食うとは、これまた大変効率の悪い食性だな。クワの葉とかとかもっと消化し易いものを食えばいいものを

| | コメント (2)

2006.07.18

ウズラカメムシ

Imgq22606

家から数分の鶴見川土手で撮影。小さなカメムシである。1cmぐらい。現場ではピントが合っているのか会っていないのかも分からないことの方が多い。だから何枚も撮影することになりこのカメムシも10枚以上撮影した。カメムシにしては変わった色合いである。イネ科植物にストローを刺して吸うわけなので目立たぬように生きて行くためにはリーズナブルな色の選択であると思う。肌色に褐色の縦線。なかなかいい感じだと思う。小楯板がけっこう大きいタイプ。サンダーバード2号を思わせる形肌の質感もいいなぁウズラカメムシ

最近補虫網を持った子供達を見かけることが多い。それもお父さん同伴で。もしこういう小さなカメムシを捕らえたら虫かごに入れるであろうか?たぶん、もっと大きな昆虫を想定しているのではないだろうか。小さなものをこうしてクローズアップでじっくり見るには現地で撮影するのが一番だと思う。昆虫採集もいいけど撮影の方が自然へのストレスも少なくて良いのではないだろうか。捕らえてみて初めて分かることも多い。匂いだとか、動きの力強さだとか、死んだふりをするとかしないとか、あらゆる角度から眺めてみることが出来るとか。だから採集は否定しない。特に子供は。だが、撮影専門という観察スタイルももっとあっていいのではないかと思うわけである。これまでさんざん野鳥観察してきたので捕らえずに観察するだけというのはごく自然なのだ。

| | コメント (0)

2006.07.17

カマキリ

Imgq22690

7月16日、鶴見川土手を観察して歩いていて発見。異様に警戒心が強く、しきりに当方を注視している。圧倒的なサイズの差もなんのその、この剥きだしの敵対心はいったいどこから来るのか?まだ幼さの残る小さなカマキリではあるが、そのハートはしっかりと先祖伝来のカマキリの心を受け継いでいるようだ。長い肢、小さな頭に大きな鎌。肉食昆虫の中の肉食昆虫だ。

うちの図鑑にはオオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ、ウスバカマキリ、ヒメカマキリの6種が掲載されているが、そのどれであるかは問題ではない。とにかくカマキリはカマキリ。ガチンコ格闘技の構えのカマキリ君。かっこいいぞ!君はいったい何頭身あるの?20頭身ぐらいか。前後左右にさっと動けるように広く取ったスタンス。脇をしめてやや下げ目の左右の鎌。警戒心あらわにじっと相手を注視。複眼の中に黒い一点が見えるが,これはどういうわけでこう見えるのか。単眼でじっとコチラを見ているように見える。

| | コメント (0)

2006.07.16

キアゲハの幼虫

Imgq22274

出ました。またイモムシです(笑)。四季の森公園で撮影。これはキアゲハの幼虫鮮やかな淡い黄緑色の地にくっきりとした黒とオレンジ色の斑点。腹のほうは白っぽい。シンプルで効果的な配色だ。美しいと思いませんか?なに、思わない。そうですか?気持ち悪いかもしれませんが、綺麗ではあるでしょ?なに?ハデだからこそなおさら気持ち悪い。そうですかぁ。素直に認めませんか?綺麗でしょ。

四季の森公園にはチョウの発生を促すための区画があり、その一角に植えられていた食草の上で発見。探せば他にもイモムシがいた可能性は高い。だが、そのときはナナフシモドキ、ベッコウハゴロモとかオオミスジコウガイビルとか超重量級の興味深いのを見た後だったので早く帰りたかったのだ。タイミング悪かったのね。四季の森公園も奥が深い。このチョウの幼虫、成虫に比べて体積がやたらと大きすぎないだろうか?翅に該当する部分がかなり体積を食うのか?それにしてもチョウの胴体と比べてあまりにも大きすぎるような気がしてならない。そういえばイボタガの幼虫と似てないだろうか?似てるよね。

| | コメント (0)

2006.07.15

トウキョウヒメハンミョウ

Imgq22348

これも四季の森公園にて撮影。池の脇あたりの植物の葉の上で日光浴していた。最初カミキリムシかと思った。全身が艶消しの黒で甲の下部には淡色の小斑が少しある。大きめで丸い出っ張った眼に細長い肢はシックでおしゃれな感じ。さらに先端が少し曲がった触角はユーモラスな印象も受ける。ネットで調べるとこれはトウキョウヒメハンミョウであるらしい。生物の和名にトウキョウとつくのは非常に珍しいのではないだろうか。なるほどハンミョウと言われればハンミョウに見える。

道教え」とも呼ばれるハンミョウは日本の昆虫とは思えないほどトロピカルな色合いで美しい。四半世紀ほど前にそれを最初に見つけたとき、あまりの美しさにこれは大変貴重な昆虫に違いないと思い込み、苦労して捕らまえて大学のサークルのノートに詳しい絵を描いて、大発見!これな~に?という質問を載せておいたら、虫屋の友達のコメント「ハンミョウ。どこにでもいる普通種」に、ひどくがっかりした思い出がある。こういうことはよく覚えているものだ。

そういえば、この昆虫シリーズを始めて、まだ一度もハンミョウにはお目にかかっていない。近づくとすぐに飛ぶので撮影はちょっと難しいかもな。こやつはハンミョウの仲間であるからして肉食である。すばやく動いて他の昆虫などを捕らえるらしい。かわいい顔して。...うしろ向いてないでこっち向いて!といいたくなる。トウキョウヒメハンミョウは植物の上で捕食をするのであろうから日光浴していたわけではなかろう。よく見たら体は真っ黒ではなく緑色または紫色の金属光沢があるようにも見える。

| | コメント (0)

2006.07.14

アミガサハゴロモの幼虫

Imgq22295

セアカツノカメムシを撮影してたときにふと眼にとまったのがこれ。最初は綿毛かな?と思った。でもなんでこんなところに?でよく見てみたらなんとではないか。!ピンときた。これ氏原さんのサイトで見た覚えがあった。ベッコウハゴロモ(訂正:アミガサハゴロモ)の幼虫だ。お尻のあたりから真っ白い毛をパラシュートかなにかのようにふわふわさせている。その下にはご覧のような体が。ウーパールーパーかなにかのような奇妙な質感の虫。ベッコウハゴロモ成虫はガに似ているがガではない。でも見たら絶対にガだと思うのだろう。これは自分のプアな昆虫図鑑にも載っていた。幼虫は載ってなかったが。小さいのと真っ白い毛があるので露出がうまく定まらないので苦労して撮影していたが、近づきすぎた瞬間、コイツは驚くべきジャンプ力でピンッ!と数十センチほど飛び上がり1mぐらい先に着地した。ピンッと音がしたのだ。すごい瞬発力だ。落ちて行くときにふわふわと落ちたようには見えなかった。もう一度見つけて飛んでもらいたいと思ったのだが、二度と見つからなかった。残念!

| | コメント (2)

2006.07.13

セアカツノカメムシ

Imgq22290

これはセアカツノカメムシ。けっこう大き目のカメムシ。ご覧のように色合いが派手なので豪華な感じがして嬉しかった。アカスジキンカメムシに良く似ている。色合いを除いて形、肌の質感はそっくりである。背中に赤が目立つ、角のように肩が突っ張ったカメムシだ。アカキンの時もそうだったが、こういうカメムシを見ると「毛穴」に目がいく。昆虫なのでもちろん毛穴とは言わないのだろうが。鼻に貼ってべりっと剥がすアレ、毛穴パックをしてやりたくなるな。すっきりしようよ。ついでにデオドラントにも気をつけようね>カメムシ君
★ココログは今のところ直っているような気がするが、安心して使えるようになってほしいもんだ。

| | コメント (3)

2006.07.11

エダナナフシ訂正ナナフシモドキ

Imgq222522

四季の森公園にてナナフシを発見。ちょうど目の高さの幹にとまっていた。頭を上にして見事に伸び切っていた。動かないのでしばらく接写を楽しんだ。しっかしなんと言う形態であろうか。腹の先まで同じ太さの一本の小枝のよう。2対の肢をしっかりと広げてバランスをとっている。そして前肢は見事にまっすぐに伸ばし、その指先まで一直線で緩みも無い。水泳選手の水中姿勢や、高飛び込みの選手を上回る文句のつけようの無い伸びっぷりである。こうして写真をクローズアップでみるとまた新たに思う。変な顔!複眼は分かる。が、その下のぐるっと丸いものはいったい何?口か?驚異の自然だな。なんだかタコに似てないか?日本には18種のナナフシがいるらしい。地域種を除くとエダナナフシ、トゲナナフシあたりが普通種。で、これはエダナナフシではないかと思うのだが、確信はない。
ひとしきり観察して最後にちょっとだけいたずら心が顔をもたげてしまいちょっかいを出してみた。腹の先を少し指で触れてみたのだ。するとどうだろう。このナナフシは体を勢いよく左右に振りはじめた。ぎょっとした。なんだこの動きは!風に揺れる小枝には無い激しい動き。自分が驚いたことからこれは驚かせる意図があるのだろう。ごめんなさい>ナナフシさま。

★今日から48時間もメンテナンスとかでココログの投稿が出来なくなるようであるが、夜でもさくっと動くようになることを強く望むよ

Imgq22242
★その後ネットでいろいろ調べてみたらナナフシモドキのほうに近いのではないかと思うようになった。

| | コメント (0)

2006.07.10

謎の生物の正体はオオミスジコウガイビル

Imgq223392

7月9日午前中、娘を英検に連れて行った後、妻と買出しに出かける。午後、四季の森公園に自転車で出かけてみた。今日はマウンテンバイクが修理中のためママチャリで。こちらの公園も正門が七夕で派手に飾られていた。幼稚園児であろうか。サッカーがうまくなりますようにとかの望みが短冊に拙い字で一生懸命書いてあった。母親の望みもたくさんぶら下がっていて微笑ましい。

園内では様々な自然を観察して回ったのだが、紹介したいのはこれ。岩場をうねうねとのたうつコイツ。まず思ったのはもちろんヘビ。しかし次の瞬間そうでないことに気づいた。よくみると先頭部には目や口を備えた頭部らしきものはなく、ただいかり型に広がっているだけである。幅はたぶん4mm程度。長さは数十cmと思われた。いったい何だこれ?思い浮かんだのはなんと回虫である。ヒトの体内に寄生して栄養分をこっそり少し盗み取り、消化管内でひっそりと生きているあれ、カイチュウだ。それが体外に排出されたものが大慌てしているところではないか?と思ったわけ(見たことも無いが)。でもそんなわけはないだろう。節はないようなのでミミズなどの節足動物ではないだろう。では軟体動物か。まったく分からない。

この日、他にもいろいろと面白い昆虫を観察したが、これが一番大発見だと思った。すみません、気持ち悪くて。この生き物が何か分かる方がいたら教えてくださいませ。よろしくお願いします。
(夜のココログが使えないせいで最近は朝投稿するパターンになってしまっている。)
イタリア優勝おめでとう!

Imgq22339

| | コメント (4)

2006.07.09

夏恒例の小田原往復

Imgq22125

7月8日土曜日、久しぶりにマウンテンバイクでロングに出かけた。行き先は恒例の小田原だ。中原街道、茅ヶ崎、平塚、大磯を経由し小田原の松原神社で折り返しだ。毎年行っていてもう何回目になるだろうか。今回は曇りだったので日焼けを気にしないでよいかと、日焼け止めを用意しなかった。下はランニング用のショートタイツとジョギングシューズ。上は自転車用の派手な半そでウェア。頭は何と海軍帽。ウェストバッグに携帯、デジカメ、小銭入れと氷砂糖をビニールに包んで入れていった。

なんせ久しぶりなもので多少の不安があり、はじめはとにかくゆっくりめで心拍数を上げないように走った。可能な給水所は全て利用した。宮の下交差点からフォレオまでの長い坂はいつも最初の難関だ。交通量がやや少なめだったせいもありゆるゆる走っても特に怖い目にはあわなかった。順調に進み厚木飛行場を過ぎたあたりで左折。今日は女性のバイクがやたらと目立つような気がする。しかも大型。なにかの理由ではやっているのだろうか。新幹線橋脚下はなんとぴったり60分で通過。緩めで走っているのにいつもと同じタイムだ。信号のロスタイムが少なかったのか。曇っているのになんだか頭頂部に熱を感じる。熱線は雲を通して届くのか。遠赤外線に焼かれてはたまらんので帽子に水をかける。効果あるのかどうかわからないが。

そんなこんなで国道一号に合流して右折し、馬入橋(相模川)を渡ると平塚だ。いつもどおり駅前の通りを通る。が!なんと湘南ひらつか七夕祭りというのを大々的にやっていて、中心部は全面通行止め。そして人が異様に多い。なんじゃこれは!ほうほうの体で逃げ出しバイパスに出る。入り組んだ道を苦労していつもの牛丼屋に入ったのが1204時。豚丼大盛で腹を満たし1215時に出発。昼飯のロスタイムは11分。いつもより1分長い。高麗山(こまやま)を見ながら花水橋を渡るとき、さっと涼しい海風が吹いてきた。あぁ、すぐそこは湘南の海なんだぁ。なのにだんだん晴れてきて気温は上がってきたようだ。困ったぞ。日に焼けてしまうじゃないか。

今回は化粧坂(けわいざか。旧東海道だ)を通らずに道なりに国道を進んでみた。鴫立庵(しぎたつあん)、伊藤博文の旧居そう狼閣(字が出ない。さんずいに倉)を過ぎ、左手に遠く大磯ロングビーチをちらと見ながらひたすら西を目指す。このあたり、路面が非常によく、ロードノイズがほとんど出ない。だが、自転車にとって重要な路面の左端部分は段差があったり、工事跡のでこぼこがあったりする。こんなことだから自転車は左端を通れないのだ。大磯城山公園は信号のタイミングが合わなかったためパスする。なにボトルの水はたっぷりあるから大丈夫。二宮やら国府津を過ぎ小田原市内に入る。酒匂川を渡ると5分で松原神社に到着。やれやれ。1310時。

道中の無事を感謝し帰路の無事を祈る、もちろん他にもいろいろと。水を使ったり池の中にすっぽんを発見したりして休む。近くの自販機でカロリーと水分とミネラルを補給し1330時、帰路の出発。後輪がゆらゆらする感じがしていたのに気づき、走りながら後輪を観察してみてびっくり。ぶれている。それもかなり。自転車を止めて後輪を回してみる。おお!タイヤにケバ立ちが出ていて少し変形しているではないか。回すと一定の角度で左右のぶれが出ている。これでは力が効率よく伝わらないので疲れるはずだ。いや、それよりもいつバーストするかも知れないではないか。危ない危ない。どうしようか。

疲労感が出てきたこともあり、さらにゆるめで走るしかない。ま、時間はたっぷりあるし、危険なまねはやめてゆっくり帰ろう。大磯城山公園で給水&トイレ休憩。若い自転車野郎の先客が一人。軽く挨拶する。どこから来てどこまで行ったのであろうか。埼玉から箱根ですとかだったらすごいなぁとか勝手に想像する。往復200キロを超えるかな。

Imgq22134

平塚はバイパスを通り、祭りの混雑を避けた。平塚八幡宮でちょっと休憩を兼ねて撮影。見事な吠えっぷりの狛犬さんだった。馬入川を渡り、狭い道に左折すると少しほっとする。時おり後輪を見るがやはりぶれている。ぶれが激しくなったら一体どうなるのだろうか。怖い光景を想像する。いかん、ゆっくりゆっくり。買い物客で混む寒川駅前を通り抜け、中原街道を東進する。上り坂が辛い。ほとんどスピードは出ないので、ギヤを思いっきり下げて登る。登るときは後輪に力を加えているのでひどいことは起こらないのではないか。それよりも下り坂で漕がずにスピ-ドの出ているときの方が恐ろしいことが起きるような気がする。なので下りもブレーキをかけてスピードは出せない。自販機で休憩するがなかなか走り出せない。10分ほど休んでよろよろと走り始める。いつも帰路の後半はこうだが、今日はいつもより疲労度が強い。ここからはしかも坂ののぼりおりが激しくなる。後輪を気にしつつ、太ももの疲労度の許す範囲内で走る。最後はへろへろで帰宅。しかし帰宅せずに自転車屋に直行し不具合を相談する。90年にこの店で購入した自転車だからもう16年になる。マウンテンバイクというものがはやり始めた当初のものだ。タイヤがぶっとく車体が重い。おばさんは一見してあぁ、タイヤがダメですね。よく小田原から帰ってこられましたねぇと感心された。16年間一度も交換することなく耐えてきたわけだからもう十分だろう。前輪は問題なかったが両方ならお安くしときますよという一言で、じゃ、前後ともタイヤ交換お願いします。ついでにブレーキパッドの調整もお願いします。ということにした。無事に修理できたら、水で洗ってピッカピカに磨いてやろうと思った。CRCも差してやろうと。

細かいところは端折ってだいたい往復100キロというところか。
途中から晴れたので両腕が特に日焼けした。二の腕のあたりでくっきりと白と赤に分かれてしまった。それから首の後ろが筋肉痛だ。6時間ほど頭を上に持ち上げていたからだ。
さあ、夏本番だ。

1015 出発
1115 新幹線橋脚下
1131 寒川の角
1144 国道1号
1204 平塚の牛丼屋
1215 出る
1310 松原神社到着
1330 復路出発
1410 大磯城山公園
1415 出る
1438 平塚八幡宮
1450 国道1号から別れ寒川方面へ
1501 寒川の角
1515 新幹線橋脚下
1525 自販機で休憩5分
1640 ゴール

Imgq22159

| | コメント (2)

2006.07.08

アイコを収穫

Imgq22115

ミニトマトが今朝、初の収穫を迎えた。苗を植えてから約2ヶ月真っ赤に熟したやや細長めのミニトマト。小さいのにずっしりとした重みがあり、見るからにおいしそうだ。たったの一個だが嬉しい!

5月の連休明けに隣町の県会議員の園芸店で買ってきたトマトの苗二株。土は固まりにくく通気性、通水性が良いという粒状のものを選んでみた。鉢はなるべく大きく深く、根の張る領域が広くとれるものにした。また、ベランダで風が強いので強風時には移動させたり、風向きにあわせて鉢の向きを変えたりした。大きくなってくると支柱を2本仕立てにして、しかも強く結び過ぎないように加減して固定した。世話をして葉や茎に触れるたびに指につくトマトの甘く強い香りは驚きだった。原産地の環境を意識して水やりは控えめにした。これまで毎年いろんな野菜を育ててきたがナストマトアブラムシがつきやすく病気にもなり易いということが経験上分っていた。一個の収穫もできずに全滅という年もあった。なのであまり期待せずに、しかし希望は持って育ててきた。

数日前から赤みが強くなってきていたので今朝、そろそろどんなもんだろうかと思って触ってみたらぽろっと取れたのである。スーパーではミニトマトが房まるごとパックされて売られていたりするので、房ごと収穫するものかと思っていたのでちょっとビックリ。水できれいに洗って朝食中の妻に進呈した。感想は味が濃く、美味しいが皮が厚い!とのこと。アイコという品種であるがネットで調べてみたら、まさにそのような意図を持って開発された品種であることが分った。果汁が飛び散らないようにわざと果肉を厚くしているという....へぇそういうニーズがあるんですか。

これから実が続々と赤くなって行くので毎朝獲れたての完全無農薬のミニトマトを食べることができそうである。(収穫は一日に一個ぐらいだろうから家族ひとりずつ順番になりそう)あとは虫がつくのを見逃さないように毎朝よく観察して世話することにしたい。どんなアブラムシも決して容赦はしないぞ(笑)。(この笑いは我ながら奥が深い)

★これは昨日(7/7)朝のこと。夜のココログのせいで7/8の朝になって投稿。ぷんぷん

Imgq22118

| | コメント (2)

2006.07.07

ツヤマルシラホシカメムシ

Imgq21261

鴨居原市民の森の南地区ハンカチ広場で撮影。すごく小さな虫なので、ピントが合わずに何枚も何枚も写しては捨て写しては捨てた。上の写真が一番まともだった。ピントが甘いが。デジカメだから何枚撮影しても消せばなんでもない。ただ撮影しては画像を確認してため息をつき、削除する...というのを繰り返すと疲労感は大。被写界深度が数ミリしかないのと、オートフォーカスで合わせると後ピン傾向が強い(背景にピントが合ってしまうからだろう)のでピントを合わせたあと2~3mm(昆虫の厚みの分)バックするということがいかに難しいか。対象が小さければ小さいほど撮影が難しい。この辺がコンパクトデジカメの限界かなぁ。一眼デジカメにマクロレンズをつければ、こういう場合でもばっちりのが撮影できるのだろうなぁ。(あぁ、いかんいかん。物欲が...)このツヤマルシラホシカメムシが今までのところ一番苦労した対象である。ツヤのある、白い星が背中に目立つカメムシという分かり易い和名だ。だがちょっと説明しすぎな感もする。こやつは眼がやや出っ張っていて丸いので他のカメムシとは顔つきが違って見え、ちょっとかわいい感じ。もしかしたら臭くないかも。とか思ってしまった。(試しては無いけど)
★それにしてもココログは夜は使えん状態で困るぞ。ぷんぷん!

| | コメント (0)

2006.07.05

コナラとクヌギについて

Imgq21949 Imgq21953

昨年秋に拾ってきたドングリを育てていて、今かなり大きくなっている。ここでひとまず、コナラとクヌギの発根から発芽、葉の様子などについてまとめてみたい。(クヌギアベマキあるいはクリなどの非常に良く似たもの同士を比較できればより面白いのであろうが、うちにはコナラとクヌギしかないのでご勘弁)

1.発根の時期

コナラは秋に地面に落ちたときからすでに発根が始まっている。ドングリの尖った方から白い根が顔を出しているものが多かった。なるべくそういう元気のよさそうなものを拾ってきた。二晩ほどバケツの水につけて、産みこまれたコナラシギゾウムシだかなんだかの卵か幼虫を窒息させてからトロ箱などに植えると、そのまま直ぐに根が伸びて地面に固着した。そして冬を越した。 クヌギの発根は春になってから(もちろん、拾ってきてニ晩水につけた)。まったく落ちたときのままの姿で冬を越し、温かくなってからおもむろに発根する。コナラと同じようにドングリの尖った方から白い根が顔を出し、地面にもぐりこむ。冬の間の乾燥には比較的強いようだ。なぜなら根を出さなかったためもうだめかと諦めていて特に保湿を心がけなかったのにちゃんと発根したからだ。しかし、土に半分程度埋めるなどしておいた方がより発根率は良かったのかも知れない。

2.発芽の様子

コナラは純白の芽をぐぐっと伸ばし、やがてある高さまで来ると伸びを止める。そして、白い毛に包まれた小さな葉を広げる。葉が広がるにつれ白は消えて行きやがて緑色の葉になる。葉は幹(と言うほどではまったくないが)の一箇所から輪になって3枚、4枚あるいは5枚つく。いわゆる輪生のような状態となる。葉が十分育つと色も濃くなり、いっちょまえのコナラの葉になる。葉が全部広がるとしばし動きを止めたかに見える。だが、やがて先端部に次の葉の芽が出来てくる。時間をかけて芽が充実するとこれがそれぞれに伸び始める。葉と主幹と枝である。葉は小さなもの。枝からも小さな葉が出来る。主幹はひとしきり伸びるとその先端の葉がだんだん広がって行く。このようにコナラは伸びては止まり葉を広げるという段階的な成長をしてゆく。したがってこれを一段目とか二段目とか言うようだ。

クヌギは淡い緑色の芽を伸ばす。コナラのような純白ではない。その芽は先端に葉が集まっているのではなく途中途中に葉の芽を持って伸びてくる。そして伸びながら葉も大きくなって行く。コナラのように一旦伸びが止まってから葉が広がるというのではなく全体に伸びながら途中の葉も広がって行くという連続的な育ち方をする。また葉は幹の一箇所から輪になって出るのではなく互い違いに離れてついている。いわゆる互生のような状態である。枝は葉の付け根から出るのであるが、完全に広がった葉から徐々に枝芽が充実してゆくようであり、枝が伸びてくるのは後まわしのようである。だからクヌギは一目散に主幹を伸ばして行く。そして葉は下のほうからだんだんと完成してゆく。

3.葉の質感

コナラの葉は最初は純白の毛に覆われた美しいものだが、だんだん普通の緑色の葉になってゆく。そしてパサパサで頑丈な葉になる。緑色は濃く、だが主脈は淡色で特に根元側で黄色味が強い。また葉の裏側には当初目立っていた毛が残っていて、裏全面に小さな毛がびっしり生えている。手触りでそれを感じることができる。だから表はゴワゴワ、裏はやや手触りが良い。 クヌギはコナラに比べるとそれほどゴツイ感じがしない。やや葉も薄く、特に完全に広がってない葉ではへなへな感が強い。また毛はほとんど無い。主脈は表側と裏側の両方に盛り上がっていて光の加減ではくっきりと浮き上がって見える。コナラの主脈は表側にはほとんど盛り上がっていないので、特に根元側を触ってみれば違いを感じ取ることが出来る。また主脈から葉の縁に伸びる側脈は裏側に盛り上がっている。これも同じように光の加減で葉の裏側に側脈がくっきりと見える。また側脈の間隔がコナラに比べてやや狭くまた、そろって見えるので平行感が強い。

4.葉の形

コナラの葉は根元側が細く先に近いあたりでもっとも太い、先太の菱形で全体に鋸歯がある。クヌギは根元側の細さがコナラほどではなく先の太さもコナラほどではなく、一様に細めである。また同じように鋸歯がある。コナラの葉は主脈部分ではフラットであるが、縁が上下に波うっている。これに対してクヌギでは側脈の間が表側にやや膨らんでいるものが多く、特に幼葉ではその傾向が強い。したがって側脈にそって葉は表側に波うち、側脈自体は裏側にふくらんでいるので、側脈が強調された感じがする。だが、たくさんある葉を一枚一枚見てゆくと、特に生長中の葉などでは形だけではコナラかクヌギか見分けがつかないこともある。ここで3で述べた主脈裏の毛での判別が有効となる。

5.その他

コナラは冬の間に根が伸び、いつのまにかドングリの殻は割れているものが多かったが、クヌギの方はドングリの殻が割れたものはまだ無い。冬の乾燥から身を守るためには割れるわけにはいかないのだろう。

Imgq21965 Imgq22076

| | コメント (6)

2006.07.04

コウチスズメを裏側から見る

Imgq22048

コウチスズメは二度目の観察である。前回は植え込みのドウダンツツジにとまっていたのを発見。今回はその近くのガラス内側から撮影した。燐粉リッチな翅と体。生まれて日の浅いまだ新鮮な個体なのだろう。前回もそうだったが触角を折りたたんでいる。口のあたりは前歯が飛び出したネズミのように見える。そして黒い大きな複眼。こんなに大きな目をしていたのか。ガらしくないぞ、そこだけは(笑)。ふつうはこうやって裏側から見ることはあまりないことなので今回はラッキーだった。

さて、このガの下翅(もちろん表側)にはギョッとするような眼の模様が隠れている。この写真で言うと上翅がかぶさっているあたりだ。ふだんはこうやって奥の手を隠しておいて、イザというときに上翅を上にずらすことによって眼の模様を露出させ、相手をびびらせておいてから悠々と飛んで逃げるという寸法。図鑑によると口が退化してしまったガは多いらしい。スズメガはチョウと同様のストロー状の口を持っていて花の蜜を吸うという。君もスズメガの一員だろうに、そのプアなおちょぼ口かい。その口で君はいったい何を食べるんだい?何かを食べられるとはあまり思えないのだが。心配してもしようがないが。...いや、しかしある意味で悪魔的なお姿である。

| | コメント (0)

2006.07.03

ゴマダラカミキリ

Imgq22092

ゴマダラカミキリは街中でも比較的よく見かけるカミキリムシだ。娘が小学生のころ、夏休みに学校の植え込みでゴマダラカミキリを捕まえてきてしばらく飼ってみたことがある。たしか、捕まえるとキーキー鳴いた。スイカの皮とかモモの端くれなどを食べさせていたが、虫嫌い家族の反対が猛烈なため泣く泣く放した覚えがある。

このゴマダラカミキリは鶴見川の土手にて発見。クズの茎の皮を一生懸命に食べていた。ガリガリガリガリ....ひたすら食害にいそしんでいた。そう、このカミキリも害虫として名高い。育てている植物をこの熱心さ、ひたむきさで食われたらこれは堪らないであろう。だが土手に生えているこういうクズであればいくら食べても誰も文句は言うまい。近くによって撮影してもまったく気にしない。6cmでも逃げない。強固な外殻を持っているためそう簡単には捕食はされないのであろう。またこういう甲虫は食ってもまずそうだし。だから悠々と食べることに専念できるのか。昨晩NHKで功名が辻をやっていて戦のシーンがあったが、武具に身を包んだ武士の姿がカミキリムシと同じだと思った。自然は厳しい。常にいくさの構えでひたすら食うべしだ。ひたすら食って相手を見つけて繁殖し子孫を残す。それがシンプルな掟。

| | コメント (0)

2006.07.02

オカダンゴムシ

Imgq22066_1

上山市民の森にて。オカダンゴムシ。どこにでも居るいわゆるダンゴムシだ。この森はけっこう暗く、コナラシラカシトチノキを始めかなりの種類の樹木がある。あまり暗い森には昆虫は少なく、というかあまり見つけることは出来なくて、明るい林縁などの方が昆虫探しにはいいようだ。で、樹液があったり、花など咲いている場所があるとそこに虫が集まる。しかし、ここではあまりそういう虫達の集まる場所が無く、徒労に終わりかけようとしているときに見つけたのがこのダンゴムシ。節足動物の仲間として撮影しといてやろうと思ったわけ。で、自宅に戻ってPCで見てみるとご覧の通り。思ったよりもメタリックな感じがする。よく見ると周りの景色が映りこんでいる。地面、樹木、樹間が少し開いたギャップから空が見えている。後ろの6節、中の7節、それより前は頭部か。これでうまく丸まるわけか。形としてやはり面白い。肢は7対の14本あるらしい。なんだかカブトガニっぽい。

さて、今回は虫除けスプレーをつけていった。虫除けというのは蚊に刺されるのを防ぐという意味だから昆虫観察にしていってもバチは当たらないだろうと思い直したのだ。始めは良かったのだが、ダンゴムシあたりで、虫除けスプレーなんのその、蚊がうじゃうじゃ寄ってきて右手の小指に止まろうとしているのを発見した瞬間、鳥肌が立ち、一挙に退散モードに!上の写真を最後に足早に立ち去ることになった。それにしても蒸し暑く、不快指数が高い。蚊にたかられるとそれも頂点に達する。でもこれが日本の夏。あぁ。

ネットで調べたらオカダンゴムシは外来生物とのこと。これは驚き。知らなかった。日本古来のダンゴムシはセグロコシビロダンゴムシという。識別は頭の形だそうだが、この写真からでは識別不能。だからもしかするとセグロコシビロダンゴムシの可能性もある。しっかし、日本古来のものの方が和名が長いというのはいったいどういうこと?

| | コメント (0)

2006.07.01

タマナギンウワバ

Imgq21998

ヤガ科のガには大変たくさんの種類があり、そのいずれも似ていて識別はなかなか難しい。その中でタマナギンウワバというのが一番近いと思う。初めてこのガを見たとき、これはす、すごい!異形(いぎょう)のガだ!と思った。普通の人なら誰でもそう思うだろう。盛り上がった肩の部分。羽の一部が異様に盛り上がってる。白ペンキが垂れたようななんとも微妙な模様。目立たぬよう何かに擬態した模様なのであろうが、異様な形に目を奪われてかえって目立つ。しかし、なんという形だ。もしかして枯葉か?擬態しているのは。

ネットでタマナギンウワバを調べるとキャベツの害虫としての記述がやけに目立つ。フェロモントラップとか。相当な被害感があるのだろう。たしかにこれを発見したのも農地の近くであった。害虫かぁ。観察記録よりも害虫としての記述が多いなんてなんとかわいそうなガだろうか。

さて、以前からチョウとガの違いが良く分からないとぼやいていた。ある時点で、チョウとガは形態的にここがこうなっていればチョウ、そうでなければガという明確な識別ポイントはないのではないかと思うに至っていた。鳥類で言えばワシとタカの違いのようなものではないかと。で、この疑問にずばり答えてくれているサイトを発見!自分の知りたいことをあまりにも見事に説明してくれているので拍手してしまいました。パチパチパチパチ。悩んだ期間が長ければ長いほどこういうときのカタストロフィーは大きい。スッキリ!スッキリ!って感じ(この辺はテレビの見すぎ)。

Imgq21997

なんだか、顔のようにも見えませんか?

| | コメント (2)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »