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2006.11.16

「亥」篆刻

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数年前に東急ハンズで安い篆刻セットを入手し、以降何本か彫っている。最近急に秋も深まり、年賀状も発売されたので先日、年賀状用に「いのしし」を彫ってみた。手持ちの本にフォントがいくつか掲載されていたのでそれを参考にして、紙に二つ三つデザインしてみて、そのうちよさげなものをトレーシングペーパーに書き移す。石材はのこりものの柔らかい材質の初心者用のものだ。サンドペーパーで面を平らにする。セロテープを少し使ってトレーシングペーパーを面に裏返しに貼りつけ、間にカーボン紙を挟み固定し、エンピツで字体をなぞる。すると石材の表面に逆さに字体が写る。
今回は文字に色がつく朱文で彫るので文字以外の部分を彫る方法となる。専用の木材(印台)に挟んで彫りやすく固定する。まずは周囲の輪郭から彫る。久しぶりなので印刀が持ちにくい。少しずつはみ出ないように慎重に彫り進む。一気に集中し、周りのことが頭に入らなくなる。小さな2cm四方の石の表面に全神経を集めて彫る。彫る。彫る。ごりっごりっぐりぐり。ふー。ごりっごりっ。

輪郭が終わると字の彫りやすそうな部分に入る。逆さにしたりたまった削りカスをごみ箱に捨てたりしながら少しずつ進む。力を入れすぎて一挙に失敗することがあるのでまくまでも慎重に。今回は石が小さいのでなかなか難しい。彫った部分がなるべく同じ深さになるように、また、残す部分の角度が崖っぷち(直角)になるように整える。交差した部分が段差にならないようにまっすぐの部分をまっすぐにしていく。削りカスが邪魔でカーボンが見えなくなっていく。やがて設計どおりに彫れたら、今度は味付け。縁や枠、直線部分があまりにも直線だと面白みにかけるので少しゆがめたりわざと欠け目をつけたりひびを入れたりする。ただこれもあまりやり過ぎないように控えめな味付けをする。
すると朴訥ないい感じの「亥」の篆書が完成した。思いついてからほんの小一時間で完了。これを年賀状に使うことにしたい。

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