ヤハズハエトリ♀など@鶴見川土手
むし暑い朝、鶴見川の土手に出てみた。いきなりトンボが乱舞していた。小型のトンボで、翅に模様はないようだった。黄色っぽい腹。止まってくれないと何だかさっぱり分からない。しばらくサルスベリの木陰で双眼鏡で観察していたが、止まる様子が無いため諦めた。サルスベリにはピンクの複雑な形の花が咲いていた。ここからは勇気を振り絞って草薮に入り込んだ。草のジャングルは気味悪くて普通の人は誰も分け入ろうとは思わないような雰囲気になっていた。たっぷりと虫除けを塗りたくってきたので蚊対策は万全と思いたい。クズやアレチウリやらが空きニッチを埋めようと必死でツルを伸ばしまくっていてまともに歩けないが、上から跨いだり強引に突っ切ったりして進む。そしてはたと気づいた。こんな草薮にはトンボは居ないだろう。
ササの上で見つけたのは腹にスマートな暗色の筋を持つハエトリグモ。前回見つけたヤハズハエトリのメスである。雄と雌でだいぶ体色が異なる。ほっそりとしたハエトリグモである。やはりカメラ目線をびしっと決めてくれるのでハエトリグモは好きだ。網を張らない徘徊性のクモである。
首の後ろが痒いので左手で何かを掴んだところ、それはウズラカメムシだった。葉の上にそっと載せてやったら飛び立とうとした。下翅を広げる前にシャッターを切ったらこいういうかっこいいのが撮れた。下翅を広げると背中が黒っぽくなり印象が変わる。こういう瞬間はめったに撮れないので嬉しい。最初にさわった時につぶさなくて良かった。
さらに進むと釣りをしている男が居た。クズの葉に弱弱しい虫を発見した。いかにも魚の餌となりそうな感じだ。カゲロウか何かの仲間だろうが、図鑑も無いし良く分からない。PCの画面でよく見ると眼がミラーレンズのようなミラクルな色で美しい。
ほんの小一時間だったがほとんど日陰の無い中で汗びっしょりになってしまい、一回りしてとっとと帰った。7月28日、朝、鶴見川土手にて。
★明日は都合により掲載はお休みです。ま、いわゆる夏休みってことで。^^;
| 固定リンク
「その他昆虫」カテゴリの記事
- クロヒラタヨコバイ@新治市民の森(2015.09.03)
- 教えて!不明スケバ?@新治市民の森(2015.05.07)
- ウスバカゲロウ@三保市民の森(2013.07.20)
- ムネクリイロボタル(2013.07.05)
- スカシシリアゲモドキ@道志村(2013.06.01)
「カメムシ」カテゴリの記事
- ヒョウタンナガカメムシ@四季の森公園(2016.06.18)
- ヒゲナガサシガメ成虫@新治市民の森(2016.05.23)
- シロオビアワフキ幼虫@北八朔公園(2016.05.13)
- ヒゲナガサシガメ幼虫@北八朔公園(2016.05.12)
- ウシカメムシ@四季の森公園(2016.01.23)
「クモ」カテゴリの記事
- アオオビハエトリ@四季の森公園(2016.06.04)
- ヤサアリグモ@新治市民の森(2016.05.28)
- ネコハエトリ@新横浜公園(2016.05.14)
- ナミホシヒラタアブ♂@新治市民の森(2014.03.11)
- ナミホシヒラタアブ@新治市民の森(2013.03.13)
「昆虫」カテゴリの記事
- シロテンハナムグリ交尾器@新横浜公園(2014.09.02)
- キンケハラナガツチバチではなくヒメハラナガツチバチ@新横浜公園(2016.05.19)
- キンケハラナガツチバチではなくヒメハラナガツチバチ@新横浜公園(2014.09.01)
- オオスカシバ終齢幼虫@鶴見川土手(2015.10.10)
- 不明ハチはアオスジハナバチ@新治市民の森(2007.10.31)
「自然」カテゴリの記事
- シロテンハナムグリ交尾器@新横浜公園(2014.09.02)
- キンケハラナガツチバチではなくヒメハラナガツチバチ@新横浜公園(2016.05.19)
- キンケハラナガツチバチではなくヒメハラナガツチバチ@新横浜公園(2014.09.01)
- 不明ハチはアオスジハナバチ@新治市民の森(2007.10.31)
- ニシキキンウワバ⇒ミツモンキンウワバ@鴨居駅ホーム(2008.10.15)
「鶴見川土手」カテゴリの記事
- オオスカシバ終齢幼虫@鶴見川土手(2015.10.10)
- サンゴジュハムシ幼虫@鶴見川土手(2016.04.24)
- ウワミズザクラ開花@鶴見川(2016.04.17)
- ニホンカワトンボ@新治市民の森(2016.04.11)
- ベニシジミ@鶴見川(2016.03.28)
コメント