« アズマキシダグモ@新治市民の森 | トップページ | 黒王号でちょっと房総半島まで遠征 »

2007.08.09

ハリゲコモリグモ@新治市民の森

Imgr6215_2 Imgr6216
クモは体が大きくふたつに分かれていて、頭胸部と腹部からなる。このクモはどう見ても三つに分かれていて、いったいどうなっているのかが頭の周りに漂った。地味だがかなりくっきりとした淡褐色・暗褐色の模様が複雑。眼が4つまでは分かる。青白い腹部?が異様な感じがする。
自宅でまずは高野図鑑で調べたところ、ウヅキコモリグモのページに卵嚢(らんのう)を腹部にくっつけたクモの写真があったので青白いものは卵嚢と判明した。つまりこれは♀ということだ。新海図鑑でコモリグモを調べると似たようなクモがわさわさ居た。生息場所と体色(頭胸部の模様)からするとハリゲコモリグモが一番近いように思われた。脚にトゲのようなものがあり、これが和名の由来と思われる。
卵嚢は生んだたくさんの卵を糸でくるんだ物らしいが、どうやって作るのだろうか?糸でこんな立派な袋を作ることが出来るのか?糸も卵ももともと腹部に入っていたものなので産卵以前は相当腹部がふくらんでいたものと思われる。そして、産卵後はご覧のように腹部が小さくなっているのだろう。
8月1日、新治市民の森にて。
★卵嚢を見たのはこれが最初だった。昨日のアズマキシダグモ(?)は8月5日の観察。
Imgr6786
sasaganiさんよりいいコメントをいただいたので昨日のクモについてもう少し検討したい。これは別の写真で眼の部分が一番分かるもの。眼は前列に4個、後列にも4個あり、後列の中の2個が大きい。そして、前に突き出したツノのような毛はまったく見えない。そして、その他識別に関係ありそうな情報を再度検討したい。
まず、時期は8月初旬であるが、アズマの出現時期は図鑑に5~7月とあり、頭に引っかかってはいた。イオウイロハシリグモは6~9月とある。
そして大きさだが、現物はかなり大きな印象があり、今となってはあいまいな記憶によるしかないが、脚を除いた部分がだいたい15~20mmぐらいはあったような気がする。脚まで含めると70~80mmぐらいであろうか。図鑑によるとアズマ♀は8~13mm、イオウイロ♀は18~28mmとある。
二列ある眼の位置関係は、この説明によるとアズマに近いように思われる。ただ、両方見ているわけではないのでなんともいえない。
sasaganiさんご指摘の頭部のツノ状の毛(頭胸部中央の淡色斑が眼の中央部を通って前に突き出しているもの)は、手持ちの図鑑、上で参照したネット図鑑にあるアズハはすべてご指摘のような特徴を備えているようである。そして、この個体には認められない。
というわけでこの個体はアズマキシダグモというよりはイオウイロハシリグモではないかと思うようになった。sasaganiさんどうもありがとうございました!
ただ、sasaganiさんから教えていただいたツノの件がなければ図鑑だけではイオウイロハシリグモは全く眼中に入らなかったものと思われる。見た目だけでなく大きさや時期、ネットなどでの追加情報を総合的に見当しないとやはりしろうとには同定は難しいもんだと思う。

|

« アズマキシダグモ@新治市民の森 | トップページ | 黒王号でちょっと房総半島まで遠征 »

クモ」カテゴリの記事

新治市民の森」カテゴリの記事

自然」カテゴリの記事

コメント

こんばんは♪
ふーんクモの世界も深そうですね
あんまり小さくてよく見えません、ど・どこ?
目がしぱしぱします

しかしクモの母さん
はるきょんさんから卵を盗まれないようにしっかり守ってますね 
さすが母さんグモ!
クモの産卵の時期なんでしょうか

投稿: エフ | 2007.08.09 22:06

こんばんは。

きのうに続いて蜘蛛の話題なので、楽しく読ませていただきました。
たぶん、写真の蜘蛛はウヅキコモリグモだと思います。うまく説明できませんが、頭胸部の中央にある波打った黒い模様と腹部の模様がハリゲコモリグモとは違うような気がします。

今年になってから蜘蛛を観察し始めた駆け出しものなので、上手に説明できなくて申し訳ありません。

投稿: sasagani | 2007.08.10 00:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アズマキシダグモ@新治市民の森 | トップページ | 黒王号でちょっと房総半島まで遠征 »