水温む春@新治市民の森
半月も経ってしまったが、新治市民の森でのこと。今シーズン、カエルに興味をもって以来、せせらぎの中を観察するようになった。その日はチョウを待っている間に水の中にちらっと動くものを見つけ、しばらくじっと眼を凝らしていたらドジョウらしきが水底の枯葉の下でなにやらの活動をしていることが分かった。その行動によってまき上げられた水底の泥が水流で清められて行き、やがて元通りの透んだ流れに戻る。せせらぎはちょろちょろと涼しげでかわいい音をたてながらいつまでも水を少しずつ下流に流して行った。時折り段差があり、少しの間溜まる。落差を落ちるときにまた音をたて、その瞬間空気とかき混ぜられ水生生物に必要な酸素を取り込む。泥を少しずつ流し、枯葉などの有機物も流し、周囲を湿し、カワニナやカエルや魚やザリガニ、エビ、ヤゴなどの生きる環境を与えるのだなぁ。
水辺に伸びてきた植物がとても綺麗に見えたので撮影した。若いいきものが美しいのは何故だろうか。これからどんどん成長して一人前になるため、からだに一部の無駄も無いのだ。すべてが新鮮でぐんぐん伸びる。そこに命の美しさを感じるのだろう。これはなんでもない水辺の植物である。名前も調べてないが、それはどうでもいい。とにかく綺麗だと思った。水温む春の到来である。3月23日、新治市民の森。
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