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2009.05.28

マルタンヤンマ?♂羽化殻@鶴見川

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水曜日は早起きしての朝トンボの日。眠い眼を擦りながら自転車で鶴見川近くにある秘密のXポイントへ。この場所はこれで8回目になる。さっそく双眼鏡で水際を探すとシオカラトンボ型の羽化殻が見つかった。狭い範囲をなめるように丹念に探すとギンヤンマの羽化殻も見つかった。殻の場所を目に焼き付けておいてから水に落ちないように非常に気をつけて回収に向かう。近寄ると植物の葉の反対側が見えなくなったりするので、せっかく見つけていた殻を見逃してしまうことが多いのである。だからあらかじめしっかりと場所を確認しておく必要があるのだ。こうしてギンヤンマ羽化殻♂2♀2を回収した後、最初に見つけたシオカラトンボ型を手に取ったところ、シオカラトンボとは全然違うことが分かった。またギンヤンマでもないことが分かった。大きさ的には中間サイズ。形的にはギンヤンマに似ている。触った感じはギンヤンマ羽化殻よりもしっかりしていて儚い壊れやすさを感じない。胸が高鳴る。とりあえず透明容器にしっかりと回収しポケットにいれてからゆっくり慎重に岸に戻る。そしてじっくりと観察してみた。まずは眼がとても大きい。背中に黒い筋があり、全体に茶褐色をしている。シオカラトンボのヤゴと違って全体に泥がついておらずつるつるした感じでこの点ギンヤンマによく似ている。ギンヤンマと同様の側棘がある。背棘はない。とりあえずそれぐらいを確認してから後は家に戻ってからにとっておいた。その後アジアイトトンボ♀を発見し撮影した。日曜日に見つけたホソミイトトンボ越冬型♀は見つからなかった。また水面付近をあちこち探してみたが、羽化間近で頭を出して空気呼吸をしている終齢幼虫は見つからなかった。別の場所で羽化中のシオカラトンボを見つけた。もう翅を開いていて乾く?あるいは固まるのを待っているようだ。体色はまだ淡い。ここではカルガモペアをよく見るので、早いところ飛び立たないと食われてしまうと気が気でない。最近カルガモが嫌いになってきた(笑)。だいたい春のこの時期にこういう場所でいったい何を食べているんだよ。水面下の植物をくちばしでかき分けるようにして何を探しているんだよ.....それヤゴだろ!...というわけだ。野鳥は昆虫の視点から見ると食物連鎖上の捕食者なわけだ。カルガモが来る前にシオカラトンボが飛び立つよう祈りながら約45分程で現場を後にした。家に戻り新しい羽化殻を精査してみた。サイズは36mm。ギンヤンマが約50mmなのでふた回りほど小さい。また、よく観察したら側棘は第6、7、8、9の4節にあった。これはギンヤンマの第7、8、9節と異なる。ギンヤンマに倣うならば原産卵管がなく、小さな点があるだけなので♂と見られる。昆虫ぎらいの家族に咎められないようにさり気なく、しかもすばやく精査と撮影を終え羽化殻を所定の場所に仕舞いこんだ。
さーて、それから朝飯前ながら手持ちの図鑑、ネットの情報を駆使しての和名探しが始まった。あまり時間がないので手早く検索する。ヤンマの仲間であろうことから選択範囲はそう多くない。ほどなくミルンヤンマ、マルタンヤンマあたりではないかと見当がついた。そして生息域からミルンヤンマは除外できそうなのでマルタンヤンマだろうという結果にいたった。背中の黒っぽい縦筋や大きな眼、全体の色合い、サイズ、側棘などの特徴が記述とよく合致するし、矛盾するところがない。ただ、「うっそうとした林が近くにある植生豊かな池」という点だけがいまひとつピッタリこない。というわけでいまひとつ確信はないが、とりあえずマルタンヤンマ?♂羽化殻と疑問符をつけておく。詳しい方にご教授いただけるとありがたいのでコメント大歓迎。5月27日、鶴見川近く。(写真上は左からギンヤンマ、シオカラトンボ、マルタンヤンマ?、ギンヤンマ)

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