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2009.06.12

マルタンヤンマ♀羽化不全@鶴見川

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木曜日0600時ごろ目覚めた。小雨が降っているが朝トンボ(羽化殻回収)に行ってみようと思い、長靴を履き自転車に大きめの傘を差していつものXポイントへ向かった。小雨と思っていたが結構降っており、風もあるので自転車がふらつきかなり怖かった。鶴見川土手なので問題なかったが車道はちょっと無理かもしれない。
Xポイントでは傘を差して双眼鏡でくまなく殻を捜すが、なかなか見つからない。前回が火曜日だったので二日分の羽化殻があるはずだ。今朝は雨なので羽化を控えたか。無ければ無いでそれはよし。天気が悪いから羽化は明日に延期します~などということは出来るものであろうか?例えば人間の出産では薬を使って時期を調整することはあろうがトンボにそんなことが出来るのか。不可逆反応なのでできないのではないか。ある程度出来るとすれば雨の日の羽化は少なく雨上がりが多くなると思われる。ぜんぜん出来ないならば雨だろうが晴だろうが羽化数は変わらないということになる。天気と殻の回収個数をじっくり調べて行けばある程度傾向は分かるかもしれない。さて、シオカラトンボの羽化中の個体を一頭発見した。ついでギンヤンマの殻を一個発見。♀。黒いアブラムシが大繁殖して服につくと酷いことになるため、それを避けて回収するのがなかなか困難になってきた。今日はこれまでかと思っていたとき、ヒメガマの根本に半分水に浸かっているトンボを発見。最初は産卵しているギンヤンマかと思ったが、黄色に黒い筋はマルタンヤンマだとピンと来た。翅が半分以上水没した状態で必至にヒメガマの根本につかまっている。産卵か?ゆっくり近づいてみると濡れそぼった翅が縮れているのが見えた。あぁ、羽化不全だ。そっと捕獲し、岸に移動し傘の下で観察した。太い腹と尾部の形、腹部第二節に副生殖器が無いことと、体色からしてメス。ときおり翅をぶるぶるっとふるわせて水滴を払い落とす行為が見られた。だが飛ばない。翅は全体に一様に縮れた感じになっていて、もう少し伸張すれば飛べるかもしれないという微妙な感じだ。しばし観察・撮影した後、また悩んだ。連れて帰ってしばらく飼うか、それとも放置するか。鶴見川土手で昆虫を捕まえてきて食べさせればしばらくは生かしておけるだろう。だが、どこに入れておくか。部屋の壁に張り付いたままというのは自分だけなら問題ないが、虫嫌いの家族には絶対に受け入れられない。....で、なるべく雨のあたらない場所の植物に止まらせておくことにした。
それから発見した場所に戻り羽化殻を捜した。植物の茎にはどこにも見当たらないので水中を探したら見つかった。原産卵管があるのでメスの羽化殻だ。これまで11個のマルタンヤンマ羽化殻を回収したが、生きた成虫を見たのは初めてである。それがこういう悲しい形であったことはとても残念である。羽化中だったシオカラトンボは綺麗に翅を開いていた(写真3枚目)。雨に濡れた翅がきらきらと輝いていて美しかった。このトンボは立派に羽化成功のようでめでたい。マルタンヤンマの殻が水中にあったことから、羽化の途中でつかまっていた殻ごと水に落ちたのではないかと思う。どうにか茎によじ登って溺死は免れたが、伸展中の翅が水に浸かったため伸びきらずにふやけてしまったのだろう。シオカラトンボの例からも、梅雨時期がトンボ羽化のシーズンでもあることからも、雨に濡れるぐらいでは大丈夫と思われる。ところでトンボ羽化の貴重な場を提供している抽水植物がヒメガマらしいと昨日判明した。花穂が出始めていてその形が独特で識別できたからである。6月11日、鶴見川Xポイントにて Imgp0636

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