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2010.01.14

タイミレンシス成鳥冬羽@三浦海岸

年末から正月にかけて三浦海岸で数回にかけてセグロカモメ、オオセグロカモメ、カナダカモメ、ウミネコ、ユリカモメなどのカモメ類を観察してきたが、成鳥に至らない羽衣のカモメではなかなか種類が特定できないものも多数あり、普段からの勉強不足が露呈してしまった。また、セグロカモメの中に足が黄色い個体を何体か見ることができた。今更ながらいろいろと調べたが、足の黄色いセグロカモメ類の分類には諸説あって定説がないようだ。以下の個体は最近タイミレンシスと呼ばれている仲間と思われるので紹介する。タイミレンシスはホイグリンカモメ(Larus heuglini)セグロカモメ(Larus vegae)の中間の特徴をもったセグロカモメでLarus heuglini 'taimyrensis'などとカッコつきで記述される。鳥類研究者が日本に何人いるか知らないが、日本や中東などの越冬地での計量的調査、ロシアの北極圏やモンゴルや○○スタンの国々などの繁殖地に出かけていっての現地調査などして、アジアのセグロカモメの分類問題に決着をつけるような野心的な研究者はおらんもんだろうか。ついでにアジアのカモメ図鑑を出してくれれば買うんだが...いや、脱線した(笑)。
最初の個体は12月31日の観察。左側後ろからオオセグロカモメ、セグロカモメ、手前が問題のカモメ。
R0014155 R0014160 R0014173 R0014174 R0014310
この個体は足の色が黄色とピンクの中間ぐらい。セグロカモメと比べると明らかに色合いが異なる。後頭部の斑が多い。下嘴の赤斑は鮮やかで大きいが上嘴には達しない。初列は尾羽から出ない虹彩は黄色系背の色はセグロカモメと同じ。初列の外側3枚ぐらいが伸長中と思われる。

R0015179 R0015181 R0015209 R0015255 R0015262 R0015267 R0015272 R0015273
1月3日観察のこの個体は上の個体とたぶん同じ個体と思われる。初列の黒斑はP4以降にある。P8は伸長中、P9-P10は伸長中または脱落中と思われる(31日の写真の4枚目と合わせて推測)。セグロカモメと仲睦まじく、いい感じだった(笑)。良く鳴いていた。いや吠えていた。

R0015023 R0015025
これは1月3日の観察で別個体。この個体は初列が長く、尾羽から突出している。後頭部の斑は細かく少ない背の色はセグロカモメよりはやや濃い。足の色は上の個体と同じかより黄色い。羽づくろいをした直後で嘴に羽毛がついていた。虹彩は黄色というよりはやや暗色。右翼にかすかに見えるP10のミラーはやや大きいように見える。翼が長い横長の感じの体形からして、もしかしたらこれがホイグリンカモメ(Larus heuglini heuglini)だろうか。
以上、12月31日および1月3日、三浦海岸にて。

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