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2010.04.19

クロスジギンヤンマ羽化殻@鶴見川

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 羽化殻を綺麗に撮影するのは結構難しい。いろいろと試行錯誤したが結局、プリンターの用紙をたくさん重ねてバックとし、CX2のフラッシュを焚き、しかも内臓フラッシュにティッシュを数枚重ねた即席ディフューザーを挟んでマクロ撮影するというスタイルに落ち着いた。
 羽化後の個体を見ているのでこれがクロスジギンヤンマであることは分かっているが、羽化殻をじっくり見てう~んと唸ってしまった。ギンヤンマと区別がつかないのだ。昨シーズン、ギンヤンマの羽化殻を188個採集したが、その中には黒っぽいものも含まれていた。これが混じっていても区別できない。側棘は第7,8,9節で同じだし。
 そこでクロスジギンヤンマとの識別点を思い出した。ときどきお世話になる神戸のトンボに出ていた「下唇中片前縁の曲がり具合の違い」だ。ギンヤンマは直角に曲がりクロスジギンヤンマはゆるやかに曲がるというものだ。
 この羽化殻のそれはたしかに緩やかに曲がっている。そして昨シーズンの個体は直角に近いほど急激に曲がっている。というわけでこれがほぼ唯一の識別点なのだ。壊れやすい羽化殻をしっかり持ってルーペでこの部分を拡大して見れば、現場でも確認できるとは思うが、実際には容易ではないと思う。......他に識別点はないのか!というのが正直なところだ。

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コメント

おはようございます。

ギン・クロギンの区別ですが、例の複眼部の違いは羽化殻になってしまうと分かり難いですね。

頭部全体の形を見ると、ギンのほうが吻部が前方に突き出ている
ように見えます。いわゆる「中高」というやつですね。
そのためかクロギンのほうが横幅が広い感じに見えるんですが
・・。

もし両方の羽化殻をお持ちなら比較してみて下さい。

投稿: 小関 裕兄 | 2010.05.12 09:44

小関さんこんばんは。トンボシーズン到来しましたね!鶴見川ビオトープではギンヤンマとクロギンが両方羽化しているようです。羽化殻も両方ありますので詳細に比較しようと思っていたところです。メスの原産卵管の長さ、オスの肛上片あたりも違いがありそうだと思っています。

投稿: はるきょん | 2010.05.12 20:49

はるきょん様。
ギンヤゴ殻も写真のクロギン殻と同じポーズの写真があると比較
し易いですね。
横から見た場合でも複眼はクロギンは前方がやや膨らんでいる
傾向があります。吻部も短めなのでギンより丸くなっています。
こういう形態の違いは習性や生活スタイルの違いが反映したもの
なので一度始めるとハマりますね。
習性でもクロギンヤゴはつかまえると肛錘を使って、あたかも蜂が刺すような格好をします。やはり少し痛いです。
ギンヤゴはつかまえてもあまりそういう行動はしません。

投稿: 小関 裕兄 | 2010.05.12 21:36

小関さんこばんは。ギンヤゴとクロギンヤゴで全体像、頭部、下唇、腹部をそろえて撮影したものがありますので、いずれ紹介したいと思います。見る人が見れば識別できるんですね。コツを掴みたいと思います。

投稿: はるきょん | 2010.05.13 21:05

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