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2010.08.02

マルタンヤンマ産卵@鶴見川ビオトープ

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恒例の鶴見川ビオトープ羽化殻回収調査だが、この日は妙に羽化殻が少なかった。ここしばらく続いた猛暑のせいだろうか。あるいはそろそろ羽化シーズンが終わるのだろうか。はたまたこの世の中に自分以外にここで羽化殻を回収する人間がいるのだろうか?ま、居ないだろう。
さて、この日はマルタンヤンマの産卵行動をたくさん見ることができた。いつものようにヒメガマ群落の中をゆっくり移動しながら羽化殻を探していると、近くでバサバサバサっという激しい羽音が聞こえる。そっと視線を向けゆっくり近づくとヒメガマの根元から大きなトンボが浮かび上がってきて(写真1)自分の眼の高さで止まり、ホバリングしてあたりを窺う。空中停止して。おおー!眼があったぞ。この時にしっかりと観察できた(写真2)。胸に黒と黄色の模様があり、腹部は全体に茶褐色。マルタンヤンマの♀だ。翅根元が茶褐色で濃い。腰のデジカメをとろうと右手を少し動かしたら、敏感に反応して上空にパッと舞い上がって行ってしまった。あたりを見回すと時々同じトンボがヒメガマに入って行ったり上がって行ったりしていた。羽化殻を探しながらも同様の羽音に注意して撮影チャンスをうかがった。自分が近づく気配を察知すると産卵をやめて移動するようだ。が、飛び去った後もまだ産卵がしたいようで上空をぐるぐる回った後再び降りてくる。マルタンヤンマの♀はヒメガマの茎の水面下あたりを狙って産卵するようである。このビオトープではヒメガマは全体に相当密に込み入っているが、場所によっては空いている場所があり、そういうところを好んで降りてくる。しかし、そういう絶好の場所は限られているので、もっと込み入った場所にも入っていくようだ。降りるときは翅を閉じ気味にしてすり抜けるようにすれば水面近くに降りられるが、産卵後が大変である。植物が密に混んでいるとなかなか上に出られない。翅をバサバサバサバサはばたいてなんとかして上に上がってくる。もしかして出られなくなっているなら手捕りできそうだと思った個体もあった。どうしようかと見ていたが、なんとか無事に出てきて飛んで行った。
行動がだいたい読めたので産卵に適しそうな場所の近くで待つことにした。しばらくじっと静止して待っていると思った通り、メスが飛んできて自分のすぐ足もと30cm!に降りて産卵をし始めた(写真3)。植物の根元は非常に暗いのでなかなかピントが合わない。少しでも当方の動きを察知されると飛んでしまうのでなかなか思うように撮影できない。何度も飛ばれ、また探して撮影の繰り返し。こういうわけで羽化殻の回収作業にあまり身が入らなかったということもある。
羽化殻回収のために100均ショップで調味料入れを手に入れ、回収した羽化殻を入れる魚籠(びく)として腰につけているのだが、この日はなんとベルトをつけてくるのを失念したため魚籠が腰につけられず、仕方なく左手にもって捜索活動をした。右手にはデジカメ。羽化殻を発見するとデジカメを仕舞ってから魚籠を右手に持ち替え、左手を伸ばして回収し、魚籠に入れる。マルタンを見つけると魚籠を左手に持ち替えデジカメを取り出して構えると。こういう非常にめんどうな感じで作業をした。0630時から 0750時まで観察撮影した。もっと早い時間帯から産卵は始まっていたと思われる。今年はマルタンヤンマの羽化殻をたくさん回収したが、ここで羽化してどこかで成熟した♀がこの様にたくさん戻ってきて産卵してくれるととっても嬉しい。来シーズンはもっと多数のヤゴが羽化することを期待したい。ギンヤンマヤゴに負けるな。
観察したトンボは他にはオオシオカラトンボ(ここでは初めて)、シオカラトンボアジアイトトンボ羽化直後個体、そしてウスバキトンボが数頭ぐらい。いつも見るショウジョウトンボが居なかった。
下はだいぶ日が高くなってきて産卵行動が終わった後、上空を飛び回るマルタンヤンマ。♂が来ないかしばらく待ってみたが来なかった。そして何も居なくなった。7月31日の朝、鶴見川ビオトープにて
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