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2010.10.03

ウスバキトンボ羽化@鶴見川ビオトープ

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先週の鶴見川ビオトープの羽化殻調査で初めてギンヤンマ羽化殻がゼロになったため、そろそろ今年の調査も打ち切ろうかなぁと思っていたのだが、日曜日は朝から天気も良かったのでとりあえず行ってみることにした。天の神様のおかげで今日も満水。ヤゴや卵になりかわって感謝感謝。今日はヒメガマが湿っていた。いつものように分け入って羽化殻を探すことしばし。シオカラトンボの羽化中個体を見つけ、久しぶりに固まってしまった。あ~なんと神聖な雰囲気であることか。羽化を見るのは何ヶ月ぶりか。よ~く見るとシオカラトンボではない。淡く黄色い腹部胸部に細い筆ペンで線をつないで書いたような模様。これはウスバキトンボだ。しばし観察し、印に草の枝を立ててから他を探すとギンヤンマ羽化殻が二つほど見つかった。そして、ウスバキトンボの羽化中個体が次々に見つかったのだ。朝7時過ぎ頃だった。まだ翅を開いてないものもいた。久しぶりに見たキラキラの翅が朝日に光って実に美しかった。
ヒメガマ林を慎重に分け入ってさらに羽化殻を探すが、ウスバキトンボの羽化中個体がいるような気がして次の一歩がなかなか踏み出しにくい。ふと後を振り返るとなんと羽化中の個体がつかまっていたヒメガマを踏んでしまい半ば水につかっているウスバキトンボを発見した。急いで左手で救出したら、しっかり捉まってくれた。しばらく観察したが翅は濡れなかったようだし問題ないようだ。しばらくすると翅をぷるぷる震わせて、あっと思った瞬間にはもう飛んで行ってしまった。
こうして合計10個体の羽化中ウスバキトンボを見ることができたのだ。ものの本によるとウスバキトンボはトンボの中で最も進化した種であるという。飛行に優れた翅の形状。成長の速い幼虫。南方から北方に拡散する性質。温暖化がこのまま進むと、日本各地で越冬するようになるかもしれない。
ウスバキトンボを触ったのは二度目。昨年の夏、深夜に睡眠中の個体を手に持って撮影したのを思い出す。ものの本によるとその体重は1gに満たないそうだが、そんなに軽いかどうかは体感では分からなかった。10月3日、鶴見川ビオトープにて
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コメント

はるきょん様。こんばんは。
御無沙汰しました。

先月22日、南伊豆町にてハネビロトンボのヤゴを採集しました。
日本蜻蛉学会の方によると、ハネビロトンボは本州では紀伊半島南部以北で幼虫越冬は出来ない。とされていたので、かなり重要な発見だそうです。
「是非、発表をおススメします。」とのことでした。
ヤゴはウスバキトンボのヤゴにやや似ていますが、下唇部のマスクが顕著で、ウスバキトンボより腹部が小さく頭部が大きい特徴的な姿をしています。
採集場所は海に近い川沿いの田圃の脇にある水溜まりです。
日当たりのよい開けた場所で、他にはヤゴではギンヤンマは若齢から終齢まで、ショウジョウトンボ・アジアイトトンボ属(アオモンイトトンボかな?)・クロイトトンボ属(ムスジイトトンボあたりでしょうか?)など。後はハイイロゲンゴロウ・止水性カゲロウ幼虫は水を掬っただけで数匹入る位、生物密度は高い場所です。

投稿: 小関 裕兄 | 2011.02.07 20:32

小関さんこんばんは。相変わらずのご活躍ですね。ハネビロトンボの伊豆でのヤゴ越冬はニュースですね。ぜひ羽化まで育てて発表してください。公式記録になると名前も残りますね。good

投稿: はるきょん | 2011.02.08 21:06

はるきょん様。ありがとうございます。

ハネビロトンボのヤゴと採集環境の写真は「ヤゴの世界」に載せました。
ご覧いただければさいわいです。

投稿: 小関 裕兄 | 2011.02.08 21:22

小関さんこんばんは。「ヤゴの世界」はもちろん見ました。かっこいいヤゴですね。久しぶりにヤゴの図鑑を見ましたがやはり、なかなかトンボ科は難しいです。そろそろ河津桜も咲いたことだし、ヤゴすくいを始めようかな。

投稿: はるきょん | 2011.02.09 20:24

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