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2010.11.07

タイミルセグロカモメ@三浦海岸

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Taimyr Gull
adult summer
Larus heuglini 'taimyrensis'
November 3,2010 Miura Kanagawa Japan

今日は朝からゆったりして先日三浦海岸で撮ってきたカモメの写真を再検討した。11月3日は6時間で1100枚も撮影したので、全部の写真をいちいち検討するのはちょっと大変だった。大学駅伝のテレビ中継を横目に一日ゆっくりと時間をかけた。
三浦海岸で見られたカモメ類は、大半がセグロカモメだったが、2割程度は足がやや黄色いタイミルセグロカモメが含まれていた。他にはオオセグロカモメが少し、それとウミネコユリカモメだった。カナダカモメは見つからなかった。
さて10月末に発売されたカモメ識別ハンドブック改訂版では、旧版に比べてだいぶ内容が変更・追加されていた。
いろいろあるが、タイミレンシスの扱いが変わった。タイミレンシスはLarus heuglini taimyrensisとホイグリンカモメの亜種の扱いだったのが、改訂版ではホイグリンカモメLarus heugliniとセグロカモメLarus vegaeの交雑個体群'taimyrensis'という扱いに格下げされた。和名も’タイミルセグロカモメ’と括弧つきで表現されている。ホイグリンカモメとセグロカモメの間の特徴を持ち、さまざまな段階の個体が見られるということから、分類上での位置が確立しないのだろう。
この日、三浦海岸では足がまっ黄色く、頭部が真っ白な個体が少なくとも2個体いた。特徴としては、頭部から腹部にかけて純白。嘴は足と同様の濃い黄色で、赤斑が大きくくっきりしていて黒斑はない。換羽中の羽は見られず、初列の黒斑は6枚。初列黒の手前の白はほとんどなく、全体に初列は黒っぽい。ミラーはP9P10に見られる。P6~P10の先端白斑は極く小さい。P5のみ小さくない。背のグレーは他のセグロカモメよりやや濃い程度。体形はセグロカモメと同様で特に差は感じなかった。
足がまっ黄色の個体以外にもやや黄色の個体はかなりいた。換羽の遅いホイグリンと換羽の早いモンゴルを考えると、初列に換羽が見られないこの個体はホイグリンの未換羽の夏羽かモンゴルの換羽済の冬羽とも考えられるが、初列先端の白斑の擦れ具合からして未換羽と見るのが適当と思う。初列の黒斑が6枚ということでホイグリンカモメ(7~8枚)にもモンゴルカモメ(7~8枚)にも該当しないと思われる。そういうわけでタイミルセグロカモメ成鳥夏羽と判断した。
2個体のうち、頭部および初列などの特徴から個体識別できた個体を紹介する。上は飛んできて着陸し、波に乗りこむまでの一連の写真。下は別タイミングの同一個体である。11月3日、三浦海岸にて
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