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2011.06.30

クロハラアジサシ@駕与丁池

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22日から25日まで帰省で福岡に行ってきた。異様に蒸し暑くて自然観察は一度しかできなかったが、期待していなかったライファーをゲットできて嬉しい。
上の鳥は駕与丁池(かよいちょういけ)に着いたときにすぐに眼に付いたもの。大きなけたたましい声を立てながら細長い翼を大げさに上下に振りながら池を軽々と飛び回っていた。沼アジサシとしかその時は分からなかった。
全体に白い体。眼から上に黒いキャップ。腹部は特に下部が黒い。翼上面根元部と背がややグレーがかる。尾は長くは無く両端が長く飛び出ているいわゆる燕尾型。頭部は頬の白さが目立つ。以上の特徴からクロハラアジサシ成鳥夏羽と思われる。胸をドキドキさせながら観察・撮影した。このアジサシは広い水面をあっちにいったりこっちに来たり広く使いながら餌を探していたようである。10分ほどで姿が見えなくなり、その後どこを探しても見つからなかったので別の池にでも移動したものと思われた。
沼アジサシには紛らわしい和名の3種がおり、姿も似ていて特に冬羽では識別が難しい。クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシである。後ろの2種の和名のハジロは羽が白い、ハシグロは嘴が黒いの意味であるが、紛らわしすぎて許し難い。6月25日、福岡県駕与丁池にて

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2011.06.29

イモサルハムシ@新治市民の森

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このハムシ新治市民の森若いクヌギにいたもの。葉の上で交尾していたのだが、♂と♀の色が違うのだ。そっと近づいて撮影しようとしたら感づかれ、ささと葉の裏に隠れられてしまった。交尾に集中してろよ!とかつぶやきながらクヌギの葉の下から撮影したのが一枚目。で、ポロリを予想して左手を下に差し出したところちょうどのタイミングで落ち、左手ご招待となった。
二枚目の♂はやや赤っぽい色合い。三枚目の♀は濃い群青色から黒。こんなことってあるのだろうか?性的二形なのか、個体差の範囲なのか。
いろいろ調べたが似た種が多くて難しい。候補はヨモギハムシ、オオヨモギハムシ、アカソハムシあたりであった。が、結局はこれに決定としたい。イモサルハムシ祝!初見。やや肢が長めである。
下はおまけのシオヤトンボ♂。テーブルで超接近で撮影した。テーブルに腹を付けてべたっと座り込んでいた。よく見ると鋭い顎が見えている。こちらは肢が短くかっこよいとは言えない。そろそろシオヤトンボも時期的には見納めかと思う。万が一イモサルハムシが飛んでいるときにシオヤトンボに捕らえられたらこの頑丈なあごでバリバリと食べられてしまうことだろう。小昆虫にとってはトンボって恐ろしい存在である。6月19日、新治市民の森にて。
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2011.06.28

キスジトラカミキリ@新治市民の森

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新治市民の森
では日曜日の午前中に2時間ほどを過ごした。午後、地元の活動の野暮用があるためである。なので、トンボは置いておいて、まずはゼフィルス探し。だが天気が晴れず収穫ゼロ。それではと伐採地をカミキリ狙いで歩いた。これが唯一の収穫のキスジトラカミキリ。初見はどうか記憶にない。自分的には肉系カミキリのひとつである(笑)。この姿勢、なんだか腕立て伏せをしている途中で休憩してゼイゼイしているような感じに見える。
下はおまけのたぶんルリシジミ。開いた翅の水色がキラキラして美しく心ときめいた。
6月19日、新治市民の森にて。
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2011.06.27

アオモンイトトンボ♀@新横浜公園

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これは新横浜公園で見つけたアオモンイトトンボ♀未熟個体。胸部と腹部第一節と頭部の眼後紋、および肢が赤いのではっとして撮影した。
三枚目はアオモンイトトンボ♂尾部付属器。腹部第八節が青く、第九節の下部も青い。尾部付属器はロックのような形をしていて、種の識別に使える。
下はおまけの植物。ネジバナニワゼキショウ。どちらも昔住んでいた家の庭の芝生に生える雑草であった。抜いても抜いても生えてきて、綺麗だなんて思ったことは無かったのに。ニワゼキショウはアヤメの仲間である。6月18日、新横浜公園にて。
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2011.06.26

シオカラトンボ羽化直後♀@新横浜公園

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新横浜公園で見つけたシオカラトンボ♀。バタバタと羽音を立てたので気付いた。ご覧のように翅がキラキラと光っている。羽化直後のファーストフライ後の個体。腹部がペッタンコ。水の世界からようこそ。大接近して撮影できたが、羽化殻は発見できなかった。相当粘ったのにこれは本当に悔しい。
下は別の場所で見つけた羽化殻。水面から1m程度の高さにあってちょっと驚いた。こんなに高いところまで登って羽化していたのか。この羽化殻はちょっと大きめで自分の指との比較から20mm程度ありそうである。
側棘は8,9腹節にあり、背棘は4,5,6,7,8腹節にある模様。三角の下唇からトンボ科アカネ属と思われる。
第9腹節に背棘がない。第8腹節の側棘の先端が第9腹節後縁とほぼ同じ位置にある。ものの本によるとこれでアキアカネ、タイリクアキアカネ、ネキトンボの3種に絞られる。この場所で後ろの2種は見たことがないし、生息環境がこの場所とは異なるため、アキアカネが有力候補だろう。6月18日、新横浜公園にて。
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2011.06.25

ショウジョウトンボ♀@新横浜公園

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ショウジョウトンボコシアキトンボとだいたい同じ時期に出始める夏のトンボだ。この日、今季の初認となった。
これは♀の未熟個体。全体に淡い黄色をしている。なかなか合焦のしにくい色合いである。3枚目は超接近して撮影できた。いずれも同一個体。真っ赤な♂は帰りがけに田んぼで見つけたが遠くて撮影できず。
トンボばかりでは面白くないので今日のおまけはクモ。キクヅキコモリグモと思われる。腹部の下にぶら下げている大きな丸いものは卵嚢というらしい。なので♀。
一番下はクスダマツメクサと思われる。これは新治の花と実の写真集で調べたもの。大きな図鑑で調べるよりもまずこの写真集を見るのが一番早くて見つかる確 率が高いようである。6月18日、新横浜公園にて。
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2011.06.24

コフキトンボ♀帯型@新横浜公園

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この日は朝から曇りで気温が低く、トンボを含めて昆虫の出がとても悪かった。前週に見れたコシアキトンボはまったく見れなかった。代わりにこのコフキトンボ♀個体が大サービスしてくれた。黄色と黒の体に赤っぽい翅と実に美しいトンボである。前回の記事で新横浜公園では帯型を見たことはないと書いたとおり、これがここでは初めて観察した帯型となった。
おまけで下はコフキトンボ♂。この個体も大接近させてくれた。上の♀とはちょっと離れた水場で同じように水草に止まっていた。一番下の写真で気づいたことがある。前額部に大きめの黒い眉状斑がある。マユタテアカネのようである。この個体は白い粉を吹きはじめているが、まだ胸部の黒筋模様が分かる。
6月18日、新横浜公園にて。
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2011.06.23

アオモンイトトンボ交尾@新横浜公園

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新横浜公園の遊水地脇のヤブで足元からイトトンボが飛び出したのを発見した。メスだった。それを追ううちにどこからか♂が突然やってきてかっさらうようにして交尾態になってしまった。あっという間でびっくりした。しかしなんとも強引な。
♂の腹部を見ると先端付近の2節が青いのでアジアイトトンボではなくてアオモンイトトンボ。この後、いつまでもこの体勢だった。じっと見ていたが飽きたのでそっと後にした。
下はおまけのクロスジギンヤンマ♂。置きピンでフラッシュを当てて何枚も撮った中からの一枚。ご覧のようにいまいちである(笑)。こういうのをばっちり撮るにはコンデジでは無理で一眼デジタルカメラが必要で....あぁいかん、物欲が(笑)。
6月11日、新横浜公園にて
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2011.06.22

コシアキトンボ♂@新横浜公園

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新横浜公園の遊水地ではコフキトンボの他にコシアキトンボが出現していた。これも今シーズン初認。ただ、ショウジョウトンボが見つからなかった。
コシアキトンボは♂ばかりで、♀は見られなかった。またそれほど数も多くなく、シーズンの始まりといったところだろうか。
あちこち観察するうちに♂の止まり場所を見つけたので、行動パターンをしばし確認したのち、外出してあっちを向いている隙にそっと近寄り、戻ってきたら立ち止まり、しばらく待って出て行ったらまた近寄るという「達磨さんが転んだ」方式の作戦を使って接近し、後はカメラを突き出して植物に化けてじっとした。そこで止まり木に止まる瞬間を狙って写してみたのが上。肢を前向きに折りたたんで胸の下にまとめている。トンボは前翅と後翅を交互にはばたくので翅は必ずX型に見える。4枚とも振り上げていたり、4枚の翅をすべて打ちおろしている瞬間は無いのだ。この写真では振り上げているのは根元に黒斑のある後ろ翅二枚で、下にあるのが左右の前翅である。
二枚目は止まった個体で、少しフラッシュを焚いてみた。顔の純白の前額部とその上の青い額瘤が(これまでハラビロトンボの青い部分を前額部と思っていたのは誤りだったことに気づいた)分かる。黒い肢6本ぜんぶ使って葉に止まっている。
下の3枚目は少し上から撮ってみた。後翅の根元に黒色部がある。縁紋は細く黒い。前翅後翅ともに結節より外側のR1(第一径脈:前縁から2本目の脈)とR2(第二径脈:前縁から3本目の脈)の間がやや黒っぽい。
4枚目は腹部を拡大してみた。白いのは腹部第2第3節のぜんぶと第4節の2/3ほどであることが分かる。また腹部第4節の前側下部に黒い部分が少しある。腹部第1、5~10節は完全に黒い。尾部上付属器の形もよくわかる。
この♂個体もよいモデルになってくれた。どうもありがとう!
6月11日、新横浜公園にて
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2011.06.21

アワダチソウグンバイ@新横浜公園

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6月11日の新横浜公園。曇天越しに熱線を感じ、やや蒸し暑い。そろそろジーパンも限界か。ターゲットはもちろんトンボだったが今回紹介するのはトンボ以外。
これはアワダチソウグンバイ。中南米原産の外来種。ここ10年ぐらいで日本各地に広まったらしい。ものすごく小さな昆虫で2~3mm程度。これまでも鶴見川の河川敷などを藪こぎをしたときに服に付くので何度も見ている。グンバイムシはカメムシ目カメムシ亜目グンバイムシ上科グンバイムシ科の昆虫で、大雑把にいってしまえば植物の害虫である。ある特定の植物を食害する種があり、食べる植物の名前を冠した○○グンバイというのがたくさんいるわけである。これはアワダチソウグンバイというからセイタカアワダチソウをはじめとするキク科植物を食害し、キク、ナス、サツマイモなどの新害虫としてその筋から危険視されている。
ご覧のように相撲の行司が持つ軍配に似た形状をしている。平らな軍配の下がどういう形をしているのかはまったく不明。自分としては焼き餃子などの粉ものの「ハネ」を思い浮かべてしまう。パリパリっとしたあれです。
下はカツオゾウムシ。赤かったので最初アカサシガメかと思って撮っていたら違うことに気付いた。しかし、素晴らしい和名である。Good job!
6月11日、新横浜公園にて
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2011.06.20

コフキトンボ♀@新横浜公園

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新横浜公園で見たコフキトンボ。今年の初見である。♂も♀もいたが、♂は綺麗に撮ることができなかったので今回は♀を紹介する。この♀は右翼先端にレンズが触るほどに超大接近して撮影させてくれた。どうもありがとう!>若い別嬪さん。
じっくりご覧いただきたい。胸の複雑でくっきりした黒筋模様、大きな複眼、胸部に密生した白っぽく細かい毛、首のところに折りたたんだ第一肢。第二第三肢の前向きに生えたとげのような剛毛(これで獲物を包んで離さない)、有用な機能があるとは思えない短い触角、前翅の結節前横脈が8本
コフキトンボは水面に突き出た植物の葉の先端によく止まっていた。ご覧のように水平に。ただ、ものの本によると夜寝るときはぶら下がるという。一度寝ているところを見てみたいものだ。水平からぶら下がりに移行する瞬間も。
だいぶ探したがオビトンボ型♀は見つからなかった。オビトンボ型♀が出現する場所は限られているのではないだろうか。オビトンボ型♀から生まれた♂と♀が交配しないとオビトンボ型♀にならない...つまり劣勢遺伝であろうか。ネットでちょっと調べてみたが情報は無いようだ。6月11日、新横浜公園にて

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2011.06.19

ムナビロサビキコリ@新治市民の森

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イボタノキ
で見つけたこれはムナビロサビキコリ。以前、鶴見川河原で見た覚えがある。胸部下端の複雑な形、四角い頭部、赤茶色っぽい微妙な色合い。なかなか地味だが味わいがある。
二枚目はオオヒラタシデムシの交尾。よく見かけるのだがいつもスルー。交尾していてじっとしていたのでたまには撮ってやろうかと思った。翅鞘に縦筋があるが、やはり地味。
あまりにも地味すぎるのでさらにちょっと派手めのおまけを一つ。キビタキ♂。近くで声がしていた。いつも結局は見つけることが出来ないのでこの時も諦めていたのだが、かなり近かったのといつまでも囀りが聞こえていたのでちょっと集中して探してみたら、ラッキーなことに見つけることができた。ただ、写真では点ぐらいに遠かった。ま、黄色と白の模様がある黒い小鳥と分かるのでよしとしたい。
6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.18

モンキゴミムシダマシ@新治市民の森

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倒木にキノコが繁殖している部分にこの美しい甲虫を見つけた。翅鞘(甲)のテカリ具合は尋常ではない。鏡のようである。そして、その黒と赤なる模様が綺麗である。モンキゴミムシダマシ。こういうのを美麗種というのだろう。3年ぶりの再会である。
スーパーにバターがなくなったのはもう3年前になるのかぁ。
美しい昆虫なのに、しかしひどい和名である。紋が黄色とはどういうことか?赤でしょどう見ても。間違っているし、ゴミムシダマシもとても可哀想。
下はクロハナムグリ。これも倒木にて。こちらは光沢なし。胸部にかなりぼつぼつがあるのが分かる。
6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.17

スジグロボタル@新治市民の森

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新治の湿地で見つけたホタル。暗くてフラッシュを使用。なかなか分かりやすい特徴をもっている。胸部、頭部、触角、肢が黒。触角は鋸型。翅鞘(甲)は鮮やかに赤く黒の縁取りと3本の縦筋がある。左右の翅鞘の合わせ部も黒い。スジグロボタル♂。何度も見たことがあるような気がするがちゃんと紹介するのは初めてかもしれない。こうしてもう何年も同じような記事ばかり書いていると分からなくなる。祝!初紹介。
二枚目はヒゲナガハナノミ♀。胸部が異様に盛り上がっている。♂は触角が大きくてノコギリ型で、それよりも全体に♀とは違った外見をしている。こういう♂♀で明らかに形態(生殖器は除く)が違う種を性的二形という。
地味なので更におまけのヤマサナエ♀。新治で見ることのできるサナエはコオニヤンマを除くとヤマサナエだけ。この個体は気づいた瞬間、地面から飛び上がり樹木の2mぐらいの地点に止まった。そして後ろから撮影したわけだが、最初ヤマサナエではなく小型サナエに見えてしまい、興奮してたくさん撮影してしまった。
6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.16

カクモンハラブトハナアブ@新治市民の森

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黒と黄色のコントラストの激しいハナアブを発見した。湿った暗い場所だったのでフラッシュを使用した。フラッシュをたくとろくな写真が撮れたことがない。露出補正が難しいのである。帰宅後に時間をかけて調査したところカクモンハラブトハナアブ♀と判明した。後肢の腿節が異様に太いのが特徴。祝!初見。
下は約一ヶ月前に咲いていたハンショウヅルの花。しかし不思議な形である。
一番下はヤブヘビイチゴの実。15mm程度だが、これが地面に転がっているととても大きく感じる。これは梅田川土手で4月に見たあたりのもの
6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.15

ミズイロオナガシジミ@新治市民の森

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6月も中旬にさしかかり、そろそろゼフィルス類が出ているかと期待していた。だが狙っていたポイントでは現れず、ちょっと離れた草地でミズイロオナガシジミを一頭見つけた。新鮮な個体で実に美しい。肢や触角の白黒模様が堪りません。緑色や黄色のチョウも探したが結局はこれだけだった。
下は他のおまけチョウ。緑色や黄色ではないが別の黄色と黒。
6月10日、新治市民の森にて。
キタテハ
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クロヒカゲ

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イチモンジチョウ。サクラの実のジュースを夢中になって吸っていた個体は超至近距離から撮影させてくれた
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2011.06.14

ホソキリンゴカミキリ@新治市民の森

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湿地で細長く筒状の形体をしたカミキリを発見した。黄色と黒からなる。図鑑でよく見ていた「リンゴカミキリ」が思い浮かんだ。すぐに飛ばれてしまい数枚しか撮れなかった。しかも妙な角度からのものばかり。しかし帰宅後の調査では一枚目の横からとった写真が決め手となりホソキリンゴカミキリであることが判明した。リンゴカミキリ類数種の識別は翅鞘の黒の形と腹部の色で見分けるらしいが腹部第一~第三と第五節が黒いことからホソキと同定した。祝!初見。
下はシマサシガメ。スマートですっきりしたデザインの昆虫だ。カノコガの腹部に口をさしこんで体液を吸っているちょっとグロいシーンを目撃してしまった。しかし、アオダイショウがシジュウカラのヒナを呑むのも、アオサギがヤマアカガエルを呑みこむのも、ツバメが空中でハチを呑みこむのも、ミドリカミキリが倒木を齧るのも、クロスジギンヤンマが小昆虫を齧るのも、カルガモが羽化最中のシオカラトンボを食べるのもぜ~んぶまったくの自然な行為なのだ。6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.13

ミドリカミキリ@新治市民の森

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新治市民の森
にはあちこちにコナラなどの倒木がありカミキリが産卵に訪れる。グリーンメタリックに光り輝く美しいカミキリムシ。ミドリカミキリを発見してとてもうれしかった。ここでは3年ぶりぐらいか。これをちょっと大きくしたアオカミキリもいつか見てみたいものだ。
下はヨツスジハナカミキリ。咲き始めたアジサイの花を我がもののように支配していた。翅鞘に黄色と黒が四本の筋になっているが、黄色い部分をスジといっているのか黒がスジなのかどちらであろうか。この個体は一番上の黒が小さい。ちょっと接写して頭部をクローズアップしてみた。口の構造が複雑である。それと複眼の手前にある触角が邪魔ではなかろうか。6月10日、新治市民の森にて。
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2011.06.12

センダン

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神奈川県西部の山では薄紫の可憐な花が美しい樹が目立っていた。葉は2回羽状複葉の大きなもの。2枚目の写真に写っている部分がさらに複数集まって一枚の葉になる。小葉には鋸歯がある。花弁は5枚。センダンと思われる。
下はマムシグサ。トウモロコシの実のような苞(ほう)が目立つ。最後はたぶんオカタツナミソウ。どちらも源流域の湿った暗い林道にあった。6月4日、神奈川県西部中流域にて。
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2011.06.11

チャイロヒメハナカミキリ

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県西部源流域の山道でガマズミの花が綺麗に咲いていた。なにか居ないか見てみたら小さな白っぽいカミキリがたくさんついていた。なんともか弱い感じのカミキリである。たぶんチャイロヒメハナカミキリと思われる。祝!初見。暗いし、動きが早いしで撮影困難だった。よく見るとガマズミの花は純白でとても美しい。
下はアオスジアゲハアカスジキンカメムシ。アカキンについては羽化直後はまっ黄色でこれまた美しいらしいということを知り、5齢幼虫でもいたら葉ごと持って帰って羽化を観察したいと思っていたのだが、こんなときに限って幼虫は見つからずに成虫が見つかるとは。6月4日、神奈川県西部源流域にて。

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2011.06.10

クロスジギンヤンマ産卵

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中流域の湿地では期待していたクロスジギンヤンマを見ることができた。最初は♂が♀の産卵しそうなポイントを探しまわる姿だけが見られていたが、帰りがけに、薄暗い湿地で産卵する2頭の♀を発見。ならんで産卵していたのでびっくりした。
上は探雌飛行の♂。フラッシュを当てて流し撮りしてみたら一枚だけなんとか写っていた。ラッキー。黄色い胸に黒い筋、腹部第一第二節の青、第三~第十節の黒地に青の斑点が分かる。
下は♀の産卵の様子。メスは落ち着いて産卵したくてオスに隠れるようにしていたように見受けられた。しかし結局は見つかってしまい、連結したまま樹の上の日当たりのよい良い場所に飛んで行ってしまい、もう戻ってこなかった。オスの奴め、邪魔しやがって!と思ってしまった(笑)。6月4日、神奈川県西部中流域の湿地にて。
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2011.06.09

ミヤマカワトンボ

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源流域から中流域までミヤマカワトンボはたくさん見られた。前回2週間前は♀がほとんど見られなかったが、今回はだいぶ見られた。オスは川の中の陽が当たる石の上に陣取っていて、この場所はオレの縄張りだと主張していたが、そのほんの10cm隣でメスも同様にしていた。オス同士は時々チャンバラでキラキラと舞っていて、それはそれで綺麗だった。写真の上から♂、♀、♀。大型のカワトンボである。
川の中にあった彼らの陣地の岩のひとつを分けてもらって腰を下ろしてウツギの樹に化けて静止し、2m離れた彼らをしばらく観察・撮影してみた。ときおりオスが翅をぱっと開いては閉じる行動を見せてくれたが、餌もとらず、また交尾行動もまったく見られず残念だった。ただ単に縄張りを争っていただけのようだった。交尾行動には時期的にまだ早かったのだろうか。
下はおまけ。中流域の湿地でシオカラトンボ♂の食事。なにやらの昆虫を豪快にむしゃむしゃ、ばりばりと噛み砕いて呑み込んでいき、肉食生物の食いっぷりの良さを見せつけてくれた。この♂個体は胸にまだ黄色が残っていて、もう少し成熟が進むと全身が青白い粉に覆われるのだろう。それにしてもこの「粉」っていったい何なのか?だれか教えてほしい。
6月4日、神奈川県西部源流域の川にて。
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2011.06.08

ミヤマカラスアゲハ春型♀

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中流域の湿地ではウツギの花が見事に咲いていた。カラスアゲハが舞いながらしきりに蜜を吸っているようだった。幸い2m程度のウツギの真下に自分がいるときに見つけたので、そっとウツギの枝をひっぱって下げ、カメラだけ枝の上に持ち上げて撮影してみた。非常に不自然な体勢だったのでとても腕が疲れたが、2枚だけ綺麗に撮れていた。
帰宅後に調べてみたら下翅に青い部分があること、上翅に白い部分が縦にあることなどからミヤマカラスアゲハ春型♀であることが分かった。
下はおまけのシュレーゲルアオガエル。せせらぎで発見し、そっと近づいたら感づかれて必死で逃げ、そして水中で万歳をするような奇妙な体勢でしばらくじっとしていた。擬死の姿勢だったのかもしれない。驚かせたとしたら不本意だ。御免。
6月4日、神奈川県西部中流域の湿地にて。
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2011.06.07

カジカガエル

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神奈川県西部の山の源流部ではカジカガエルの涼しげな声があちこちで響いていた。前回2週間前にネグロクサアブを見つけた渓流にたたずみ、せせらぎの向こう側に渡ろうとジャンプしようとした瞬間、向こう岸にカエルがじっと座っているのに気づいてジャンプをやめた。鳴いてはおらずただじっと、小さな石の上に銅像のように鎮座していた。カジカガエル♂である。自分を気にして鳴きやんだものと思われる。辺りの石の感じとよく調和していてとても気づきにくい保護色をしていた。二年前、裏高尾の川でカジカガエルの抱接ペアが流れてきて偶然手の中にすっぽり収まるという奇跡的な体験を思い出した
カジカガエルをじっくり観察するのは初めてだったのでこの個体には大感謝である。眼の模様が面白い。
この源流部ではカジカガエルのほかにキビタキホトトギスの声が聞かれたがオオルリは聞こえなかった。またチ-チョーホイフィフィフィという独特の囀りを2度ほど聞き、双眼鏡でだいぶ探したが姿を見つけられなかった。ちょっと考えて、デジカメのビデオ撮影を回しっぱなしにしてさえずりを録音しようとだいぶ粘ったが鳴いてくれず。あきらめて戻る途中、林道ですぐ近くから3度めのさえずりを耳にし、今度こそ見てやろうとだいぶ粘ったところ、4度目のさえずりが聞こえ、なんと自分の真上の樹の上に枝をすかして姿を発見。三角形に尖った短いくちばしと白い腹を見ることができた。そっとカメラを向けたところ長い尾を無駄に翻すようにして飛んで行ってしまい、見失った。サンコウチョウを眼にしたのは30年ぶりぐらいである。写真が撮れなかったのが残念。数分間の出来事だったが真上を真剣に探したことで首が痛くなった。
下はその代わりと言ってはなんだが、シジュウカラ♂落鳥。道路に落ちていたので撮影した後、土のあるところに移動しておいた。アリがたくさん集まっていて処理を始めていた。こうして命が巡り巡ってゆくのが自然である。この写真を見て、大雨覆先端の白縁ががどうだからとか具体的には言えないが、今年生まれの若鳥ではなくたぶん成鳥と思えるので、いま繁殖期のまっただなかのオス親(別の写真で腹部の黒帯が太くオスであった)なのだろう。残されたメス親はヒナをちゃんと食べさせることができるのだろうか?ヒナは生き延びられるのだろうか。
ちなみに、初列風切は指で持っている最外羽のもう一枚外に短いP10があるので10枚。次列風切は5枚。三列風切りは3枚が見えている。尾羽は左右に5枚づつ見えている。
ものの本によると尾羽は左右6枚。次列風切は6枚とある。次列と三列の境目がどこかはよくわからない。というか、きちんと定義されてはいないと思う。
6月4日、神奈川県西部源流域
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2011.06.06

ホソミオツネントンボ交尾

神奈川県西部の山で再度ホソミオツネントンボを見てきた。土曜日は朝から晴れて気温が上がり、8時過ぎにはたくさんのホソミオツネントンボが飛び、♀もいて交尾行動も見られた。前回2週間前よりも個体数が増えていた。ホソミではないオツネントンボが見られないか期待していたのだがそれは残念ながら見つからなかった。ま、これでホソミオツネントンボは♂も♀も交尾も産卵も見られたので大満足の湿地であった。いつまでも残ってほしいと思う。6月4日、神奈川県西部源流域の湿地にて

まずは植物につかまったまま交尾体勢で絶命していた♂個体。この個体は昨年の夏に羽化し頑張って越冬し、こうして6月まで生きた末に没したのだが、はたして子孫を残せたのだろうか。
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眼をきらっと輝かせたかわいい♂個体。これはピントがあわず別ピンで撮ったもの。
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綺麗なハートマークを描いた交尾態。こういうペアが一か所に何組も集まっていた。
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こちらは産卵する♀個体。
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♀個体だけをズームアップ。眼の上側だけが青い。体の模様は♂とほぼ同じで腹部の形状が違うだけである。
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2011.06.05

ムナビロオオキスイ

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神奈川県西部、山里の雑木林で樹液を出しているクヌギを見つけ、蚊に悩まされながらも昆虫の観察・撮影をした。これはムナビロオオキスイと思われる。
樹皮の狭い隙間に入り込んで一心に樹液をなめているようだ。写真写りが悪いが、実物は甲がメタリックに輝き金属光沢という言葉そのものである。淡色の星が4つあり、とても特徴的である。この写真を見ていて、遠い昔のことを思い出した。はんだのトロットした鈍く光る光沢がこれにそっくりだった。もう少し綺麗な写真をとればよかった。
チョウはサトキマダラヒカゲ。樹液に集まるチョウの中で一番ポピュラーだと思う。地味目ながら複雑な模様はなかなかシックで美しい。
樹液酒場には蚊やスズメバチも集まるので、要注意である。この日は帽子、長袖だけではちょっと心配で、首周りにタオルを巻いて観察した。
下はおまけで、近くの水場で見つけたクロイトトンボ♂。水面の低いところを数cmの低空で飛び回っていた。眼が慣れないと気が付きもしない。ここではメマトイに付きまとわれ本当にうざかった。メマトイはハエの仲間らしい。
5月21日、神奈川県西部の山里にて。
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2011.06.04

ヤマカガシ@新治市民の森

5月最後の週末は二日とも雨で外出が一度のみ。土曜日に四季の森公園で見つけたものは昨日までに紹介したのでネタ切れとなり、約1ヶ月前の新治の蛇を紹介することにする。
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新治市民の森でトンボの成虫や羽化中の個体を探して水辺を散策するうち、ふと何かの気配を感じた瞬間、蛇が水面をすーっと流れるように泳いで行った。黒赤黄色のまだら模様のヤマカガシだ。しばらくすると向こう岸からこちらに向かって泳いできた。こちら側に用事でもあるのか。ゆっくり近づくと水中で停止し、こちらをうかがっているようだった。水面に浮いているし、しかもこの体勢ならば力学的にどう考えても飛びかかられることはないと判断し、近寄って撮影してみた。もちろんビビりながらだが(笑)。
下はニホンアカガエル。日向ぼっこをしていたようだ。足だけは水底の穴にいれたまま。近寄ってみたところ、足を入れている穴にそっと潜り込んで隠れてしまった。背中に逆V字の模様があるのでニホンアカガエルである。
4月30日、新治市民の森にて
★6/7追記。このアカガエルは背側線が狭まっていること、口先がとがってないことからヤマアカガエルに訂正します。多謝>Fisherさん。
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2011.06.03

The Day of the Jackal by Frederick Forsyth

R0049428 THE ODESSA FILEがとても楽しめたので引き続きフォ-サイスを読んだ。処女作でかつ代表傑作のThe Day of the Jackalである。これもたしか前世紀(!)に文庫本で読んだ記憶があるが、1990年以降の読書記録には無かったので80年代だったのだろう。
アルジェリアのフランスからの独立を承認したドゴール大統領とそれに反発するOAS(Organisation de l'armee secrete,フランスの極右秘密軍事組織)の対立が激化した時代が背景である。フランス治安機関とOASは互いに相手の情報を盗みあいながら熾烈な戦いをしていた。OASによるドゴール大統領の暗殺計画は何度も失敗し、やがてOASの組織は支持を失い危機的状況を迎える。そこでOASの主要メンバー3名によって最後に考え出されたのが、プロの殺し屋を外部から雇ってドゴールを暗殺するという作戦である。OASの中でも誰も詳細を知らず、実行者がフランス国内では知られない人物であれば組織が浸透を受けても作戦は安全である。超秘密主義で計画を進め、ベストと思える人物を雇うことに成功し、ジャッカルというコードネームをつける。ジャッカルは時間をかけて各地を回り暗殺現場を選択し、いくつもの身分証明書や今回一回きりのための特殊ライフルを特注するなどして着々と準備を進める。このあたり、いわゆる準備小説といわれる部分で、ひとつひとつの過程をわくわくしなが、その成功を願いながら(!)読むことになる。
一方、OASへの浸透作戦のひとつが実を結び、ジャッカルの計画がフランス治安機関の知るところとなる。国の治安機関の長を集め、そこでこの件の捜査を刑事ルベルに任せることが決定される。彼には秘密裏に進めることというシビアな条件と引き換えに全捜査機関に対する全権が付与される。このあたりが西洋人の危機に対する考え方をあらわしている。ベストな人物に全権を与えて後はバックアップに回るという考え方だ。原発危機でもリーダーシップがまったく見えない我が国の衆愚方式(船頭多くして船、山に登る)と大いに違うところである。
ルベル刑事は外国の捜査機関との私的なつながりを利用して容疑者の洗い出しを始める。これからは捜査側とジャッカル側のそれぞれの進捗が交互に語られ、どちらもわくわくドキドキしながら楽しむことができた。フォーサイス最高!

2011/5/9-5/27
2011-#7
The Day of the Jackal by Frederick Forsyth
ratings: 19 stars (5,6,5,3)
358 pages
Published by Bantam 1982/11/4
ISBN-13:978-0553266306
USD 7.99
JPY 636 (amazon.co.jp)

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2011.06.02

ヒメヤママユ幼虫@四季の森公園

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クヌギの樹皮を下に向かってもこもこと一心不乱に降りてきていた。細かい毛が密生してた毛虫。自分の指との比較から60mm程度と大きかった。しばらく観察したあと、いったん場所を移動して30分後に戻って見るとちょうどクヌギの下の地面に降りたところだった。見ていると林道を渡ろうとしているようだった。人は少ないが、このサイズだと目立つし、移動速度も遅いので大変危険であると思ったので一計を案じ、クヌギの落ち葉を進路に置き、乗ったところで離陸して空中を移動して林道の向こう側に無事着陸させてやった。帰宅後に調査したらヒメヤママユの幼虫と判明した。
四季の森公園の竹柵検索で一番多く見つかったのはこうした幼虫だった。そして、もうひとつ目立っていたのがミスジマイマイ。大きな個体が竹柵をのろのろと渡っていた。梅雨入りしたことだしカタツムリの季節でもあるな。5月28日、横浜市緑区四季の森公園にて
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2011.06.01

ツツゾウムシ@四季の森公園

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このゾウムシは葦原下の蓮池脇で見つけた。サイズは10mm程度だろうか。小さい。左手にご招待してお顔を見せていただいたのが3枚目。口は左右に顎がありちょっと長い。胴が長くちょっと不格好な感じがする。ツツゾウムシ。たぶん祝!初見
下はヨモギハムシではないかと思う。翅鞘(甲)のテカリがなかなかすごい。色合いが濃いめの緑色腹部側面が直線的。触角がやや長い。この手の仲間は種類が多いので確信はない。他の候補としては、ルリハネナガハムシ、ルリハムシ、キアシルリツツハムシ。これのどれであってもおかしくはないと思う。あー悩ましい。5月28日、横浜市緑区四季の森公園にて
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