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2011.09.29

ギンヤンマ海で産卵@小網代湾

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ずいぶん昔、自分がまだ若者だった頃カワセミが海に飛び込んで餌をとるのを見てびっくりしたことがあった。カワセミは川や池、つまり淡水に生息するもので海では見られないものと勝手に思い込んでいたのだった。3連休の中日のこの日は朝から三浦市に出かけたのだが、三崎港の海ギンヤンマが飛び回るのを見て自分の目を疑った。漁船が係留されている脇を当り前のようにギンヤンマが飛び交う光景。水といえば水だが、海水だぞ。びっくり仰天であった。
さて、昼ごろ訪れた小網代湾では今度は海でギンヤンマが連結産卵をしていてこれまた驚いた。別種のギンヤンマではないかとよく観察・撮影したが特に大きくは無いし、♀の翅はやや茶色っぽく腹部も赤っぽいので普通のギンヤンマだと思われる。ヤゴが海水でも生きられるとすると、海の魚と一緒の水槽でも飼育できるということになる。ま、汽水域に生息するトンボがいる事もあり海で発生するトンボがいてもいいとは思うが、まさかギンヤンマが海で産卵するとは思わなかった。この場所は小網代の森から流れてくる小川が小網代湾に注ぎこむ場所の周辺で葦原が広がっていた。少し干潟がありカニなどいたし、潮が満ちてきている途中だった。汽水域ではなく海といえる。ギンヤンマは浮いていた海草(ワカメ?)にも産卵していた。もしかするとギンヤンマは海水か淡水かの区別が出来ないで産卵していて卵は当然孵化できないというオチなのかもしれないが。9月24日、三浦市小網代湾(こあじろわん)にて
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追加の写真 9/29
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コメント

こんばんは、はるきょんさん。

葦原が湾に接したところに生えてるのは、不思議ですねぇ。
実際の塩分濃度を測ってみたいぐらいです。
「小網代の森」と言うところは、結構特異な地域のようで、一度行ってみたくなりました。

投稿: ジャワカ零 | 2011.09.29 19:10

ジャワカ零さんこんばんは。3枚目の写真が小網代湾で、明らかに海です。念のために写真をもう一枚追加しておきます。なんだかススキっぽいように見えます。これもおかしいですかね。小網代湾の一番奥の奥なので汽水域に相当するのでしょうか。

投稿: はるきょん | 2011.09.29 20:41

久しぶりです、こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいています。

私もトンボって海水と淡水との違いわかってるの?
と思う事があります。
昔、千葉の京葉シーバースに行った時
(多分)アキアカネがシーバースで交尾していました。
このシーバースは陸から1キロは離れていて
そもそも、いったい何しにこんな海の上に来るんだ?
それでどこに産卵するのさ?
と思いました。
トンボって光っていれば水だと思うのでしょうか?
水なら海水でもOKだと?
その他、アスファルトの水たまりに産卵したり
何考えてるんだろ?
何を見て産卵場所と認識するんでしょうねぇ。

投稿: ふるやのもり | 2011.10.07 12:49

ふるやのもりさん、お久しぶりです。goodそーでした。水の認識が怪しい例を何度も見たことがあったのでした。アスファルト上をえんえんと巡回するオニヤンマとか、ビニールハウスのビニールに産卵しているアカネとか。そうするとこのギンヤンマも普通の川や池と思って産卵しているのかもしれませんね。

投稿: はるきょん | 2011.10.07 21:05

5年前にアップされた記事に対して、今更下記にコメントさせていただきます。
自分も30年以上前に北海道に住んでいたころ同様の体験をしました。 場所は伊達市有珠町の有珠湾付近でしたが、数にして相当数のギンヤンマが入江内をパトロールしていました。 しかも連結して海面に浮いてる藻に産卵までしていたのをよく覚えています。 当時自分は小学4年生でしたが、ギンヤンマはうちの地元でも滅多にお目にかかれなかったので、なんとしても捕まえてやろうと帽子片手に追いかけまわしていましたが、海水浴に来ていたので捕虫網を持ってきてなかったことから無念にも捕獲できませんでした。 しかし、海にギンヤンマがいてしかも産卵までするなんて不思議なこともあるものだと思いました。 翌年の夏にまた同じ場所に海水浴に行くこととなり、まさかとは思いつつもこんどは捕虫網を用意してその現場に行ってみると、やはり数匹が同じ入江内を飛んでいたのです。 5年生にもなるとそこそこ動体視力も発達していたせいか、すばしっこいギンヤンマを1匹だけなんとか仕留めました。 あの時の感動は今でもはっきりと覚えています。 ルリボシ系は道内では普通に捕獲できましたが、ギンはその当時は道南の大沼あたりまで遠征しないとなかなかお目にかかれなかったこともあり、まさか自宅近所の入江の海で捕獲できるなんて夢でも見ているような気分でした。
思い出にひたるのはいい加減にしてようやく本題となりますが、なぜギンヤンマは海にいたのか? 小網代湾で遭遇されたのもそうですが、有珠の入江の場合は2年連続して同じ場所に発生していたので元々そこに住み着いていたのでしょうか? もともと淡水域に生息する生物は海水域でも生息可能なのでしょうか? ・・・といった数々の疑問が出てくるのですが、その謎を解くカギは彼らが持つ習性とその周りの環境条件にあるのではないかと考えます。 習性については後で少しふれますが、彼らが居座る環境についてはまた別に面白い話があります。 野菜等を植えている畑に黒いビニールシートを張り付けている畝を見たことがあると思いますが、そのシート上をギンヤンマがパトロールしているのを数年前の夏に近所の畑で見たのです。 黒いビニールシートを張っている畑は近所に数件あり、それら全件で複数のギンが旋回しており、しかも連結産卵までしていました。 水も無いのにどうして? しばらく観察して判ったことはそれらの黒いシートは陽光を反射する黒光りする物で、それをギンたちが水面あるいは水面に浮かぶ藻かなにかとカン違いして飛来したのではないかという推論です。 実際にシオカラやアカ系も同じシート上を飛び廻っていました。 
こういった環境が整うと水辺でなくとも集まってくる習性があるのかもしれませんが、海の場合仮に湾状になっている場所で水が滞留しており海藻が水面まで繁茂している場所であればヤゴは生息可能かもしれませんね。 ただし有珠湾の場合はアシやマコモなど淡水域で見られる水生植物が全く無かったことから、アップされたお写真で拝見できるそれに類似した植物が水辺に繁茂している小網代湾とは環境的な点ではやや違いますし、小網代湾が汽水域の可能性があるのに対して有珠湾は完全に海水の環境なのですが、共通することは両方とも湾内に位置し海水が滞留しており、海面に海藻類が多いところでしょうか。 いずれにせよ前述した黒ビニールシートに飛来したギンたちと同様に有珠湾のギンも環境的に彼らに好条件だったことから気まぐれで飛来した可能性が高いですが、小網代湾の場合は淡水の水生植物が生えているので汽水域の可能性もあることから、ヤゴも生息可能な環境なのかもしれませんね。
ここ数十年で陸上の平地の池沼は開発により消失し続けておりトンボたちの住む場所も限られてきて、ギンヤンマもやがては絶滅危惧種となる恐れがあります。 もしかすると彼らも自分たちの新たな住処を開拓しつつ条件さえそろえば海水でも生息できるよう進化しているのかもしれませんね。
近々小生も小網代湾にギンヤンマを探しにいってみようと思います。

投稿: しょおん | 2016.08.12 12:36

しょおんさんこんばんは。コメントありがとうございます。はるきょん2がメインになっていたのでこちらを見落としておりまして申し訳ありませんcoldsweats01。汽水域での産卵例はよくあるようですが、ヤゴの生育については情報がないようです。このあたりちゃんと調べたら良いテーマになるように思います。ヤゴは海水で生きられるのか。ヤゴは海の中で餌を捕れるのか。脱皮や羽化が可能なのか。実際に海にヤゴが生育しているのか。夏休みの研究向きですね。

投稿: はるきょん | 2016.08.16 21:07

こんばんわです。 約1年ぶりにコメントします。
先日仕事で長野の某所を訪れたときのことですが、太陽光発電のソーラーパネルが無数に設置されている場所でギンヤンマが数匹ナワバリ飛行しているのを目撃しました。 他にアキアカネやシオカラトンボもパネルの上を飛び廻ってました。 以前自宅近くの畑に張られた黒いビニールシート上でトンボ達が飛び廻っているのを見ましたが、池や沼の水面を陽光が鈍く反射したり熱を吸収するのと似たような場所にトンボ達は勘違いして集まる習性があるのかもしれませんね。
今度機会がありましたら、黒いソーラーパネルが設置されている場所を注意深く
観察してみて下さい。 勘違いヤンマやトンボがナワバリ争いしてる光景を見れるかもです。

投稿: しょおん | 2017.08.30 20:11

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