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2012.04.22

クロスジギンヤンマ羽化殻@鶴見川ビオトープ

★祝!佐渡の放鳥トキにひな誕生

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2012年度のトンボシーズン開幕を前に鶴見川ビオトープには4月4日、7日、15日とチェックに行き何も発見できなかった。しかし21日、ついにギンヤンマ型羽化殻を2個発見することができた。
サイズはともに51mm。見たところどちらもギンヤンマのようである。しかし時期的に早いのでクロスジギンヤンマの可能性もあり、下唇の形状による識別点を思い出してチェックしてみた。
まずは前脚を広げた方の個体をB、そうでない方を個体Aとする。
腹部第9節の形状から個体Bは♀で個体Aは♂である。
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さて問題の下唇の端鉤部分である。まずは個体A。角度がなだらかなのでこれはクロスジギンヤンマ♂である。
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次に個体B。こちらは角度がほぼ直角に近いのでギンヤンマ♀である。
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さぁ大変だ。Aはクロスジギンヤンマ、Bはギンヤンマとなった。だが上から見た図では全く区別がつきそうにない。いや、他に明確な識別点が見つからないので最後の拠り所が下唇の端鉤部分の曲がり具合なのだから当然と言えば当然か。一応、一昨年の記事をリンクしておく
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コメント

はるきょんさん

先ほどの点 とくに複眼前方の膨らみ方に注意してご覧下さい。

個体Bのほうが膨らんでいるのがお分かりになるはずです。

投稿: Yacchan | 2012.05.09 22:18

はるきょんさん

おはようございます。

昨夜はうっかり写真Bがクロギンと言ってしまいましたが、もういちど確認してみると、やっぱり何ともいえません(>_<)・・申し訳ない。

Bはクロギンにしては下唇部が幅広なので・・。

私自身は見分ける方法として

1 先ず、頭部(背面からの)写真の下唇部側面に沿うように接線を引きます。

2 接線を複眼部まで延ばします。

するとギン幼虫ではちょうど下唇側縁と複眼の側縁が線上に並びます。

クロギン幼虫では複眼の側縁が線をはみ出て側上方に張り出す傾向があるので、とりあえずそれを目安にしています。

宜しければトライしてみてくださいね(*^_^*)

投稿: Yacchan | 2012.05.10 09:18

小関さんこんばんは。くわしい解説ありがとうございますhappy01。複眼の前の方のふくらみの角度ですね。今シーズン収穫したクロギンとギンの羽化殻がまだたくさんあるので再度比較してみたいと思います。

投稿: はるきょん | 2012.05.10 20:52

はるきょんさん、こんばんは。

今後、参考にしていただけたら幸いです(*^_^*)

それとは別に、個体A・Bの件は興味ありますね。

両個体はそれぞれどのような環境で採集したのでしょうか?

ギン・クロギンは近縁でありながら(いや、「だから」 かも?)生息環境が正反対でキッチリ住み分けしています。

ギンは周囲が明るく開けたある程度の広さをもった水域。
(これはたぶん広いテリトリーを持つギンヤンマが繁殖ライバルをイチ早く見つけるため)

対するクロギンは周囲に木々の多い薄暗く小さくて水深も浅い水域。

というわけで、混生する場合も大抵どちらかに偏るんですね・・もうほとんど8・2とか、ひどい場合は1・9とか・・(^_^;)

そちらの「鶴見ビオトープ」は両種が拮抗しているようなのでかなりの環境多様性をもっていると思います。

このような場合はいくら住み分けといっても分断されている訳ではないので「交雑‐ハイブリッド」の可能性も考えられますね。

こちらでは本当に小さい池ばかりで、通常サイズの池さえ無い有様で、伊豆南部全体でもギン2・クロギン8という割合です。・・・そちらが羨ましい(T_T)

投稿: Yacchan | 2012.05.10 21:50

こんばんは。「鶴見川ビオトープ」はギンヤンマの好む明るく開けた環境です。クロギンが好むような場所ではありません。ABともにこの同じ池で採りました。おととしの調査では個体数的には圧倒的にギンが多いですが、4月中旬から5月連休あたりまでの短い期間にクロギンが少数羽化していきます。ギンは8月ぐらいまでだらだらと大量に羽化していきます。連休あたりだけとってみればほぼ同数というわけです。総数でいえばギン:クロは20:1ぐらいでしょうか。他にはマルタンが少数、アジア、シオカラその他も産しています。

投稿: はるきょん | 2012.05.10 22:10

はるきょんさん

なるほど、そういうことでしたか。
まあ、ハイブリッドの可能性も完全には否定できない、とは思いますが・・・こればかりは羽化そのものを確認しないことには・・・ですね。

この辺りはそちらとは全く逆で、私が調査・採集している「クロギン池」・・勝手にそう呼んでいますが^^; では
ギンはゼロに限りなく近いです。

面白いのは同場所にマルタンが結構住みついていることですね。

マルタンの環境は産卵のための挺水植物は必須ですが、それ以外の条件はよく判らない、というのが正直なところです。

他にはショウジョウとか、こういう環境ではシオカラよりもむしろオオシオカラ幼虫をよく見かけます。

イトトンボ科ではクロイトトンボ属ですね。

私がギンヤンマ探索をする河川の滞水地や水田脇の流れの悪い水路ではアオモンなどのアジア属です。

アオイトトンボ科ではオオアオイトやホソミオツネンとか・・ですね。

投稿: Yacchan | 2012.05.11 18:00

はるきょんさん
こんばんは。

今見てみると、個体aはクロギン♀の可能性が高いですね。
個体Bはギンヤンマ♂の可能性が高いですが、ギン・クロギンの♂幼虫の尾部による判別は背面でないと判りません。
上下をひっくりかえしてみると判るんですが・・。
肛上片の基部にあるmale projection つまり成虫になったときに上付属器になる部分がギンの場合、尾毛に対して1/2弱、クロギンの場合2/3強となります。
形状もギンのそれは太短く、クロギンは「先をつまんでひっぱったような」細長い形をしているのですぐに判りますよ(^^)

投稿: yacchan | 2014.05.09 22:27

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