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2012.07.31

コオニヤンマ@新治市民の森

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新治でこの日、オニヤンマを一頭だけ摂食飛翔を見ることができたが、例年に比べて圧倒的に数が少ないように思う。田んぼ脇のタラノキをチェックしたところ、昨年と同じようにセンノカミキリが見られた。ただ凄く敏感な個体で、あっという間にぽとりされてしまった。落ちたポイントでの必死の捜索も実らず、立ちあがってあーぁと天を仰いだ瞬間、空から大きなトンボが降りてきてタラノキの眼の前の枯れ枝に止まった。
このシルエット。長くすらっとした腹部。長い後脚。小さな頭部。コオニヤンマ♂である。新治ではそう見られないのでちょっと嬉しい。
オニヤンマがいない代わりにコオニヤンマが今シーズンこの田んぼの夏の王なのだろうか。
7月28日、新治市民の森にて

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2012.07.30

ヤブヤンマ羽化殻@新治市民の森

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新治市民の森の昨年ヤブヤンマの羽化殻を見つけたポイントに行ってみた。すると同じような場所に同じように羽化殻をひとつだけ見つけることができた。ヤブヤンマ♀である。詳細は昨年の記事を見ていただきたい。この羽化殻は原産卵管があった。
さぁ、ヤブヤンマがぶら下がっていないだろうか。林の端の日影でそれほど葉が密でない小枝を肉眼と双眼鏡で丹念に見て回ったが結局見つからなかった。
この後、別のポイントでヤブヤンマ♂を目撃した。数十秒程度。猛烈なスピードで激しく飛び、結局は見失ってしまった。どこかにとまったのだと思いだいぶ探しまわったがこれも見つけられず残念!ヤンマのぶら下がりの発見は難易度高し!
7月28日、新治市民の森にて

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2012.07.29

カブトムシ@新治市民の森

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真夏の新治市民の森に行ってきた。今シーズンまだカブトムシを見てないので、樹液ポイントに行った見たが、今年はどこも樹液がほとんど出ていない。せいぜいカナブン程度しか見つからない。何箇所かめでやっとカブトムシを発見。まあまあのサイズの♂で元気そうだ。しばし観察した後失礼して小さいほうの角を持ってみたら激しく脚を動かして抵抗した。いいなぁこの力強さ。クヌギの樹皮に戻してやったらただひたすら上の方に登って行った。
樹液にもう一頭いたのが下のコクワガタ。良く見ると眼はかわいいのに顎のせいで凶暴そうな顔つきをしている。前脚の脛節の鋸歯が素晴らしい。こちらも樹皮に乗せてみたら、慌てたように下に降りて行った。カブトムシと逆の反応だったのが面白い。ものすごく暑く、バイク用のボトルから水を飲みのみ、汗を拭きふき日陰を選んで歩いた。
7月28日、新治市民の森にて
★7/31追記。クワガタはノコギリクワガタ♀に訂正します。脛節の形状、丸っこい体型、胸部・翅鞘の質感などからコクワガタではなくノコギリクワガタのようです。多謝>鷹姫さん。
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2012.07.28

SATORI by DON WINSLOW

R0075340 不思議な小説だった。まずはそもそも Trevanian(2005年死去) の名作 Shibumi をベースに別の作家Don Winslow が書き下ろした作品であり、内容がシームレスにつなげられている。またこうした作品は続編になるのが普通だが、これは承前の作品でありさらに珍しい。タイトルのSATORIは「悟り」だ。
さて、時代は戦後混乱期の日本。主人公ニコライヘルは亡命してきたロシア人貴族の子として上海で生まれ、日本軍の岸川将軍に大きな影響を受け日本の文化に染まってゆく。母親を亡くてからは孤児として来日し大竹七段(これは架空と思う)に弟子入りして囲碁の手ほどきを受ける。
戦犯としてとらえられていた岸川将軍を刑務所で面会中に(本人に請われて)暗殺し巣鴨拘置所に収監される。アメリカ人に拷問を受けて顔面を破壊される。牢獄の中で唯一許された書物がバスク語で書かれたものだったため、独学でバスク語をものにする。Hoda korosu という武器を使わない暗殺術を持つ若者の利用方法に気づいたのがCIA。ある条件で自由の身にしてやるという。在中国のKGB幹部ボローシェニンを暗殺することだ。中国とソ連の関係にひびを入れるという国際戦略の一環である。フランス人武器商人になりすました暗殺者ニコライヘルは北京に渡り、壮絶な戦いが始まった。
普段は非常に物静かな白人だが、戦闘能力はケンシロウなみ。茶の湯をたしなみ囲碁の腕はプロ級。日本文化を具現化したようなミステリアスな雰囲気をもつ強烈な反アメリカの白人青年の活劇にヨーロッパの読者は拍手喝采をおくったらしい。
ウィンズロウは原作の雰囲気そのままの完璧なtrevanian の次作(いや、前作)を作り上げたといえる。ただ、trevanian が作り上げたニコライヘルという人物像の魅力だけでこの小説は半分成功しているわけで、当然といえば当然でもあるがそれにしても見事である。
※ワーナーブラザースが映画化するそうだ。主人公はなんとディカプリオ。ちょっと雰囲気が違う気がするが。


SATORI by DON WINSLOW
4/11-4/25
2012#6
ratings: 20 stars (5,5,5,5)
546 pages
Published by Grand Central Publishing (2011/06)
ISBN:978-1455501700
USD 7.99
JPY 602 (Jyunkudo)

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2012.07.27

道志水源林ボランティア報告#45

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7月20日に道志水源林ボランティアの活動に行ってきた。4月から毎月一度の予定なので本来今年4回目のはずだが、一回中止となったため3回目である。また足かけ8年めで通算45回目の参加となった。この週の前半、梅雨明けし異様に暑くなったのだが、木曜日午後から急に涼しくなり、金曜日当日はなんと寒いほどの天気だった。
暑いよりはマシなので元気に参加した。いつものように間伐作業を始めた11時ごろから雨が降り出し、雷もゴロゴロ鳴りだした。結局は午前中だけの作業で3本のスギを処理できただけで終わってしまい、なんとも消化不良感が大だった。
午後は旧善之木小の体育館で鋸の目立て作業を少しかじった。鋸の種類によって歯の切り方が違うこと。われわれが使っている鋸が横切り用であり、そのため受け口のななめが切りづらいこと。鋸の歯は左右にほんの少しだけ反っていてアセリ(あるいはアサリ)ということ。アセリの幅の分のおがくずが出ること。数枚ごとにアセリのない歯があり、これはおが屑を排出するためのものであること。引く方向の歯だけ研げば良いこと。ひとつの三角に3か所の歯があること。などなど普段全く気にもしていなかった鋸をじっくり詳細に観察し、また目立て作業を実際にトライすることができて、なかなか良い経験で満足だった。なお、帰りがけに寄った道の駅どうしでは雨のため自然観察の収穫はなし(ツバメを見たぐらい)、ただ、見事なきゅうりを安く売っていたので思わず買ってしまった。帰路の東名では大渋滞の先頭の追突事故現場を一瞬だが目撃し、撮影した。死傷者はいないようだったのでほっとしたが、大迷惑であった。
7月20日、山梨県道志村にて
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2012.07.26

ジュンサイハムシ@新横浜公園

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新横浜公園の遊水地は現在ほぼヒシに覆い尽くされている。そのヒシの葉を良く観察するとほぼすべての葉が明らかに食害を受けているのが分かる。その犯人がこれ。ジュンサイハムシ。ヒシの葉の数も凄いが、ジュンサイハムイシの数も膨大なもので、ほとんどのヒシの葉に数頭づつ乗っているのだ。広大な池にいったい、何万いや何百万頭のジュンサイハムシがいるのやら。計算してみようかと思ったがやめておこう。
上は交尾中のペア。♂の交尾器が分かる。
二枚目はヒシを持ち上げてみたもの。独特の形状の葉である。茎が途中で太くなっていて、空気を含んでいるらしい。おや?葉の上にはなにやらオレンジ色の点々が。
その正体は下。ジュンサイハムシの卵が几帳面に並べて産みつけられていた。左側は黒くて小さい若齢幼虫と大きな終齢幼虫と思われる。
ヒシの大繁殖⇒ジュンサイハムシの大繁殖⇒アメンボの大繁殖。となるのが自然の成行きだそうだが、これからどうなることやら。ヒシの実がたくさんなるならば冬季、ヒシ食う野鳥が来てくれたら大歓迎なのだが。そうそう、ジュンサイハムシは祝!初見
このハムシ、神奈川県のレッドデータブックに記載されていて、なんと絶滅危惧I類に分類されている。つまり「近い将来に絶滅の危険性の高い種」であるということだ。この新横浜公園の遊水地の状況を見る限り、絶滅の心配はないように思うが、このハムシがヒシを全滅させてしまえば来季はジュンサイハムシも全滅となる可能性があることを考えれば、このようなヒシの繁茂する池が県内のあちこちに存在し、ヒシとハムシとアメンボがバランスを保ってそれぞれが永続的に存在しない限り、安心はできないということになろう。
ついでだが、このジュンサイハムシはヒシの葉を食害するだけでなくコシアキトンボの羽化殻にも取りついて食べていたのでけっこう雑食性かもしれない。7月22日、新横浜公園にて
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2012.07.25

ヒロオビジョウカイモドキ@新治市民の森

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上は新治市民の森で見たキボシカミキリ。妙に前肢が長すぎるように感じる。オスだろうか。
今回見てほしいのは下。特徴的なデザインなのですぐ分かるだろうと思っていたが、いまだに不明。ハムシと思われるが該当種を見つけることができない。
和名を募集しますのでこれぞ!と思い当たる和名がありましたらコメントください。大歓迎いたします
7月15日、新治市民の森にて
追記:7/25 ヒロオビジョウカイモドキと判明しました。多謝>itaさん
祝!初見

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2012.07.24

ギンヤンマ♂の副性器@鶴見川ビオトープ

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鶴見川ビオトープで見た羽化中のギンヤンマの中で上の個体は♂。翅を伸ばているタイミングである。良く見ると腹部第二節の非常に複雑な形状がわかる。二枚目は拡大したもの。これは副性器という部分。♀の腹部先端に結合して受精する。なお♂の性器は腹部先端にあり、そこ出来た精子をこの副性器に移すことを移精という。交尾の前には移精をしておかなくては受精できない。
下はの羽化。腹部第二節はのっぺりしていてなんの構造も見えない。一枚目の♂よりも少し進んでいて、翅はほぼ伸びている。後は余分な水分を排出し、腹部をほっそりさせ、体全体が乾くのを待つことになる。トンボの羽化を目撃すると胸がドキドキし、頑張れ~!と応援したくなる。
7月21日、鶴見川ビオトープにて
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2012.07.23

ギンヤンマ倒垂型羽化の休止期@鶴見川ビオトープ

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今シーズンは鶴見川ビオトープの調査はほとんど行ってないので土曜日の朝、久しぶりに訪れてみた。
ヒメガマの背が伸びていて、中に入るには分け入るようにしなければならなくなっていた。前日の雨で濡れたままのヒメガマのために両腕とジーパンはほどなくぐっしょり濡れてしまった。
ギンヤンマの羽化殻はたくさん見つかり、このビオトープが今シーズンもギンヤンマを順調に産出していることが分かった。マルタンヤンマの殻もひとつ見つけた。そして、ギンヤンマの羽化中個体もいくつか見つけることができたのだ。朝9時過ぎだというのに。通常、羽化は夜中に行われ、早朝にはすべて飛んでいるはずなのに、気温が低いのと、くもりで暗いためこんなに遅れているのであろうか。倒垂中の個体は初めてみた祝!初見。こんな姿は真夜中にしか見られないはずと思っていたので、嬉しい。これが9:00:12。観察していると少しもぞもぞしていたので生きている。この逆さの状態のまま、細い肢が固まるのを待ち、腹筋で起き上がってその肢を使ってぶら下がり、翅を伸ばすのだ。羽化のこのをタイミングを休止期というが、下にポトリと落ちないのが不思議である。腹部先端?でしっかりつかまっているのだろうか?しばらく見ていたがだいぶ時間がかかりそうに思えたので邪魔をしないようにその場を離れた。他を探してビオトープを一周し9:19:54 に再度チェックしてみたところ、なんともう起き上がっていた。起き上がる瞬間を見たかったのに。もうちょっと待っていれば良かったのかも。それとも自分の存在が無くなるのを待っていたのかもしれない。この個体はギンヤンマ♀
ともあれ、無事に羽化に成功し、成虫としての短い時間を精いっぱい生きてほしいと思った。
下は収穫した羽化殻。一番下で横向きの殻がマルタンヤンマ♀。原産卵管が見えている。他はすべてギンヤンマ。この日は暗色型の羽化殻が多いようだった。
7月21日、鶴見川ビオトープにて
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2012.07.22

シロテンハナムグリ@鶴見川

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土曜日、朝は鶴見川ビオトープで羽化殻回収、さらに午前中に新横浜公園でラン。周回路(約1.7km)をゆっくり6周した。曇で気温も低く走りやすかった。最近ゲットしたドラウトエアの半袖がちょうど良かった。その途中でSさんの姿を発見。ラン後ご挨拶。地元愛は見習わなければ。毎日ご苦労様です。
コース:新横浜公園周回コース、距離:10.35km、タイム:59’24”、平均心拍数:145、最高心拍数:155、ラン後体重:○4.4kg

午後は時々雨がサーッと降るので近場で散策。鶴見川の土手でムクゲが純白の花を咲かせていた。美しい花を撮影しているとその後ろに何やら異物を発見。シロテンハナムグリだった。ちょっと失礼して接写させていただいた。体の裏側には肌色の麟粉状ものがたくさんついている。メタリックグリーンに輝く地肌が美しい。前肢の脛節先端外側には鋸状の歯が、内側には長い棘がある。複眼に接して短い触角があり、見えにくいのではと心配になるような不可解な構造。顔面先端部は凸凹にめくれる
捕獲時に白い液体状の排泄物を噴出されてしまったが、うまいこと触れずに済んだ。
7月21日、鶴見川土手にて

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2012.07.21

モンキアゲハ吸水@梅田川

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梅田川の水辺でモンキアゲハ吸水行動を見つけた。湿った砂に長い口をさしていた。後翅に赤斑がめだたないので♂だろう。ほぼ黒と白だけだがなかなか綺麗な蝶である。そろりそろりと近寄りマクロ撮影していたら、急に舞いあがり驚いたが、我慢してじっと動かずに眼だけで姿を追っていたら、自分の足元に舞い降りて再び吸水をし始めてくれた。これでほぼ真上から撮影することができた。いつまでも吸水していたのは朝から気温が高く蒸し暑かったためだろうか。
その蒸し暑い新治を長時間散策して汗だくの午後、大正池でウラギンシジミが自分の周りを舞ったあげくに我が左手の人差し指に止まった。じっとしていたらいつまでも逃げないので良く見たらどうも我が汗をペロペロなめているようだった。それならと超マクロ撮影させてもらった。こういうのをwin-winの関係というのだろう。というわけで今日の蝶は吸水シリーズとなった。
7月15日、梅田川にて
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2012.07.20

コチャバネセセリ@新治市民の森

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今シーズン新しく入手した「日本のチョウ」に触発されて、もう少しチョウをまじめに見てみようと思っていた。これまでは新治でこういうセセリを見るとだいたいはキマダラかな?で終わっていたのだが
今回は一応撮影しておいた。翅裏の濃い筋が目立つ。翅縁は黄色い。これはコチャバネセセリと分かった。普通種だが、翅表の濃い茶色も黄色地にくっきりした模様のある翅裏も美しい。翅表の前翅中室下に性標があるのでと思われる。7月15日、新治市民の森にて

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2012.07.19

モモスズメ@新治市民の森

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新治の雑木林の林床でこの大きな蛾をみつけた。実に見事な蛾である。茶色系の複雑な模様は枯れ葉色だろう。前脚をしっかりと伸ばしている。触角は白っぽいが翅の下に隠れている。横から翅の下をのぞいてみたら前脚の根元部がピンク色をしている。複眼はまん丸で黒く大きい。胸部は力強く盛り上がっている。触角に細かい構造が見えている。
モモスズメと思われる。祝!初見。後翅に桃色部があるらしいが、現地ではまったく分からなかった。
下はシシウドに来ていたアブ。ハエっぽい。ま、ハエもアブも仲間であるから当然だが。マルボシヒラタハナアブかもしれない。そうならばこれも祝!初見。アブにしてはデザイン的に綺麗である。
7月15日、新治市民の森にて
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2012.07.18

マユタテアカネ♀未熟@梅田川

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三連休第二日目は新治方面にいってきた。梅田川では今シーズン初めてマユタテアカネを見ることができた。やや薄暗い木陰の地面近くにひっそりと止まっていたのでなかなか気付かなかった。顔に眉斑がある。胸部の模様は特に目立つものは無い。腹部先端下部に黒く尖った部分は産卵弁である。マユタテアカネ♀の未熟個体である。翅先の黒帯は無かった。下のハラビロトンボに比べてとてもか細いトンボである。
下はハラビロトンボ♀。真夏の暑さだったためかハラビロトンボも木陰に避難してきていた。マクロ撮影していたが、あまりに逃げないので、ふっと手捕りしてしまった。腹部の節の数え方はやはり先端の十節から数えよう。第一第二節は余計な筋があっていつも分からないのだ。この直後にお母さんに連れられたお散歩の幼児に出会ったのでトンボを見せてあげたら、とても喜んでくれたのでこちらまで嬉しくなった。それからリリースした。
7月15日、梅田川にて
★7/20追記:ふるやのもりさんのリクエストにお応えして額ピカーッ!の♂の写真を掲載します。今シーズンで撮ったのではこれが精いっぱいでした。これは6/30神奈川県北部での撮影です。
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2012.07.17

アオモンイトトンボ@新横浜公園

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新横浜公園の細流にいたアオモンイトトンボ未熟♀。濃いオレンジ色が美しい。眼後紋の左右に少し凹んだ部分がある。また、腹部第一第二節にオレンジ色が一周している。
3枚目は♂。
下は交尾態。下にいるのが♀だが、これは同色型♀。同色型♀はオス型♀とも呼ばれる。ご覧のように♂と全く同じ色合いをしている。水色の小さく丸い眼後紋、淡緑色の胸部、水色の腹部第八第九節など同じである。♂との違いは腹部第二、第八第九節を見ないと分からない。
♂はオス型♀の何を見て♀と認識しているのだろうか。またオス型♀の未熟時の姿は上のようなものなのだろうか。成熟する時に二型に分かれるのだろうか。
7月14日、新横浜公園にて
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2012.07.16

チョウトンボ@新横浜公園

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新横浜公園で今年もチョウトンボが見られた。鶴見川が増水した時に水が入ってくる越流堤あたりでは乱舞する光景が見られた。ただこのあたりは近づけない場所。
上は遊水地で強い風を避けてヒメガマの風下側に止まっていた♂個体。時々高く飛んで池脇の樹木の高いところをハラハラ飛び回っては強風に負けてまた戻って来ていた。
下はシオカラトンボ♂。近寄れたので顔を撮ってみた。眼の色が水色でけっこう綺麗である。でもひげヅラっぽい気もする。
7月14日、新横浜公園にて
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2012.07.15

ウチワヤンマ@新横浜公園

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三連休の初日の土曜日は近場の新横浜公園に行ってきた。昨年観察したキイトトンボを探すためだ。朝から蒸し暑く、ついに夏到来!という感じだ。
キイトは結局見つからなかった。水路にも草が生い茂ってきたので、なかなか捜索も思うようにいかなくなってきた。
上は今シーズン初めて見たウチワヤンマ♂。風が強くヒメガマやアシが酷く揺れるので、体の大きなウチワヤンマは丈の短く硬い場所を選んで止まっていた。それにしても黄色と黒の隈どりのような模様は歌舞伎役者の顔のようである。腹部第八節のウチワ部には黄色が入るのでタイワンウチワヤンマではなくてウチワヤンマだ。
下はシオヤアブ♀と思われる。コガネムシ類を捕食したところ。すでに腹部は充実しており、産卵前なのかもしれない。
7月14日、新横浜公園にて
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2012.07.14

アカスジカメムシ

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目黒の自然教育園の水辺にはチダケサシというピンクの花が賑やかに咲いていた。看板のチダケサシが妙に「サダマサシ」に見えてしょうがなかった。ピンクの花をチェクしていたらアカスジカメムシを一頭発見した。赤と黒の縦筋の美しいカメムシである。今シーズン初観察である。
二枚目はトウキョウヒメハンミョウ。翅鞘の模様はとても微妙で薄い。触角も脚もかなり細い。
下もチダケサシの花にいたコガネムシだが、和名が未判明。翅鞘の縦筋が非常にくっきりしている。胸部には細かい点刻があり、全身は黒~こげ茶色。顔はアオドウガネっぽい。脚は長くは無い。どなたか分かる方があったらぜひご教授願いたい。
7月8日、科博付属自然教育園
★7/16追記:セマダラコガネ黒化型と判明しました。みやざきさんありがとうございました。
★7/20再度追加:セマダラコガネの普通型を掲載します。独特の模様ですぐにそれと分かり、いつもそれ以上吟味しませんが、良く見ると翅鞘の縦筋と点刻の特徴は黒化型とまったく同じです。6/23に新治で撮影した個体です。
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2012.07.13

ショウジョウトンボ@新横浜公園

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上はショウジョウトンボ♂。翅先にレンズがつくほどに接近して撮影した。頭から脚、腹部先端まで全身どこも赤い。翅の根元が赤いのも微かに分かる。腹部第二節の副性器の突起が見えている。
下はショウジョウトンボ♀。こちらは全体的に淡黄色。翅の根元側にも黄色い部分がある。黄色い顔では大顎が茶色く三日月型なので笑っているように見える。水場でトンボを観察撮影していると、時々ツバメが素晴らしいスピードで超低空飛行をし、獲物をかっさらいに来るので、トンボもそうだろうが、自分としてもトンボを獲られそうで脅威に感じてしまう。
7月7日、新横浜公園にて
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2012.07.12

フタオビミドリトラカミキリ

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目黒にある、国立科学博物館付属の自然教育園は自分が就職で上京したてのころ、何度か訪れたことがあったが、その後20年以上もご無沙汰だった。午後から晴れた日曜日、どこにも行かないのがもったいなく思え、急きょ出かけてみた。
久しぶりの園内は暗く、明治神宮を思わせる鬱蒼とした森に覆われていた。以前来たときはもっと明るい印象だったが、20年もすればこういう森になるのだな。高尾山から陣馬山の途中の景信山手前の上りで、依然は大きな木が無かったのが20年後には立派な林に変わっていて驚いた経験もあり、普通に育てば森はすぐに立派なものになるという気がする。最終的には照葉樹林になり、落葉樹はほぼ姿を消すというのがこの近辺での潜在自然植生の姿だろう。
こういう深い森では昆虫はあまり期待できないので、湿地で大いに時間を使った。
上はどこかで見たような見ないような微妙な感じのカミキリ。一見して初見という気がしなかった。ちょっと調べてフタオビミドリカミキリと判明した。この撮影の直後、カメラに飛びかかられ、ついで自分の肩にとまられた。かなりアクティブなカミキリと見た。祝!初見
下はおまけでイオウイロハシリグム♀。かなり大きく10cmぐらはあったと思われる。最後はオスクロハエトリ。どことなくまっ黒のゴリラを思わせる。
7月8日、目黒の科博付属自然教育園にて
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2012.07.11

ハグロトンボ♂@新横浜公園

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新横浜公園ではハグロトンボも極少数が見られた。先日道端で拾った個体を見ていたため、最初に見たとき実に大きくメタリックグリーンが素晴らしく見え、一瞬アオハダトンボかと迷ったほどである。いや、そんなはずはなく翅の黒いハグロトンボであった。このトンボもかなり逃げ脚が早く、撮影し辛かったが、なんとか少しだけ撮影出来た。翅をピラっと開く瞬間を狙ってみたのが二枚目。この動作を見ると、電車に座って睡魔に襲われたサラリーマンが頭を傾けて隣の乗客にあたってはすぐに気付いて誤り、姿勢を正し、しばらくするとまた隣に寄りかかるという良く見る光景を思い浮かべてしまう。いやいや、ハグロトンボは居眠りして注意力が無くなるために翅をひろげるのではなく、縄張り宣言のようだ。
下は先日道で拾った個体の顔面である。
7月7日、新横浜公園にて
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2012.07.10

コフキトンボ帯型♀@新横浜公園

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新横浜公園での定番コースを一通りめぐりそろそろお腹も空いてきたので、引き上げようかと考えていたところ、もう一本の細流が自分を呼んでいるような気がしたので、ちょっと迷った末もうひと頑張りしてみることにした。するといきなりコフキトンボ帯型♀が出迎えてくれたのである。鮮やかな黄色と黒の虎模様に赤茶色の翅も美しい。綺麗なトンボである。先ほど会得した接近術を再度駆使してマクロ撮影することができた。翅脈自体がワインレッドでなんとも艶っぽい。ところでコフキトンボの♀はこそこそしたところが全くなく、♂と同様に実に堂々としている。尾部先端にある尾毛は黒く下向きに曲がっている。最後のもうひと踏ん張りが収穫を生み嬉しいご褒美となった。
7月7日、新横浜公園にて

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2012.07.09

コシアキトンボ羽化殻@新横浜公園

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新横浜公園の北側を占める遊水地ではアサザ(7/14訂正)ヒシとみられる植物が水面を覆っていた。特に西側ではほとんど埋め尽くされた状態だった。こういう水面ではクロイトトンボやムスジイトトンボが水面近くの超低空を飛び回っているかもしれないと思い、双眼鏡(新調したeagle otpics Ranger 8x32)で丹念に探したが見つからなかった。広すぎるのと対象が小さすぎるのと、そもそも日が差さないためにトンボ自体が姿を隠しているようだった。
そんなとき周辺の植物に張り付いている羽化殻を発見した。一目見て、小型サイズで黒っぽいことからコシアキトンボと分かった。水に落ちないように慎重に手を伸ばしてゲットすることができた。側棘(そっきょく)が腹部第8・9節にあり、全体に黒っぽく淡色のまだらが目立つ。
下は帰宅後に撮影したもの。背棘(はいきょく)もあり、見える範囲では腹部第4~9節にある。図鑑によると第10節にもあるとの記載があるが、この写真では認められない。
この日はコシアキトンボ成虫は見ることができなかった。天気には勝てない。
7月7日、新横浜公園にて
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2012.07.08

セスジイトトンボ@新横浜公園

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午後から雨という予報の土曜日。朝は曇りで少しは自然観察が出来そうな雰囲気。途中で雨が降り出すとつらいので近場の新横浜公園まで行ってきた。
北側園地周回コースではたくさんのランナーがマジで走っていた。タスキをかけて走るランナーもいたのでなんらかのレースも同時に行われていたようだ。たまには短くてもよいのでこういうマジの走りをしたいものである。
とか思いながらも、目は遊水地周辺の水草へ。今シーズンまだ見ぬウチワヤンワやそろそろ北上してきそうなタイワンウチワヤンマが止まってないか目を凝らす。黒王号で少しずつ進みながらfinite covering で岸辺をくまなく探したが、見つからなかった。オオヤマトンボも期待していたのだが、日が差さないためか現れなかった。
後はいつものコースを長靴でじゃぶじゃぶしながら回った。
上は腹部第8、9節が完全に青いのでムスジイトトンボというのが第一勘。だが、全体に小さい感じがしたのと腹部先端部が違うような気がして何枚も撮っておいた。
帰宅後に複数の図鑑を使って調べたところ、眼後紋がムスジよりも太く三角形をしていること、腹部先端の尾部付属器が広がっていることから、セスジイトトンボ♂であることが判明した。祝!初見。胸部肩縫線の黒条内にある細い淡色条が二筋あるのがちょっと珍しい感じがする。ムスジイトトンボこちらを参照
環境はごく緩やかな細い流れで両側に植物が生い茂っている場所だった。ムスジはこういう環境では見られないらしい。曇りで暗かったためか写りがイマイチなのは容赦を。
7月7日、新横浜公園にて

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2012.07.07

トビイロオオヒラタカメムシ@新治市民の森

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約1カ月前の観察より。新治市民の森にはあちらこちらに切った樹が置いてある。シイタケのホダ木かと思われる材をチェックしたところ、妙に平たいカメムシ?がたくさん集まっていた。一見して害虫っぽい。苦労して調べたところトビイロオオヒラタカメムシというのに合致するようだった。とりあえず祝!初見
たくさん集まっていたということは集団で越冬していたか、あるいは卵から孵ったばかりの集団かもしれない。
二枚目はホソヘリカメムシ。角度によってこんな感じで見えるんだなぁと思った。大股開きが凄い。たまにはこういう非図鑑的写真もおもしろいのではないかな。
6月2日、新治市民の森にて

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2012.07.06

ウスバキトンボ

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県北部の山里では何箇所かでウスバキトンボの群舞に出会った。河原でじっとつっ立って眺めていると、風上に向けてゆっくり飛びながら自分のすぐ脇を移動してはまた、戻るという行動をしていた。そっとデジカメをとりだして60cm程度の置きピンで何枚か撮影してみたところ、何枚か撮れた。彼らは良さげな水場を見つけて産卵しては北に向かい、繁殖地を広げているつもりなのだろう。
二枚目は同じ河原で見つけたミヤマアカネ。昨年に比べて数が少ないように感じた。昨年から気になっていたのだが、水の中で約1年を過ごすトンボは放射能の影響を一番受けやすい昆虫だと思う。南関東の水底の泥の中にどれだけ放射性物質が蓄積されているか、とても気になっている。今年、無事に羽化できたトンボが少ないとすると昨年の大震災の影響と推定されるだろう。
下は、半日の自然観察でヘトヘトになって帰って来て、鴨居駅から自宅までの途中で道に落ちていたハグロトンボ♂。車か何かにぶつかったのではないかと思われる。まだ息はあったが撮影後、絶命したようだ。窓際で撮影したところうまいことホワイトバックになった。
6月30日、神奈川県北部
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2012.07.05

コガタノミズアブ

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この緑色のアブはせせらぎ脇で見つけた。胸部が二段になっているので、前が前胸、後ろが中胸なのだろう。後肢が出ている後胸は上からは見えないのかもしれない。複眼が左右に離れているので♀。肢は黒斑があり、ややまだら。帰宅後に調べてコガタノミズアブと判明した。しかし、コガタミズアブではなくコガタミズアブというのはどうしたことだろうか。
二枚目はこの日二番目の被写体だった。キタヒメヒラタアブと思ったが、帰宅後に調べてみたところ、なんとミナミヒメヒラタアブに和名が変わったとのこと。北から南とはまた、180度の大転換である。右が♂で左が♀。交尾態は初めて見た。
下はエノキの倒木で見つけたオオイシアブ。最初チャイロオオイシアブと思っていたが胸部に茶色味がない。口は毒ガスマスクのような感じの吸う口である。
6月30日、神奈川県北部にて
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2012.07.04

シラホシナガタマムシ交尾

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昨年の台風で倒れたという(農作業をしていた男が教えてくれた)大きなエノキの幹に手が届いたのでチェックしてみた。オオイシアブがおり、カッコいいので超マクロ撮影していて、ふと視線を上げたら目の前にコオニヤンマ♀がいつの間にか止まっていた。一枚撮ったところで飛ばれ、再び樹皮に視線を落としたら、タマムシの交尾態を発見した。こういう嬉しい連鎖はときにおこる。小さなタマムシはメタリックグリーンの翅鞘に8個の白い斑点が目立つ。翅鞘には細かい肌理があるようだ。翅鞘最上部の肩にある斑点の部分は凹んでいる。触角は細い。会合線は中ほど以下がやや隆起している。一番下の斑点は会合線に接し縦方向に長い。頭部胸部は緑色というよりはややゴールドに近い。
帰宅後に調べたところシラホシナガタマムシではないかと思う。祝!初見。
下はおまけで不明カメムシ。カメムシは甲虫っぽいが、甲虫ではない。甲虫の定義は二組ある翅のうち前翅が硬く変化して翅鞘というクチクラ製外骨格になった昆虫のこと。飛ぶときは後翅を主にはばたく。カメムシは軟翅が2対あり両方を使って飛ぶので甲虫ではない。
このカメムシは背中の中央の巨大な小楯板(しょうじゅんばん)が目立つ。左の前翅をどういうわけか少し開いている。カメムシの前翅は根元の硬質部と先端部の軟質部からなる。軟質部は透明。後翅は軟質で透明である。
このカメムシはマルカメムシに似ていると思って調べたが不明。ミヤマカメムシの仲間であろうということまでしか分からなかった。もう少し頭部なども撮影しておけばよかったが、これ一枚しか撮れなかった。
6月30日、神奈川県北部にて
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2012.07.03

オオチャバネセセリ

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この山里では一見普通種が実はそうではなかったということがある気がして、キマダラセセリやモンシロチョウやイチモンジセセリなどを見ても別種を見過ごさないようにいちいち確認するようにしたのでとても大変だった。上はイチモンジセセリかと思ったがなんだか雰囲気にツンとしたものを感じたので数枚だけ撮影しておいたもの。翅の後縁が白っぽい違和感もあった。帰宅後に調べてみると、後翅裏側の白斑が5個あり、交互に並んでいることからオオチャバネセセリと判明した。ラッキー。祝!初見。河原付近で、銀壱を期待していたのだがそれは見かけなかった。
下はおまけのアカタテハ♂。これは間違えようがなかった。
最後はシルビアの可能性を期待して撮ったけれどもヤマトシジミだった。
6月30日、神奈川県北部にて
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2012.07.02

オナガサナエ♂

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ここはコオニヤンマがたくさん見られた。上のトンボが地面近くから頭上の枝に飛びあがったのを見て、これも最初コオニヤンマかと思ったのだが、ちょっと気になったので真下をそっと通り過ぎてから双眼鏡で見上げてみたところ、尾部が太いオナガサナエ♂と分かった。気にして良かった。たしかオナガサナエは昨年は自分に飛び乗ってきたのだった。しばらく下から見上げて待ってみたが、降りて来てくれる気配はなかったので諦めた。
下はおまけでコオニヤンマ♂肛角に注目)とアキアカネ♀腹部第二節に注目)。
6月30日、神奈川県北部にて
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2012.07.01

コオイムシ

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久しぶりに遠出をして神奈川県北部の山里に行ってきた。朝早くから晴れ渡り、暑くなりそうだったが、雲が出たりしたのでそれほど酷い暑さにはならず良かった。
この日の祝!初見コオイムシ。せせらぎでトンボを探しているときに気付いた。背中に白い小さな卵をびっしりと並べているので目立つこと甚だしい。これは♂で、♀が背中に産卵してから孵化するまで一ヶ月間はこうして卵を背負い、水に潜ることも飛ぶこともできないまま身をもって卵を守るのだ。珍しいので左手にご招待してみた。卵は100個ほどあるようだ。
下はおまけでウリハムシ
6月30日、神奈川県北部にて
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