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2013.02.16

ミサゴ@三浦海岸

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海岸でカモメを撮影する時に気をつけているのが、舞い降りてくる個体を見逃さないこと。浜辺で大型カモメの小群が寛いでいる場合、別の浜や沖合から自分も休もうと集まってくるカモメがときどき降りてくるのだ。この日は群の位置と自分と太陽の位置および風向きが良かったため、風上に向かって舞い降りる個体が狙いやすい位置だった。そういうわけで周りを時々気にしながら観察・撮影していた。
そのとき、浦賀方面からやってきたのがこのミサゴ。かなり高い位置をキープしながら飛んできてそのままスルーして行ってしまったが、上を見上げないと気付きもしなかっただろう。
胸の暗褐色斑がくっきりしているので♀成鳥と思われる。
ミサゴの初列風切は内側が5枚でフィンガーをなす外側が5枚(トビは内側4枚、外側6枚)。この個体は最外のP10が途中から折れて欠損?しているようである(写真2枚目)。
フィンガーの部分以外の初列風切は淡色地に暗色の横斑が見える。次列風切は暗色地に淡色横斑が外側に見える。下雨覆と脇・腹部は白い。
トビに比べて翼が長い。尾も短いためことさらに横長の印象が強い。トビがやたらと多い三浦海岸にはミサゴももっといてよさそうに思うのに少ないのは、適当な営巣地が少ないためではないかと想像する。
ちなみにトビはアメリカにはいないがミサゴはアメリカでも見られ、Ospreyと呼ばれる。米軍の例の垂直離着陸輸送機の愛称はこの鳥からとったものである。
2月10日、三浦海岸にて

※ものの本から数字を引用してみよう。
               ミサゴ      トビ
体長♂      58cm       59cm
    ♀      60cm       69cm
開翼長     160cm      160cm
翼長♂      47cm       48cm
     ♀      50cm       49cm
最長初列  不明    41cm
最長次列  不明       25cm
尾羽         20cm       30cm

ここで体長は体を縦に伸ばしたときの嘴先端から尾羽先端まで。開翼長は翼をいっぱいに開いた時の最大幅。翼長とは翼角(翼前面にある角)から最長初列風切先端までの長さである。

ミサゴもトビも雌の方が雄より大きいが、ミサゴは差が少なく、トビはかなり差がある。ミサゴもトビも開翼長はほぼ同じである。翼長の数字を見ても両種にさほどの差はない。見た目の体形が違う理由はミサゴの尾羽が短いことと、翼の幅が短いことだ。尾羽はたしかにトビよりも10cmも短い。翼の幅は次列風切の長さで表現されると思うが、残念ながらミサゴの数字がない。

そこで写真から体長と翼幅の比率を出してみるとミサゴ43%、トビ50%。翼幅を試算してみたところ、ミサゴは26cm、トビは♂が30cm、♀が35cmと出た。したがってミサゴはトビに比べて次列風切は5cm以上は短いものと推定される。

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