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2013.05.04

オオヤマトンボ初認@駕与丁池

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連休の前半は福岡で過ごしてきた。駕与丁池(かよいちょういけ)に行き、ママチャリでゆっくりと進みながら何かいないか眼を凝らしていたところ、視界の右端に小鳥が飛んできて桜の枝に止まったのが見えた。第一感はスズメだ。ママチャリを止め、首をめぐらして小鳥を探すが、枝の裏側になっていたため見えない。たかがスズメを見るためにママチャリを降りて見に行くか?
ちょっと迷った挙句、時間もあることだし、ママチャリを停めて3mを戻ってスズメを探した。サクラの枝の裏側にスズメとキラキラの翅が縦になったものが見えた。おっ!トンボだ。スズメがトンボを咥えている!かなり大きい。近づくとスズメは大きなトンボを咥えたまま10m飛んで芝に降りた。黄色と黒の腹をした大きめのトンボだ。
スズメには悪いがそのトンボは自分が貰い受けたい。スズメはついばみながら翅をむしったり、咥え直している。あぁ、トンボが食われてしまう。わざとダダッと駆け寄ってスズメを脅かした。スズメは驚いてトンボを咥えて木立の中に逃げた。眼を凝らしてスズメの位置を確認し、トンボを地面に置いた瞬間を狙って、再度駆け寄ると、はたしてスズメはトンボを落として逃げ去った。あぁ。ごめんよ>スズメ君。こんなことをしたのは初めてである。
残されたトンボは悲惨な状態になっていた。翅はもがれ、一番筋肉のついた胸部は半分ほど食われていた。頭部は無くなっている。
腹部および腹部先端の特徴からオオヤマトンボ♂だった。
腹部先端の尾部付属器と腹部第二節の副性器の写真を紹介しておく。
オオヤマトンボもこの時期にもう羽化しているのだ。オオヤマトンボの羽化についてまったく知識がなく、どんな時間帯に、どんな場所で、直立型羽化なのか倒垂型羽化なのかさえ分からない。スズメの動作を考え直すと、サクラの枝に飛んできたときにすでにトンボを咥えていたとは考えられない。どこかで捕まえたトンボをわざわざ樹の枝に持ってくないだろう。するとサクラの枝に止まっていたトンボがスズメに見つかって捕らえられたのではないか。というわけでサクラの枝を徹底的に探したが羽化殻は無かった。このサクラは池の水際から10m程度も離れている場所で、間にはアンツーカーのジョギングコースがあり、ヤゴがこれを渡って来て桜の樹にのぼって羽化するというのも考えにくい。そういうわけで今度は池のすぐ畔の植物をあれこれ探したが、見つからず。水際の斜面も探してみたが見つからず、結局は諦めた。事前に知識を仕入れておかなくては見つけられないだろう。この時期にオオヤマトンボが見られるとは全く思っていなかったので仕方ない。残念な姿ではあったがこれが今年のオオヤマトンボ初認となった。
この亡骸は一通り撮影した後、池の畔に置いてきた。アリでもスズメでも食べてくれれば命の循環がつながることになる。この後、駕与丁池をだいぶ散策したが、オオヤマトンボは見つけることは出来なかった。
4月29日、福岡県駕与丁池

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