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2013.06.30

アキアカネ羽化@鶴見川ビオトープ

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ギンヤンマの羽化殻を回収に久しぶりに鶴見川ビオトープに行ってみた。羽化殻は少数が回収できたが、ギンヤンマ成虫は観察できず。だが今回はアキアカネの羽化直後個体が何個体か見られた。
キラキラの翅が美しかった。いちおう胸の黒筋が尖るのを確認した。祝!今シーズン初認。
下は羽化中を襲われた個体。羽化の最中はトンボの最も脆弱なタイミングなので、こうした悲劇が発生する。クモにとっては凄くおいしい獲物であろう。キラキラの翅が悲しい。
クモはハシリグモの仲間っぽいがハエトリグモの仲間かもしれない。調査中。
6月22日、鶴見川ビオトープにて
★クモはヤハズハエトリ♀と思われる。
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2013.06.29

サンゴジュハムシ成虫@鶴見川ビオトープ

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ガマズミの葉を食い荒らしていた幼虫を見つけて約2ヶ月。ついにサンゴジュハムシの成虫を見ることができた。
事前にチェックしていた通りのジュンサイハムシに似た姿。頭部と胸部に黒斑がある。触角は11節。幼虫と同様にガマズミの葉を食べていた。ガマズミは春になってせっかく新しく出した新葉を幼虫に食い荒らされ、幼虫が根元の地面にもぐって蛹化しているあいだのしばらくは食害を受けず、その間に新しい葉を繁茂させていたのだがそれがふたたびこの成虫に食われていた。幼虫に比べて成虫は数が少なく食害はそう目立たない。食草⇒幼虫⇒成虫という見つけ方はなかなか効率が良い。サンゴジュハムシが何らかの意味においてガマズミに利益を与えているかどうかは詳しくは分からないが、見る限りにおいては全く役に立っていない。ガマズミはこのサンゴジュハムシにとって生きる間のすべてのえさを与えてくれるありがたい存在であるが、逆にこのガマズミからすればまったく迷惑な害虫以外の何物でもない。共生関係ではなくて一方的依存関係と言えよう。ついでに言えば、植物と人間の関係も似たようなものである。地球上から光合成をおこなう植物が無くなれば人間を含む酸素呼吸をする動物はやがて滅亡するのだ。
6月22日、鶴見川ビオトープにて

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2013.06.28

サンコウチョウ♂@新治市民の森

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ハンノキを探して新治の森をうろうろしていたとき、サンコウチョウの独特の囀りを耳にした。近い。蝶を取るかサンコウチョウを取るかしばし迷った挙句、サンコウチョウを探してみることに決定。湿地をなんとか苦労して渡り対岸の森に分け入る。クモの巣が顔にかかり非常に不快。藪こぎで坂を上ると、蒸し暑く汗が噴き出る。長靴の中が蒸れて気持ち悪くなる。あっちで鳴いていたのがいつの間にか逆方向から聞こえる。急いで戻る。見晴らしのきく場所でしばし佇み耳を傾ける。見当をつけた方向に眼を凝らしていると長いものがひらっと飛んだのを目撃!慎重に双眼鏡で探すと、赤紫の体、黒い頭部、青い嘴と眼の周り。長い尾。サンコウチョウ♂である。遠いのと二本の樹の間にいたためピントが合わない。マニュアルフォーカスにして2枚撮ったところでまた飛ばれて、それっきりとなった。今年は3か所で囀りを聞いているので当たり年ではないだろうか。この森で繁殖してくれれば嬉しいが。他にはホトトギスがたくさん鳴いていた。
下は新治の頭上を飛んだ5枚ローターのヘリコプター。JA92NH。オールニッポンヘリコプターの所有。NHKの取材用だとしたら何か事件でもあったのか。ちなみに0953時だった。
6月15日、新治市民の森にて

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2013.06.27

コオニヤンマ@新治市民の森

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このコオニヤンマ♂ハラビロトンボ♂を捉えてむしゃむしゃ食べていた。止まり場所としては不適切な細い竹枝に胸でひっかかるようにしている。なんとも食べるのに夢中のようだ。腹部はスラッとして細く先端部のみやや太い。後翅の肛角が尖っている。よく見ると複眼の間に小さなツノが二本見えている。トンボにとってはオニヤンマよりも恐ろしい天敵かもしれない。
トンボでは他にはオオシオカラトンボ交尾産卵を見ることができた。
下は大正池近くで拾った昆虫の死骸。第一勘はまだ見ぬツノトンボだった。前後ほぼ同サイズの翅。トンボの翅に似ているが結節がない。縁紋らしきはある。三角室がない。前縁近くの非常に近い二本の翅脈が特徴的。手のひらのサイズを後で測ったところ翅の長さは40~45mm程度と思われる。オオツノトンボと思われるが定かではない。生きている姿を見たかった。
6月15日、新治市民の森にて

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2013.06.26

ミドリシジミ@新治市民の森

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新治市民の森ではSさんに遭遇。アカシジミとミドリシジミを探しているというと教えてくれたのが上のミドリシジミ。大感謝
ヤマグワの黒い実のジュースを吸っているようだった。残念ながら翅は開いてはくれなかったが、図鑑で何度も目にしていたゼフが見られて大感激だった。ミドリシジミ祝!初見
この個体を見たのが長野県あたりだと近縁種との面倒な識別が必要になるが、横浜で他にみられるオオミドリシジミあたりだけ意識すればよいようだ。この日は午後から雨が激しくなるというので午前中に集中して探索し、正午には帰宅していた。しかし夕方まで結局晴れていた。なんだよ、も~。
下はおまけのアオスジアゲハ。湿った林道で吸水中。こうして吸水するのは♂だけらしいが本当なのか?ウラナミアカシジミはやや薄暗い林道で発見したが、すぐに飛ばしてしまいシラカシの葉に避難したところ。他にはヒカゲチョウ♂その他を見かけた。
6月15日、新治市民の森にて

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2013.06.25

アカクビナガハムシ成虫と幼虫@新治市民の森

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新治市民の森のサルトリイバラハムシ幼虫の群を発見。微妙に齢の違う幼虫が並んでいた。ということは、成虫も見られるかもしれないと探したところ、つるに居たのが二枚目。大きな水滴をつけた成虫。前胸と翅鞘が赤茶色で脚、触角、複眼が黒。触角はこれも11節。アカクビナガハムシ。こうして成虫と幼虫が一緒にいるとなかなか効率が良い。またサルトリイバラという食草にいたことも非常に典型的であり分かりやすい。ハムシの幼虫はどれも似ているので、幼虫の写真だけではなかなか難しいのだ。
6月15日、新治市民の森にて

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2013.06.24

イノコヅチカメノコハムシ@新治市民の森

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これは見慣れたカメノコハムシと思って3枚だけ撮っておいたもの。帰宅後に調べてみるとイチモンジカメノコハムシでもなくヒメカメノコハムシでもない。どうやらイノコヅチカメノコハムシというらしい。祝!初見
この種についてはこの記事を参照のこと
念のために撮っておいてよかった。
下はおまけの毛虫。林道を歩いていると、眼の前に真っ赤な幼虫がぶら下がっていたのだ。良く見るとクモの糸のようなもので頭上の枝からぶら下がっているのだ。そして徐々に下がってゆき脚元の緑色の葉の上に見事に着地。で撮影出来た。見事に真っ赤な毛虫である。頭部と尾部が黒い。毛は白い。歩脚は3対。腹脚は4対。白い毛は暗色斑から出ている。全身13節ほどからなるようだ。
ゴマフボクトウという蛾の幼虫である。初!初見。しかし、「ボクトウ」にどのような漢字が当たるのか興味津津なのだが見つからない。成虫は白に黒斑のある綺麗な蛾である。
6月15日、新治市民の森にて

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2013.06.23

ドウガネサルハムシ@新治市民の森

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新治市民の森の池の傍で葉の上に止まっているのを見つけた。とても小さいが良く見るとメタリックで鈍く輝いているではないか。
ポロリされないように慎重に接近してコンデジで撮影。第一勘はハマキチョッキリだったが良く見ると口が長くない。
帰宅後に精査してみた。金属光沢があり、何色というのか分からないがとにかく美しい。翅鞘、前胸、頭部に細かい点刻がある。前胸はやや丸い。翅鞘の肩がやや張る。複眼は黒く丸くてやや大きい。触角はこれも11節からなる。ドウガネサルハムシと判明。祝!初見
下はオオアカマルノミハムシ。鮮やかな赤でテラテラと光り、触るとべたっとくっつきそうな気もする。触角はこれも11節。第3節まで赤く後は黒。複眼は黒いようだ。一枚撮ったところでピッと跳ねて逃げられてしまった。よく見ると後脚腿節が太い。もしかするとこれも祝!初見
6月15日、新治市民の森で撮影

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2013.06.22

クロカミキリ

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この日は朝早くから新治に出かけた。黒王号を厩舎(自転車置き場ともいうが)から出すときに、その扉の前でこやつを発見した。さてはマンションの夜間ライトトラップに引っかかったな。早起きは三文の徳という。リュックからコンデジを取り出だし、左手に御招待の上さっそく撮影。左中指にがぶりと噛みつきやがった。しかし微妙に耐えられたのでそのまま撮影。
前胸はやや丸く細かい凹凸がありざらざらした印象を受ける。写真では分からないが前胸と翅鞘の間の関節的な部分(中胸か)が対照的につるつるしていた。顎はご覧のとおりで短く鋭く尖り強力。複眼は丸く半分ほど出っ張る。触角は短く、チューリップ型の節が11節からなる。触角が11節という昆虫が多いように感じるが何か特別の法則でもあるのだろうか。翅鞘(前翅)には縦筋がある。脚は長くない。全身焦げ茶色。全体に丸々としていて胸や腹部に厚みがある。クロカミキリ
以前福岡県駕与丁池で見ているので二回目のご対面である。祝!再会
この日は新治で虫好きさんに偶然出会い、ミドリカミキリの情報を教えていただいたので、探しに行ったのだが見つからず、代わりに見つけたのが下。ルリボシカミキリ。残念なことに右翅鞘が欠落していた。しかし撮影後元気に飛んで行った。後翅が揃っていれば翅鞘が欠落していても飛翔自体に支障は無いようである。達者でな。この日、カミキリはこの他にラミーカミキリたくさん、ベニカミキリ数頭などを見ることができた。
6月15日自宅と新治市民の森で撮影

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2013.06.21

ヒオドシチョウ?

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クリの花穂に見つけたこの蝶はぱっと見でルリタテハと判断し、一応撮っておいただけでそれ以上狙わなかった。
そして今週になって、ネットでヒオドシチョウの写真を見つけ、その裏側を見たときに、ヒオドシチョウの裏ってルリタテハそっくりじゃん!と気付き、先日の写真をひっぱり出してチェックしてみたのがこれ。似ているのはキタテハ、シータテハ、ヒオドシチョウ、エルタテハ、ルリタテハ、クジャクチョウあたりだ。ただ、前翅のえぐれが少ないこと、幅広めの淡色帯があることから、ヒオドシチョウ♂が一番近いように思う。翅を開くところを待っていればよかったといまさらながらに思う。遅いが。こうしていろんなチョウを見逃しているのだと思う。ヒオドシチョウはもちろん未見。あ~もったいないことをした。
下は蝶のおまけでメスグロヒョウモン♂。園芸種らしきピンクの花に吸い寄せられてきた。他にはアオスジアゲハも同様に舞っていた。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.20

ネアカヒシベニボタル

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栗林の脇の蔓性植物の葉で見つけたこの交尾中の昆虫。カクムネベニボタルかと思った。翅鞘に非常にくっきりとした縦筋が6本。両肩の部分がほんのりと赤く染まる以外は全部黒。触角は鋸型で11節あるようだ。翅鞘の形は角ばっている。
帰宅後にいろいろ調べたがカクムネベニボタルとは異なることが分かり、あれこれ探しまわった末にたどり着いたのがネアカヒシベニボタル祝!初見
これがホタルの仲間なのか。夜光る蛍の感じはしなかった。今から思えば、左手にご招待して腹部を撮影しておけばよかったと思う。
6月7日、神奈川県西部にて
追記:この交尾中の2個体は、下がメスだろうが、触角はメスの方が太く立派な鋸型に見える。6/20

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2013.06.19

ガビチョウ

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この山里ではサンコウチョウの囀りを何度か聞いた。そのたびに耳を凝らして位置を見定め、肉眼と双眼鏡を使って姿を探してみるのだが、まったく叶わなかった。上のガビチョウは凄く大きな声でさえずっていたので、眼を向けてみたところいきなり、すぐそこの枝に止まって大口開けてポーズきめて囀っていた。そっと撮影することができた。距離は5mぐらいか。ちょっと暗かった。
ガビチョウは中国南部の鳥で、人為的移入により南関東に増えているものと思われる。台湾のガビチョウは眼の周りに白いリングがなく別種(ものの本によっては別亜種)。
アカボシゴマダラもそうだが、こういう越境生物は我が国固有の生態系にとってまったく邪魔ものである。そしてその原因はごく一部の人間である。
下はカワガラス。こちらも川の土手に止まって連続的にグピグピグピグピと鳴いていたので気付いた。この羽衣から今年生まれの幼鳥ではないかと思う。撮った写真をすべてチェックしてみたがいずれも右脚の指が丸まっており、なんらかの奇形と思われる。歩いて餌を捕る鳥なので、支障がなければよいが。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.18

オオセンチコガネ

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このキラキラに光り輝くオオセンチコガネは道路をのこのこ歩いていた。交通量はほとんど無いがゼロではないのでひかれてはもったいないし、路面じゃバックがさえないので左手にご招待して避難。しかし、なかなか元気に動き回るのでブレてブレてなかなかうまく撮影出来なかった。唯一静止してくれたのは二枚目のひっくり返した瞬間だけだった。三枚目は少しだけわざと明けた指先から頭部を出してきたところをうまいこと撮影。これで頭楯板が前に伸びていることが分かりセンチコガネでないことが確認できた。しかし、オオセンチコガネの肉眼で見た美しさを表現することは写真術として非常に難しい。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.17

ヒメアシナガコガネ交尾

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クリの花穂をその強い匂いにむせながらチェックしてハナムグリをたくさん見つけた。ヒラタハナムグリコアオハナムグリクロハナムグリ。そしてこのヒメアシナガコガネだ。最初アシナガコガネと思っていたが、帰宅後に日本の昆虫1400で調べたところ、アシナガは後脚が太いこと、この個体の翅鞘の模様顔の先端のラインが丸くなっていて凹まないことから、これはヒメアシナガコガネと判断した。これまでアシナガコガネとして来た個体ももしかしたらヒメだったかもしれない。このペアでは♂にくらべて♀の方がやや金色っぽい。腹部のこの色合いは先日のオオトラフコガネに少し似ている。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.16

シロオビアワフキ羽化直後個体

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クリ畑の脇のキリの大きな葉の裏をチェックしていて、アワフキを見つけた。羽化殻の脇でじっとしており、この状況証拠からすると羽化直後個体らしい。シロオビアワフキだ。
トンボの羽化は何度も見ているが、アワフキの羽化はどんな様子なのだろうか。倒立型とかあるのか?翅の伸ばし方はどうなのか?
別の葉をさんざん探したが羽化中のものは見つけることが出来なかった。あと10分早く見つけていれば羽化を見ることができたかもしれないと思うと、タイミング的に惜しいことをした。あ、いやもしかしたら数時間前だったのかもしれないが。
下はおまけのごく小さなゾウムシ。せいぜい4mm程度と見た。クロタマゾウムシかもしれない。小さいがなかなか味のある姿をしている。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.15

ホソミオツネントンボ♂

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神奈川県西部の山里に行ってきた。山あいの川沿いでは田植えがちょうど終わったころのようで、幼いイネが風になびいていた。アプローチ可能な一枚の田を選びざっと観察してみたところ、まず眼に入ってきたのがギンヤンマ♂、素晴らしいスピードで田んぼを支配していた。この田んぼ水面の上空5cmから5m以内の領空を飛ぶ2cm以内の昆虫はすべて俺の餌である!みたいな勢いで飛び回っていた。ついでシオカラトンボ♂。上空をツバメ。山からサンコウチョウの声が響いた。そして双眼鏡で水面に眼を凝らすといきなりホソミオツネントンボ♂。そしてクロイトトンボ♂。しばらく観察するとホソミオツネンは交尾態も発見。だが遠くて撮影出来ず。天気が良く気温が比較的高かったせいかすごく元気に飛び回り、落ち着きがなく撮影は全体に難しかった。写真は別の湿地のもの。
オツネントンボがまだ未見なので、早くどこかで見つけたい。
6月8日、神奈川県西部にて

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2013.06.14

道志水源林ボランティア報告#51

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道志水源林ボランティア活動は今年3回目、通算51回目の参加となった。前回に引き続き絶好の素晴らしい天候で暑くなく、寒くなく、気持ちよく肉体労働をしてきた。ちなみに昨年は雨で作業できない回が何度もあったが、今年は3回連続快晴で幸先が良い。
間伐作業について前回から、切った樹の調査をする点が変わった。切った樹一本ごとに胸高直径樹高年齢樹種を記録してゆくというものだ。自分は以前から自分の記録のために直径と高さと樹種はメモしてきたので、やっとボランティアの会も気づいたかと感じた(笑)。
今回はこの調査の役を買って出てみた。ところがこの役はちょっと手間だった。まずは切る樹に梯子をかける間に、胸高直径を測る。これは事前に用意された専用巻尺をぐるっと回して数字を読みとるだけで良いのだが、この作業は皮手袋をしてままではとてもやりにくいのだ。だから革手を外し、なくさないように目立つところにまとめて置いておく。そして読みとった数字を調査用紙に書き写す。次に、伐倒直後には尺棒(2mの竹竿)を使って、2m単位で測ってゆき、4mごとに玉切りの印をつけ、樹冠部まで行って高さを測り、根元まで戻って記録用紙に記録する。そして、皆が玉切りなどしているうちに切った根元の断面の年輪を詳細に数えて年齢を調べるというわけだ。間伐が必要な樹だから途中からはほとんど成長していない。つまり年輪がものすごく細くて数えにくいということである。これをなんとか数えて46年とか60年とか記録する。これで調査は終わり、やっと玉切りに参加出来るというわけだ。手袋を脱いだりつけたりが面倒なこと、記録用紙をなくさないように目立つ場所に置くことなどがとても面倒だった。また、樹高を測るのに歩きにくい場所を先端部まで行って戻るというのも面倒といえば面倒。一番大変なのは年輪だ。近眼では数えられても老眼では難しいだろう。また、巻尺は丸めて胸のポケットに入れたので無くさなかったが、気を抜くと無くしそうだった。
というわけで、今回は調査も追い口も玉切りもいろいろとやっていつになく充実感を感じた。上の写真は自分が追い口を切ったスギ。受け口の水平部には何箇所か段差があり、無駄な力を使ったのが分かるし、水平がほんの少し下を向いている。追い口は自分で言うのもなんだが文句なしだろう。狙った方向に綺麗に伐倒することができた。
さて、樹の直径であるが、何度も測るうちに自分の手を使った目見当でもほぼ正確に分かることが実感出来た。つまり自分の手の手首の最初の横しわから中指先端までが19cmなのだ。また、胸高(150cm)で直径24cmだとしても、実際に切る低い位置ではもっと太くなっていることが多く30cmぐらいあったりする。自分が依然記録していたのはここの太さなので、今回の調査では数字がやや小さいと感じた。
下は帰り際の空き時間のちょい自然観察で見つけた昆虫。一枚目はこの蛾は当然下が頭と思っていたがよ~く見て両方頭と分かるまでなにがどうなっているのか分からなかった。ヨツスジヒメシンクイの交尾中ペア。どちらがメスなのだろうか?
二枚目はたぶんプライアシリアゲ。(ライアではなくてライアです)
三枚目はツマジロカメムシ。他にはイタドリハムシ、コガタルリハムシの交尾中ペアなど見られたが、残念なことにトンボは一切見つけられなかった。
6月5日、山梨県道志村にて

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2013.06.13

コガムシ

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田んぼの中の水路で溺れそうになっていた甲虫を見つけ、救助してあげたのが上。やたらとつるつるで流線型をした甲虫だ。全身ツヤのある黒。最初はクロゲンゴロウかと思っていたが、違うようだ。我が指との比較から、18mm程度と思われる。脚が細く弱弱しいのでゲンゴロウではなく、サイズからヒメガムシではなくコガムシと思われる。祝!初見
ちなみに古賀虫ではなく、小牙虫らしい。胸に鋭利に尖った牙があり、それが和名の由来であることは後で知った。知っていれば腹部をひっくり返して撮影していたのに。ちょっと残念。
とろんとした眼をしている。水生昆虫なのに泳ぎが下手なのはどうしたことか。流れが早かったからか。結局は水路の上の草地に放置したら草に潜ってしまった。
6月1日、神奈川県北部にて

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2013.06.12

クロオオアリ女王

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最初は黒いハチと思っていた。帰宅後じっくりと見ているうちに、これはアリであると考えを改めた。
触角の形頭部のエラの張った独特の形、および翅脈の形状からしてクロオオアリである。膨らんだ腹部からしてメスと思われる。つまり新しい女王アリだ。それにしても大きい。すごい存在感で15mm以上はあったと思う。
このアリは葉の上でじっとしていたので、撮影は非常に容易だった。いったい何をしていたのだろうか。
下はおまけのトノサマバッタ幼虫。妙にバランスの悪いバッタだなぁと思った。前胸板がやけに目立つ。翅があるようだが、翅なのかトンボの幼虫で言うところの翅芽なのか。
6月1日、神奈川県北部にて
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2013.06.11

ダビドサナエ♂と羽化殻

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ダビドサナエの♂。これは川のすぐ近くで座っていたときに背後に飛んできた個体。翅がまだま新しい。小型のサナエの識別はなかなか難しいので腹部先端を気にして撮影した。特徴的な形状からダビドサナエ♂である。腹部第七節に突起がある。また789節に黄色の横線がある。
下は川から露出した岩で採取した羽化殻。ダビドサナエが7個とカワゲラ類が1個だった。ダビドのものはすべて20mmだった。羽化中の個体は見つけられなかった。
6月1日、神奈川県北部にて

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2013.06.10

ダビドサナエ♀

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長靴で川の浅い部分に少し入り、ミヤマカワトンボアサヒナカワトンボなどを撮影していたとき、小型のサナエが飛んで背後の木立に止まったのに気づいた。カワトンボを驚かさないように、尻もちをついて水に濡れないように慎重に体を捻って首を回し、止まったあたりを精査する。いた。そっと双眼鏡を持ち上げて観察すると、小型の黄色と黒模様なサナエがもじもじしていた。しばらく撮影・観察していると腹部を曲げて産卵するかのような動作をし始めた。写真一枚目で葉腹部先端に卵らしき茶色のものが少し見える。
二枚目は別個体。腹部先端が♂っぽいが腹部がストレートに太く♀。こちらは翅がまだ綺麗。
下はまたまた別個体。これが一番近づけた。左中脚ふ節が欠落している。この日はアユ漁の解禁日だったらしく大勢の釣り人が川に入っており、こういったサナエを見るには良かったのか悪かったのか判断はつかないが、とにかくダビドサナエはよく見ることができた。
6月1日、神奈川県北部にて

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2013.06.09

ウラナミアカシジミ

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ウラナミアカシジミは7年前に見たきりである。近所でも観察されているのでそう珍しいものではないと思うが、自分にとっては非常に珍しいチョウである。
これが同時に二頭も見つけることが出来て大変嬉しかった。一眼とコンデジで飽きるほど撮影した。この個体はひと時もじっとしておらず刻々と姿勢を変えた。その中で、翅が一直線に見える位置になった瞬間、触角と尾状突起がまったく同じように見え、どちらが頭?と思った。
ところで7年前の新治のウラナミアカシジミは黒斑がだいぶ間引きされていて少なく、ちょっと変わった模様ではないかと思う。
下はおまけのミズイロオナガシジミ。こちらも会えて嬉しかった。
6月1日、神奈川県北部にて

今日は体調を崩し、もったいないことに一日家でじっとしていた。本当はまだ見ぬミドリシジミを探しに近所の森に行きたかったし、15㎞か20㎞のランもしたかったのだが、風邪には勝てずshock。今回の風邪は気管支⇒咽頭⇒鼻と徐々に炎症が移動してきて症状がだんだん酷くなってきた。抗生物質はのみたくないのでひたすら我が免疫システムの頑張りに期待するのみ。

★追記 6/10 ウラナミアカシジミの黒班が少ない個体について調べていたところ偉大な蝶博士白水隆先生による50年以上前の考察を発見した(このページの一番下の右側の図を参照のこと)。ウラナミアカシジミはウスイロオナガ、ミズイロオナガ、メスアカミドリ、ウラゴマダラシジミなどの基となった種のようだ。

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2013.06.08

オオトラフコガネ

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シラホシカミキリに続いて見つけたのがこの鮮やかなトロピカルデザインのオオトラフコガネ祝!初見
これもラミーカミキリと一緒にカラムシの葉にいたもの。一枚目の写真はなんとなくを思い起こさせる。
手持ちの甲虫図鑑で一番派手なコガネムシだなぁといつも見ていたのですぐに分かった。触角先端のピラピラ(なんというのかは不明)は3枚で立派だ。この触角でいったい何を検知するのだろうか。なにかのフェロモンか、餌のありかか?
後脚はハナムグリ独特の「殿中でござる」的で、袴を引きずっている感じ。歩くには不適切。植物にひっかかるのが前提の形状なのだろう。
6月1日、神奈川県北部にて

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2013.06.07

シラホシカミキリ

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マルウンカ
に続いて現れたのは一目で初見と分かるカミキリムシだった。図鑑やネットで眼にした覚えがある。ただ、すぐに飛ばれ見失ってしまう。あ~~~。何故だ。
しかし、慎重に一歩ずつ進むとタマアジサイらしき葉の上に再発見。見渡すと数頭いた。
赤茶色から黒のグラデーションの翅鞘には鮮やかな白斑が5対、頭部胸部は黒く、白線が目立つ。触角は長く黒い。腿節も赤茶色だが後脚のふ節は白く足袋でも履いているかのようだ。
シラホシカミキリ祝!初見
ちなみにラミーカミキリも見つけたが、その後も何度も何度も見つけ、結局撮影したのは最初の個体のみで、最後は「またいたか」みたいな反応になってしまった。まったく贅沢なことだ。ベニカミキリも期待していたがこちらは見つからず。
下はおまけの不明の蛾。だいだい色の目立つバンドがある。白黒模様の脚には白い棘がある。このガは葉の上で頭部を中心にしてかなりのスピードでぐるぐる回るという不思議な行動をしていた。メスを呼んでいたのだろうか?サイズは小さくたぶん8mm程度か。
6月1日、神奈川県北部にて

★追記 6/7 下の小さな蛾はカザリバガ科のカザリバと判明しました。
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2013.06.06

マルウンカ

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久しぶりに訪れた神奈川県北部の山里では、普段あまり入り込まないような林の中に分け入ってみた。まだそれほど草が生い茂っておらず、なんとか通ることができた。
このムシは最初ハムシかと思っていたが、翅の合わせ目が直角ではなくなだらかになっていて妙な感じ
帰宅後にハムシやテントウムシなどいろいろ調べてみたが結局分からず。
念のためにカメムシ類をブラウズしていて、偶然見つけた。マルウンカのようだ。祝!初見
一枚目の頭部がなんとも不思議。ETのような、キティちゃんのような。丸い大きな眼であるが、前後につぶれたような形状だ。真正面から撮影しておけばよかったと思う。
翅には中央部に小さな白点が見える。
二枚目ではテントウムシ体形と意外に長い前脚が特徴的。左前脚のふ節は欠落しているようだ。違う環境に行けば違う虫に会えるということが収穫を伴って実感できて嬉しい。
6月1日、神奈川県北部にて

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2013.06.05

キマダラコウモリ

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休みのたびにあちらこちらの森や公園に出かけては昆虫を探していると、結局は昼間の昆虫しか見ることができない。夜行性の昆虫もたくさんいるというのに。しかし、夜や夜明け前に懐中電灯を持って出かけるというのはちょっと抵抗が大。夜間に森で大き目の白いシーツを立てかけて、電灯で照らして昆虫を呼び寄せるライトトラップ(灯火採集)など一度やってみたい気がするが、とてもとても。
ところが、ライトトラップにやってくるのと同じ原理で、マンションの夜の明りに昆虫がけっこうやってくるのだ。上は先日、帰宅時に玄関前で見つけたガ。
家に入りものも言わずにデジカメだけ持ち出して撮影し、透明カップに入れて持ち帰り、ベランダで再度撮影した。一枚目はどちらが頭部か?いやその前にいったい何者か?わからなかった。前脚、中脚の毛深い様子。細長い葉巻のような形。全体に焦げ茶色だが、翅の端にクリーム色の小さな斑点が少しある。二枚目は真上からの撮影。腹部先端に左右に飛び出したものは何だろうか。バッタやトンボなら尾毛に該当する部分だろう。
短く細い触角があるが、これがやや赤っぽい
先日入手した日本の昆虫1400で調べてみたらあっさり、判明した。コウモリガ科のキマダラコウモリである。腹部の様子からメスかもしれない。昨日から引き続きのキマダラ続きとなった。あ、そうそう、撮影がやっと終わった時、家族には白い眼で見られた。それから夜間の撮影はちょっと難しい、というか慣れてない。
うちのマンションでは過去にコフキコガネを見つけたこともあるので、今年も夜と朝には少し気をつけてみたいと思う。コウモリでもない蛾にこの和名はいかがなものだろうか?
5月28日、自宅にて

おまけは先日箱根で見つけたガ。緑色の翅には白い縁どりがある。最初ウンモンスズメかなと思ったが、ぜんぜん体形が違うようだ。日本の昆虫1400には掲載されていない。これが何か分かる方いたらご意見乞う。
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2013.06.04

ヤマキマダラヒカゲ@箱根

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箱根湿地
ハンノキの樹冠部を忙しげに舞っていた蝶はやけに黒いサトキマダラヒカゲというのが第一印象。後翅基部の三つ星の位置関係よりヤマキマダラヒカゲ♂である。残念ながらこれ一枚で飛び去られてしまった。サトよりも猛烈な飛び方をするように感じた。もしかすると祝!初見
下はヒメキマダラセセリ。「キマダラ」つながりということで。
5月26日、箱根町にて

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2013.06.03

クロスジギンヤンマ産卵@箱根

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箱根は山の上なので雲がかかりやすく、平地で晴れていても箱根では曇りとなることが多い。この日もそうで、午前中はほぼくもっていて、昆虫の出は悪かった。しかし昼前ごろから急に雲が取れて日が差してきたので、それまでどこかに隠れていたトンボが急に飛び出し始めた。上はクロスジギンヤンマの産卵。猛烈なスピードで飛び回り、産卵に適した場所を見つけるとそそくさと卵を産みつけて行った。当方としてはこの幸運な一瞬を逃すまじとシャッターを押しっぱなしとなった。また当然のごとく息を止めて撮影に熱中したので多少の呼吸困難となった。ふ~。この個体は複眼の色がちょっと淡い感じがする。翅がまだ綺麗である。
さて、最近多用している日本の昆虫1400であるが、ヤンマについてもホワイトバックで平らな姿勢で綺麗に撮影されている。通常ヤンマ類はぶら下がってとまるので水平に止まることはないのでちょっとだけ違和感がある。しかし、脚を除けば飛翔中の姿に近いので、ある意味すばらしい。どうやったらヤンマをこうして綺麗に撮影できるのか興味津津である。5月26日、箱根にて

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2013.06.02

セダカコガシラアブ@箱根

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非常に特徴的な体形のアブを発見した。これはセダカコガシラアブ祝!初見
初めて見るが図鑑やネットでは何度も見たことがある。いったいどういうわけでこういう背虫的体形になったのか?想像も出来ない。全身ほぼ黒いが脚の脛節、ふ節がクリーム色。大きく盛り上がった巨大な胸部は異様ですらある。
下は和名不詳のアワフキ。全身黒く、ツヤがある。複眼は赤く、左右の複眼の間にクリーム色の細い線がある。翅の下部には透明な箇所が一部ある。
最後はこの昆虫の羽化殻と思われる。葉の裏で羽化し、葉の表に出ていたようだ。これが何だか分かる方があればぜひご意見頂きたい。
5月26日、箱根町にて
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2013.06.01

スカシシリアゲモドキ@道志村

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道志村での間伐作業の合間に行うちょい自然観察。ほんの20分程度だし、自然環境も単調でほとんど成果なし。で、杉林の中で今回唯一撮影したのがこれ。透明感のある綺麗なムシだ。
帰宅後に日本の昆虫1400で調べたらスカシシリアゲモドキ♂と思われる。黒い眼が可愛く、どことなく気品が感じられる。
下は道志川でトンボを探していて見つけた羽化殻カワゲラアミメカワゲラのものと思われるが定かではない。
5月25日、山梨県道志村にて
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