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2015.04.25

クロスジギンヤンマ羽化殻@鶴見川ビオトープ

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 クロスジギンヤンマの羽化殻は二つともに♀だった。腹部の原産卵管がそれを示している。これがギンヤンマではなくクロスジギンヤンマであるのは下唇端鉤(かしんたんこう)の角度が直角(ギンヤンマ)ではなくゆるやかであることから分かる。こちらの記事をご参考のこと。ただ残念なことにこの識別点以外では自分にはまだギンヤンマと見分けることは出来ない。この2種はミトコンドリアDNAレベルで区別出来ず、雑種も見られるということなので、成虫では明らかに見分けることができるにもかかわらず、そもそもそれぞれに種として確立しているのかという疑問さえ浮かぶ。側棘は腹部第7,8,9節にある。
4月19日、鶴見川ビオトープにて

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コメント

はるきょんさん
お久しぶりです。

やはりギン・クロギン幼虫(羽化殻)の下唇側片以外での判別は難しいですか?

正直なところ、下唇側片・動鉤の外角形状でのみの判別法は、従来からその困難性が指摘されており、それによる誤同定も多いのが現状です。

本当は「3点同定法」、つまり「最低でも3点で」同定するのが望ましいのです。

私はそのためのギン・クロギン両種幼虫の「頭部全体」での「同定のための対比表」を作成して、専門会報に投稿した経緯があります。

宜しければメール戴ければ、それを送ります。

投稿: Yacchann | 2015.07.09 17:43

Yacchannさんこんばんは。専門会報って日本蜻蛉学会のTOMBOでしょうか。大変興味がありますのでメールいたしますhappy01

投稿: はるきょん | 2015.07.09 21:34

はるきょんさんおはようございます。

「専門会報」というのはTOMBOではありませんで、日本トンボ学会(日本蜻蛉学会)のベテラン会員で千葉県市川市に在住の方が年6回ほど発行している(メールのみ)、『トンボ通信』という会報です。

TOMBOは査読があり、かなり本格的な論文なのでなかなか簡単には載せられません(苦笑)

一応、私の作成した「対比表」をメールにて送らせていただきました。

必要であれば、私の投稿した『トンボ通信』94・97・103号と、それに先だって代表の手になる、Anax2種幼虫の下唇端鉤のみでの同定の「落とし穴」が紹介された49号を遅らせていただきます。

投稿: yacchan | 2015.07.10 08:44

Yacchannさんこんばんは。分かりやすい図ありがとうございました。過去に撮った写真をチェックして見たいと思います。詳細に見比べることの大切さを感じましたeye

投稿: はるきょん | 2015.07.10 20:31

はるきょん様
おはようございます。

上の写真の羽化殻もこの角度でこれだけ複眼が大きく膨らんだ様子からクロスジギンヤンマだと判りますよね。

ギンヤンマ幼虫の写真と較べると、複眼の感じはむしろマルタンヤンマ羽化殻(幼虫)にも近い感じがします。

ギン・クロギン・マルタンを並べて見ると一層、見分けやすくなると思います。

投稿: Yacchan | 2015.07.11 08:56

Yacchanさんこんばんは。資料ありがとうございました。見る人が見ればこれだけ違いが感じられるんだと驚きました。もっとじっくり観察することで深い理解が得られるという展望が開けたように思います。

投稿: はるきょん | 2015.07.11 21:07

はるきょん様

こんばんは。

専門の研究者では知っている人が結構多いです。一昨年の日本蜻蛉学会・小田原大会に出席したときに知りました。

「いちいち下唇を調べていたら時間がかかるので、先ず頭部や体型の違いでざっと分けて、それから下唇や尾部付属器で確認する」とのことでした。

でも、それをきちんと述べた解説書や図鑑は本当に少ないですね。僕なんかは逆に「どうして?」と思う位なんですよ。

日本のトンボ図鑑は成虫メインで幼虫にはあまり紙面を割かないのが背景にあるようです。

投稿: Yacchan | 2015.07.11 22:19

Yacchanさんこんにちは。今日はあまりに暑くて家でゆるゆるしています。トンボ学会小田原大会って、生命の星・地球博物館でやったやつですね。自分は3年前の大トンボ展を見に行った覚えがあります。巨大メガネサナエの模型と川島逸郎さんの細密ポスターが印象的でした。

投稿: はるきょん | 2015.07.12 14:39

はるきょん様

こんにちは。

「大トンボ展」ですね。僕は会場に行けなかったですが、友人を通して解説書を入手しました。

素晴らしい解説書ですよね。川島逸郎さんのヤゴの細密画も載っていましたね。

川島氏と僕とは「細密画を描く」事と「ヤゴ好き」という共通点があり(トンボ通信94号のギン属2種幼虫の彩色画は僕が描きました)、大会ではその話題になりました。

投稿: yacchan | 2015.07.12 18:31

Yacchanさんこんばんは。資料をなんども読み返しています。とても読みごたえのある情報で非常に参考になります。最近ビオトープには通ってないのですが、まだギンの終齢幼虫は居るはずなのでがさりに行こうかと思います。

投稿: はるきょん | 2015.07.13 20:49

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