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2015.05.29

道志水源林ボランティア報告#62【怪我】

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5月20日水曜日は道志水源林ボランティア活動に参加してきた。今年2度目の活動である。沢沿いで足場の非常に悪い現場で形の悪いヒノキをたくさん間伐した。まっすぐな樹はほとんどなく、なぜか途中からひん曲がった樹ばかり。どういう外力がかかるとこうなるのか不思議だった。いつものように作業をして無事終了のはずだったが、今回はそうはいかなかった。自分が怪我をしたのだ。その報告をしたい。

 【状況】午後、直径16cmほどのヒノキを抜倒後にメンバーが枝払い中に自分は4m地点で玉切をしようとして腰を据えて、右手に持ったノコギリの刃の位置を決定しようとしていた。左手は刃の位置の左15cmほどに置いていた。そこに他のメンバーが払い終えた枝をまとめて右側から左方向に持って行った。その際にその枝葉が自分の鋸の刃に少し引っかかり左に持って行かれ自分の左手の上にトンと乗った。手の上に一瞬軽く落ちただけである。
 【患部】左手甲側の人差し指の根元の関節(第三関節)の一番突出したところ。傷口はくの字型の4mm程度の一箇所と、やや離れて1mm程度の極小の傷口(こちらは特に問題なし)。
 【出血】刃が当たりいやな痛みを感じたので即座に手袋をはずし、確認したところ小さな傷があり、少し出血していた。しばらく口で血を吸い、血が止まるまで口にあてていた。インストラクターが気付き、すぐにバンドエイドを取りに走ってくれた。直後に自分でバンドエイドを持っていたことに気付き、リュックに戻って傷口にバンドエイドを貼った。その後救急箱からバンドエイドを持って来てくれたので、替え用として受け取った。しばらくして血が止まったようなので手袋をして作業に戻った。左手が痛むのでやや強度を緩めて働いた。このあたりまではちょっとした切り傷と思っており、深刻にはまったく考えていなかった。
 【赤くなってきた】その後、再度出血したのでバンドエイドを一度貼り替えたが、帰宅時には患部が少し赤くなってきており鈍い痛みが強くなっていた。
 【帰宅後】自宅では患部を水で洗い、家じゅう探しまくってやっと見つけた消毒用エタノールをじゃぶじゃぶかけて消毒した(傷口を開いたわけではない)。大きめのバンドエイドに張り替えた。感染症が怖いのでいろいろ調べて、この冬にもらって余っていたクラリスロマイシンを探し当て飲んでおいた。
 【外科に】翌日木曜日は患部の腫れが広がっていて人差し指だけでなく中指付近まで赤くなり手の甲の1/4ほどになった。シャツのボタンを留めるのも、靴の紐を結ぶのも指一本のおかげで困難。このままではまずいと観念して近くの病院に行った。出血は止まり傷口もほとんど閉じていたが、医者は傷口を再度開き、傷口の中に細い器具を差し込んでじゃぶじゃぶと洗浄・消毒をした。凄く痛かった。傷口の幅は狭いが、深かったそうだ。その後抗生物質の軟膏をタップリ塗り、バンドエイドをしてくれた。セフゾン内服薬ゲンタシン軟膏を処方された。
 【どんどん腫れてくる】木曜日は昼夜と薬を飲んだが、夜になると腫れが広がり、左右の手を比べると一目で違いが分かる状態に。左手の甲ほぼ全体が腫れてきた。手の甲の静脈が見えないし、全体に赤い。夕食時家族に見せたら目をむいて、病院でバンドエイド貼るってありないでしょとダメだしされた。家庭用バンドエイドだし、たしかに病院らしくない。
 【腫れが引かない】金曜日は出社したが午後になるとさらに腫れてきたので、会社近くの外科を探して駆け込んだ。医者は患部を一目見てこれはまずいですねと顔を曇らせ、抗生物質の静脈注射(セフォアチム塩酸塩静注用0.25gx250mg、大塚生食注20ml)をしてくれた。失神したことがあるのでとお願いして寝てやってもらった。途中で「あ!漏れた!」とのことで再度針を刺し直して2度痛いめを我慢することになった。内服薬は5日分処方されているため薬の処方は無かった。バンドエイドではなくキズパワーパッドを貼ってくれ、月曜日まではがすなということだった。
 【不自由】ぱんぱんの左手を抱えながら満員電車で帰宅。左手人差し指が曲げられないのと患部が痛むのと患部がよくものに当たる部位のため左手がほとんど使えなくなった。パソコンのキーボードは左手は親指と薬指、小指の3本だけ。ドアをあけるのも定期を取り出すのも定期をかざすのも、すべて痛む。
 【どうしよう】金曜日の夜寝るときはぱんぱんに腫れた左手を抱くようにして床についたが、凄く不安だった。朝起きて、あるいは夜中に痛みで目がさめて、左手の肘から先がゾウのように膨らんで指も曲げられないようになっていたらどうしよう。抗生物質があってないのではないか?自分の免疫だけだ頼りなのか。命を守るために肘から先を切断しますなんて言われたらどうしよう。ああ~不安だ。感染症の患者はみなこんな不安を感じるんだなと思った。
 【快方に向かう】土曜日の朝はやや腫れが引いていた。痛みも悪化していない。ほっとした。やった~!快方に向かっているように初めて実感することができて嬉しかった。だがまだ腫れも痛みもあり指もまだ曲がらない。きちんと薬を飲む。キズパワーパッドは丈夫そうだ。しかし、まだ顔を洗うのも歯を磨くのも、ぜんぶ響く。一日おとなしめに過ごした。
日曜日は腫れがだいぶ引き、左右の手の差が分からない程度になってきた。午後はランをする気になったのでゆるゆるながらペース走を12kmほどして、なんの問題もなかった。
 【安堵】月曜日、会社近くの外科を再訪。キズパワーパッドを外して見て、医者が「ああ、これは大丈夫」と言ってくれた。腫れも赤みも膿もなく、傷口も閉じているということが分かった。消毒しパッドを貼り替え、セフゾンの残りが後3個というと、新しく別の薬を処方してくれた。ファロム三日分。細菌の細胞壁の合成を阻害することで菌を殺すという薬だそうだ。
その後徐々に痛みの減ってゆき、木曜日にはキズパワーパッドを外した。まだつっぱり感はあるが、やがて完治するだろう。

 【教訓】刃物による傷はなるべく早く傷口を開いて洗浄消毒すべし。そしてなるべく早く病院へ行くべし。鋸による傷は小さくても深いので日常生活の切り傷とは違う。鋸は鋭利な刃物であり、怪我をすると酷いことになるリスクが大きいことを再認識すべし。革手袋をしていても鋸の刃はやすやすと通り抜けるのだ。下に3年前のボランティア活動でノコの刃の目立てをしたときの写真を載せる。驚くほど鋭角に尖っている。これが手にトンと落ちると言うことはナイフを突き立てるのと同じだ。

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コメント

はるきょんさん、こんばんは

いや~、怖いですね。最初の感じからすると、軽いすり傷程度と勘違いしてしまいますね。ちょうど、間伐等の勉強をしているので、こういったケースを記憶しておきたいと思います。貴重な体験談をありがとうございました。お大事になさってください。

投稿: カリエールの霧 | 2015.05.31 19:09

カリエールの霧さん、こんばんは。道志村で救急車を呼ぶと都留市の病院へ搬送されます。過去にも何度かボランティア活動中に救急車が呼ばれた事例を知っています。今回は大したことのない切り傷だと自分でも思っていましたので、こんなことになって自分でもびっくりしています。では、本当はどういう一時対処をしていればよかったか、なかなか難しい所です。とても救急車レベルではなかったと思います。水道のあるところまで降りて行って傷口を開いて洗うぐらいでしょうか。あるいは、横浜に戻ってすぐに病院に行くべきだったかもしれません。いまは第三関節の出っ張りが高くなってしまいましたがツッパリ感はだいぶ無くなって来ました。

投稿: はるきょん | 2015.05.31 21:10

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