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2015.10.24

1/100フルマラソン@日産フィールド小机

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 来年の春に行われる横浜マラソン2016の盛り上げ企画として「世界記録に挑戦!1/100フルマラソン」 というのが新横浜公園の日産フィールド小机で開催された。「1/100フルマラソン」という矛盾した表現で分かりにくいが要は42.195kmの1/100である421.95mというだいたいトラック一周分を走ってそのタイムを100倍してフルマラソンのタイムに換算してみようという企画である。面白そうだったので即座にメールで申し込んでおいた。さて、自分は421.95mをどれくらいのタイムで走れるだろうか。なかなか想像もつかないので過去のログから、距離のはっきりわかっている400mトラックの記録を漁るとこういうのが出てきた

2008/9/14 日産スタジアム  20周8kmで39'03" 1'57"平均
2008/9/27 日産フィールド小机 1'18",1'23" レピティション2本で果てる
2008/9/28 日産フィールド小机 1'32,1'30,1'26,1'27 インタバル4
2008/10/4 日産フィールド小机 1'35,1'34,1'32,1'30 インタバル4
2008/10/19 日産フィールド小机 1'40",1'39",1'34"
2008/12/28 日産スタジアム     1'40"ペースで6周で果てる
2009/1/31  日産スタジアム  25周10km2'00,1'59,1'55,1'59,1'57,1'58,1'59,1'56,1'57,1'58,1'57,1'58,1'57,
1'57,1'57,1'57,1'56,1'56,1'55,1'57,1'55,1'54,1'58,1'56,1'30

2009/5/17  日産スタジアム  10周4km
で:1'47,1'48,1'45,1'47,1'43,1'49,1'49,1'45,1'42,1'40
2013/7/28 4.8km 400mを2分ペース。きつく12周でダウン

 む~。7年前はなぜこんなに頑張れていたのだろうか。2008年と言えば第二回東京マラソンを2月に走っている。第三回への出場を目指して練習していたのかもしれない。その後はほとんどトラックを走っていない。キロ5分ペースだとトラック一周は2'00"、インターバル走として頑張って90秒程度、最高記録が78秒というレベルだ。だがだいぶ前の話。ところでマラソン世界記録は2:2'57"なのでこれを1/100すると73.77秒。自己最高記録が78秒なので頑張れば可能性がないわけではない。だが、78秒で走った時の苦しさからするとこれは容易なことではなさそうだ。過去の記録から妥当なところで400mを90秒とすると20mは4.5秒なので421.95mではだいたい95秒となるので、これを目安にしよう。そうするとこれを100倍すると9500秒=2:38'20"ということになるなぁ....マラソントップランナーって自分の全力疾走よりも速いんだ...てなことを事前に妄想していた。
 レース当日10月12日の秋晴れの日、黒王号で参加しに行ってきた。日産フィールド小机に久しぶりに足を踏み入れると美しい芝生が青々としていて素晴らしい。テントの受付でスマホでメールを見せ、番号を確認し、500円を支払い、シューズに付けるチップを受け取る。朝10時スタート組の大勢のランナーがすでにうじゃうじゃしていた。421mという微妙なコースは、通常のトラックのスタート地点を外側に広げたような形で実現されていた。こうすればゴール地点と干渉せずに続々と進められる。若手お笑い芸人らしきトークで賑やかに進められ、一回に数人づつがスタートしてゆく。マラソンペースでゆっくり走るランナーもいれば、激走して途中で果てているランナーもいる。肩掛け鞄の普段着のランナーもいて、なかなかバラエティに富む。だいたい何秒ぐらいで走っているランナーが多いのかなどまったく分からないままどんどん進行し、最後の方で自分の番が巡ってきた。自分は一番外側のレーン。同時にスタートするのは普段着姿のお母さんとお父さんと女の子の仲のよさそうな家族。自分だけがランナーのいでたちだ。ということなら同走人たちは一切無視して自分だけで激走してやろうと構え、よーい、ピッで旗が振られてスタートした。
 普段の走りとは全く違うスピードで走り出すと、走り方が分からず、いや体の動かし方の加減が分からずぎくしゃくした感じになるのはいつものこと。視界の左端に小さな影が入る。小学校低学年ぐらいの女児だ。えっ?なんだ。ものすごく回転数の速い走りですっと前に出る。体が軽いので加速しやすいのか。思いっきり腕を振って速度を上げる。女児が少し前に出る。その差2m。お~。差が開くではないか。いかんぞいかんぞ。なにくそ。内側のレーンを女児は驚くべきスピードで駆けてゆく。徐々に差が開く。あ~~ちぎられるぅ。う、嘘だろ、嘘だろ。負けじと追いすがる。バックストレートに入り女児との差が3m程度で一定になる。女児の激しい息遣いが聞こえる。お、追いつきたい。こんな小さな女子に負けるわけにはいかんと必死で頑張る。200m付近で女児のスピードが少し衰えるのが分かった。それ!今だ!追いつき追い越せ!第三コーナーあたりで遂に追い抜くと、なんと今度は目の前に別のランナーが出現。ゆっくり走っている。えっ?なにごとだ。自分たちの前の回にスタートした組のランナーだった。第四コーナーでこれを追い抜くともう限界だった。呼吸が間に合わず、一歩一歩に力が入らなくなってくる。あ”~売り切れたぁ。スピードをなるべく落とさないよう維持したままなんとか頑張ってへろへろの表情でゴールまでたどり着いた。
  ゴール後はしばらく動けず、ゼーゼーの呼吸がおさまるまでアンツーカーに座り込んだ。今頃になって腕が痺れてきた。子供相手に大人げない走りをしたが、これは本能なのでしかたない、とにかく勝てて良かった、などとぼぉっとした頭で考える。すわったまま震える指でなんとか計測チップを外し、テントの機器で読み込んでもらうと即座に完走証が印刷された。それも2枚。
 公式記録は1分32秒と。
 完走証の1枚は大きな記録掲示パネルに貼るためのものだったので、該当するフルマラソンのタイム2時間33分20秒の辺りに貼り付けた。10時の回はいつの間にか終わっていたようだ。水を飲み、ゆっくり休んでから、展示されていたかっこいいラン用車いすを見て(持ち上げるとものすごく軽くてびっくりした)、素敵な若い美人スタッフに乗ってみますか?と勧められたが、ちょっと考えて、あまりに疲れていて妙な姿勢を取るとどこかが今にも攣ったりしりそうだったので残念ながら丁重にお断りして、会場を後にした。外ではいろんなお祭りが催されていて、グループでハワイアンなど踊っていた。
 記録証はクリアファイルに入れて、ランTシャツの胸に入れて黒王号で帰宅した。風がとても気持ち良かった。帰宅後、このままシャワーして着替えるのはもったいないので再び走りに出かけ、ゆるジョグを10㎞ほどしたが、体がものすごく重く、20km走った後のような感じだった。たったの421mだったのに体にものすごい負荷を与えたことがはっきり分かった。
 記録は92秒だったので、まあ、だいたい事前の想定通りのタイムだった。これくらいの記録のランナーが一番多かったらしく、中級ランナーの典型レベルということが判明した。ただ、今回も実感したが、短距離走は走る技術が大きなウェイトを占めるようなので走り方をもっと練習すればもっとタイムは伸びそうだという印象だ。いやいや、絶対やらないけど。それから、10時の回の最高記録は59秒だったそうで、これは100倍するとなんと1:38'20"になり、ものすごい世界記録に該当するのだった。すごすぎる。しかし、冷静に考えれば400mの世界記録はマイケルジョンソンの43"18。これから換算すれば1:15'55"となるので短距離・中距離あるいはマラソンランナーだって421mだけなら世界記録は容易に出せることは明らかなのであった。
  最後に、この421mのダッシュにより右太もも前面上部に軽い肉離れをしているらしいことに10kmジョグの後で気づき、結果的にはその後5日間ランオフの刑となったのであった。その後は問題なく走れているので大事には至らずほっとしている。
10月12日、日産フィールド小机にて

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