2011.05.03

フジ満開直前@新治市民の森

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新治市民の森いけぶち広場フジが満開直前になっていた。藤棚の下に寄ってみるとハチのぶんぶんという翅音が頭上のあらゆる方向からステレオで聞こえてくる。これはすごい。ハチを観察しようとテーブルに土足で失礼して登ってみた。すると素晴らしい香りに包まれて一瞬ぼおっとした。なんなんだこれは。この心地よさは。こうやって呼び寄せられたのだな、このハチたちも。いい香りがするし、おいしい蜜も吸い放題だし、ここに集まらないほうがおかしい。胸だけ黄色い毛に覆われていて後は黒いクマバチ。もう一種(写真下)は最初ニッポンヒガナガハナバチかと思ったが、触角が短い。ニッポンのメスかシロスジヒゲナガハナバチのメスではないかと思うが、定かではない。藤棚はクマバチが大集団で訪れていて、それはすごい繁盛ぶりであった。それにしてもフジの香りは大変素晴らしく香水にでもしたいぐらいだ。と思ったらやはり既に製品化されていた。#13,a129,藤,Fuji Blossom
4月30日、新治市民の森にて
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2008.04.24

香る生活

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人さまにいうほどのものではないが、eau de toiletteを5本ほど持っていて、控えめに使用している。だが実のところ使っているのはそのうち2種類だけで後の3本はたぶんもう使うことはない。いずれもポピュラーなものなので誰でも知っているようなものと思われる。
先日何かの拍子で、ある和風香水メーカーのネット通販を見つけ、内容を読んで見るとなかなか興味深く感じ、さっそくサンプルボトルを注文してみた。だいたい店頭でちょっとテスターで香りを確かめて買うということがいかにあてにならないかを何度か身に沁みていたので、1mlとほんの少しではあるがサンプルボトルでこころゆくまで試してくださいという姿勢が気に入った。実に良心的である。50種類もある中から男性でも使用可能なものなどを、商品説明の文章を慎重に何度も読んで想像をめぐらして5種類選び、ネットで注文したのだ。送料はたったの80円という格安のメール便を利用するので、5本のサンプルがたったの970円で手に入る。(サンプル一本が178円である)
さて香水はつけた瞬間に香るトップノートと、しばらくして長い時間に渡って香るミドルノートと、忘れた頃に香るラストノートがあり、かなり違った味を楽しめる。店頭で確かめられるのはトップノートだけなので、それだけで決めること自体がそもそも無理がある。
今回選んだ5つの香りはそれぞれに特徴のあるもので、青山路沈香月桃for Mensミラージュという素敵な名前がついている。自分的分類では青山路は渋いメンズ、沈香はお寺系、蛍は女子中学生系、月桃はちょっとクセのあるメンズ、ミラージュはちょっとセクシーな?メンズ系ということで落ち着いている。朝、手首の裏側につけて出社し、昼頃にはもう香らなくなるものもあり、夕方まで香るものもある。夜、風呂上りにまたつけて朝、どういう香りが残っているかを調べたりしながら5種類をあれこれ選んでは楽しんでいる。最初は手首の内側だけにつけていたのだが、足首につけるとときおり遠くからふわっと香り、より客観的に感じることが出来ることを知った。また、一番最初のファーストインプレッションは、本当に一度だけのものであり、何度もつけているうちに自分の感じ方も変わってゆくということを実感している。一瞬の香りだけでも無限に広い世界があると思うが、さらに時間的広がりまである。この無限の香りを嗅ぎ分けて、新しい香りを創りだす調香師という職業はまったくはかり知れない世界と思う。色には3原色があり、その組み合わせとその割合で無限のバリエーションがあるけれども客観的に再現できるが、香りにはそういうよりどころがないので表現も難しくどうしても主観的になってしまい、再現は甚だしく困難であろう。
ともあれ二週間を過ぎ、5つの香りを大体解ったような気になってきた。もうしばらくこの5つを楽しんでから、さらに5種類ぐらいのサンプルボトルを追加しようかと思う。そして10種の中から一番のお気に入りを選んでから30mlの通常サイズのボトルを注文することとしたい。こういうささやかな楽しみではあるが、生活を豊かなものに感じている。
ご参考までに武蔵野ワークスをリンクしておく。
「香る生活vol.9」という小冊子が一緒に送られてきたのであるが、これが実に力の入った冊子で、読み応え十分だった。驚いたことに全部社員で書いたものだという。この会社の人たちがいかに熱心に仕事に取り組んでいるのかという熱い雰囲気を感じてしまった。また、香水の周辺領域を含めたかなり専門的内容が記載されていてとても興味深かった。あまりprofitableな業界とは思えないが(失礼!)、専門家の心意気をもってしかもユーザに良心的でいて、応援したくなる。いわゆるブランドものの香水はグローバルな製品で全世界でたくさん売れるかもしれないが日本には日本独自の香りがあるわけで、別に反グロ-バリズムを主張するわけではないが、日本独自の香りをフィチャーした香水にはぜひ頑張って欲しいと思うわけである。世界中で何十万人もが自分と同じeau de toilletを使っているのは、いや電車の中で同じ香りをする人がいるのはどうもこころ穏やかではない。出来れば誰も使っていない自分オリジナルのものを選べればいいが、この会社ではそれも可能である。冒頭の写真はサンプルボトル。ぱっと見て内径0.6cm高さ4cmぐらいの小さなボトルである。
おまけはフデリンドウ。4月12日、新治市民の森にて撮影。
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