2015.08.19

ウミネコ第2回夏羽@横浜港

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 客船の見学のために久しぶりに夏の横浜港大桟橋に行ってきた。船は船で面白かったのだが、その後大桟橋からウミネコが少し観察できたのでその中の一頭を紹介したい。まず、20羽ほど見られたウミネコは換羽が始まっていて、初列の旧羽が3枚程度、尾羽は旧羽が最外に残る個体が多かった(第3回夏羽写真下)。
 そんな中、この個体は次列が褐色をしているので第2回夏羽と思われる。尾羽は全体に短く伸長中だが、右側に旧羽が一枚取れかかっているように見える。この旧羽は全体が褐色なので第2回冬羽と思われる。→脚の見間違いでした。尾羽はほぼ同時に脱落し、一斉に伸長するようだ。

ウミネコ第2回夏羽(写真上)
嘴に赤あり。黄色は鈍い。首輪の黒あり。小雨覆に褐色あり。
初列:P7まで新羽、P8伸長中、P9-P10旧羽
次列:S1新羽伸長中、S2-S5?脱落中、残る旧羽は褐色
尾羽:黒斑、白羽縁の新羽が一斉に伸長中、右外側尾羽(?)の旧羽が一枚残っている。


追記
ウミネコ第3回夏羽(写真下)
嘴に赤あり、黄色鮮やか、頭部は白、脚は鮮やかな黄色
初列:P1-P5新羽、P6伸長中、P7脱落中、P8-P10旧羽は褐色
次列:S1新羽、S2-旧羽
尾羽:T1-T5脱落中、最外T6は白羽縁・黒斑のある旧羽
雨覆:褐色味が少し残る

★H2Bロケット打ち上げ成功おめでとう!

8月16日、横浜大桟橋にて

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2013.05.12

トゲヒシバッタ

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湿地の草地で見つけたこのバッタは、ヒシバッタとしてはとても大きいというのが第一印象だった。当方の動きに敏感に反応してよく飛んで逃げるのでなかなか撮影出来なかった。
全体に黒い。腹部も黒く、白く細かい斑点がある。腹部先端には産卵器があるのでメス。背に長く伸びるのは前胸背板で、表面はごつごつしたいぼ状になっている。またちょうど同じ長さに隠れているのが後翅。前翅は前胸背板の前部の下に小さく見えている。
触角は白く先端が黒く、短い。前脚中脚の間に尖った棘がある。
ヒシバッタの仲間は主に南西諸島にたくさんの地域種があり、どれもよく似ていてなかなか手ごわい。棘のある種は日本で5種ほどあるが、横浜でみられるのはトゲヒシバッタのみで他は沖縄方面でのみ見られるらしい。というわけで消去法でトゲヒシバッタということになるだろう。色合いは別として触角については記述とよく一致している。祝!初見
5月3日撮影

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2013.05.10

ツマグロハナカミキリ

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この池ではもっと他の物を期待していたのだが、それらは叶わなかったが、代わりに思わぬ収穫があった。
これはハナカミキリだが、前胸部が黒いのでアカハナカミキリではない。
帰宅後の調査でブチヒゲハナカミキリと思われる。ただ、触角が白黒の交互模様になっていないのがちょっと気にかかる。根元は黒く、先端の半分は茶色をしている。湿地のウツギの仲間らしき花に来ていた。
下は初見のハムシ。ムナグロナガハムシと思われる。以上二種ともに祝!初見
5月3日、神奈川県東部の池にて
ブチヒゲハナカミキリツマグロハナカミキリに訂正します。
ムナグロナガハムシトホシクビホソハムシに訂正します。
てまりさん霧のもりさんご指摘ありがとうございます。
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2013.05.09

クロイトトンボ♀

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こちらのイトトンボも最初なんだか分からなかった。昨日紹介したムスジイトトンボと同様、♂と思ってしまったのが敗因だ。
眼後紋は大きく三角形。後頭条(後頭部の横筋)はない。前胸後端には細く青い模様があり、山型をなし、中央が下に尖る。腹部第八第九節の様子がおかしい。こんなパターンは無いはずだ。さらに腹部先端がなんだか縦に割れている。
アジアイトトンボでもアオモンイトトンボでもセスジイトトンボでも、ムスジイトトンボでもない。さて困った。なにかの奇形か。
腹部第九節の裏側半分が白っぽいことに気付き、♀かもしれないと分かった。♀の腹部先端は横から見た図しか図鑑には載っていない。
で結局はクロイトトンボ♀と判明した。
★教訓:種を見極める前にまず雌雄を見極めろ。
5月3日、神奈川県東部の池にて

★このページの右上に表示されている「人気記事ランキング」を見ていると、これだけ毎日トンボや昆虫のことを書いているのに、そういう記事は一切人気がなく、アテローマとか神経鞘腫とか三浦アルプスとかお遍路さんの記事ばかりが並ぶのはいったい何故か?

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2013.05.08

ムスジイトトンボ♀

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このイトトンボだが、最初なんだか分からなかった。頭部と腹部先端を拡大してみた。
頭部にはまだ淡いが幅の狭い眼後紋が見える。前脚が出ている前胸の後端は山形に凹んでいる。
こちらは別個体だが三枚目で前胸にハの字型の模様が見える。この個体の眼後紋はややはっきりしている。
結局ムスジイトトンボ♀ということに落ち着いた。よく分からなかった原因はまず♀ということが分かりにくかったからで、それは腹部先端に膨らみが無いからだが、これは未熟だからなのかもしれない。それと今シーズン初めてでまだ勘が働かなかったからということにしよう。
5月3日、神奈川県東部の池にて

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2012.05.12

ヨダンハエトリ♂

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池の周辺部ではトンボ以外の昆虫も多かった。上は昆虫ではないが、ヨダンハエトリ♂。祝!初見。もう少し撮影したかったが、一枚撮っただけであっという間にいなくなってしまった。複眼の上の赤、前肢の赤などが派手で美しい。
下はヤナギの樹皮で見つけたカメノコテントウ。これはデカかった。見つけてラッキー!な感じ。一番下はムシヒキの一種。最近あちこちで良く見る。複眼が緑色で美しい。アオメアブにも似るがマガリケムシヒキ♀かもしれない。昔の大型バイクを思わせる武骨なメカのようなディテールに魅力を感じてしまう。
5月6日、神奈川県東部の池にて
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2012.05.11

ムスジイトトンボ♂

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昨日に続いて今回はムスジイトトンボ。同じく神奈川県東部の池で観察したもの。
上はムスジイトトンボ♂。腹部第8・9・10節が全体に淡青色。クロイトトンボのような上部の切れ込みがない。胸の模様なクロイトトンボに似ている。眼後紋は非常に細い
下に別個体だがポイントのアップを載せる。
眼後紋に太陽のハイライトが被って見にくいが横に細いのが分かる。これがセスジイトトンボとの識別点。胸の模様では太く黒い線の中に微かな水色がある。腹部先端の尾部上付属器が良く見えない。セスジイトトンボではここに広がったハの字型の尾部上付属器が見えるはずだ。
5月6日、神奈川県東部の池にて
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2012.05.10

クロイトトンボ♂

前日の大山登山ランの疲れのため連休最終日は神奈川県東部の池で軽くトンボ探しをしてきた。この日は南西風がすごく強く、イトトンボたちは周辺の木陰や草陰に避難しているものが多く、かなり接近して観察することができた
今回紹介するのはクロイトトンボ。池の水面には交尾態で産卵しているカップルもいたが遠くて撮影出来なかった。強風避難中の個体で撮影出来たのはどういうわけか♂ばかりだった。
この個体は当初、なんだか分からなかったが、多くの写真を見比べるうちにクロイトトンボの羽化直後の♂であることが分かった。腹部第8・9節の模様が微かに見えている。また胸の模様も薄いが分かる。羽化して5分後ぐらいで、ファーストフライト直後の個体と思われる。飛びだしたあたりで羽化殻を一応探してみたが全く見つからなかった。ギンヤンマに比べて圧倒的に小さいのでなかなか困難なのだ。
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お次の個体はもう少し時間がたったクロイトトンボ♂。尾部先端にある尾部上付属器の二本の細い突起が分かる。青い眼後紋もはっきりしてきた。
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最後のこの個体が一番クロイトトンボ♂らしい。撮影角度を調整して尾部上付属器のバックに黄色い草がくるようにした。これもまあ未熟でもうしばらくすると粉を吹いて胸の模様が分かりにくくなる。5月6日、神奈川県東部の池にて
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2011.09.15

コバノカモメヅルの花

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トンボは結局、オニヤンマ、コオニヤンマ、コシボソヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ウスバキトンボを見た。アカネ類やオオアオイトトンボ、モノサシトンボなどを期待していたのだが見つからずちょっと残念。
撮影対象が少なかったので目に付いた植物も撮ってみた。これはコバノカモメヅル。ガガイモ科。
いつもお世話になっている「横浜新治花と実の写真集」ではキョウチクトウ科とされていて誤りかと思ったが、分類体系によってガガイモ科がキョウチクトウ科に含まれるらしい。こういう分類に興味を持っては危険なので追求はしない。
下はおまけのフクラスズメ幼虫。この一帯のカラムシの葉は無残なほどに食い荒らされていて、フクラスズメの食害と思われた。少し残っていた葉の裏側に見つけた。残り少ない葉で蛹化まで足りればよいが、足りなければ途中で餓死ということになる。一箇所にたくさんの幼虫が育つのも良し悪しで、早く育たないとやばいということになる。調べてみたら昨年5月に新治で同じ幼虫を撮影している。春が一回目の発生で今が二回目の発生時期にあたるようだ。
9月10日、神奈川県東部
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2011.09.14

オオカマキリ威嚇

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道端でオオカマキリを見つけたのでちょっと悪戯心を出して、捕獲し左右の鎌を閉じた状態にしてつまんでみた。そうしようとしたのだが左の鎌でずぶっと左手の親指を刺されてしまった。かなり痛い。カマキリを振り払ったところご覧のような最高の臨戦態勢で威嚇してきた。プロボクサー並みの完璧なガード体勢だ。後翅の茶色を見せているところがなんだか怖い。しかしこのオオカマキリも自分以上にびっくりし、恐ろしい思いをしているはずだ。ちなみに、左右の前肢(鎌のある肢)つけ根の間が赤いとチョウセンカマキリ
下はヤブキリと思われる。腹部の形状から♂と思われる。
9月10日、神奈川県東部
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