2014.05.11

いざ!小田原

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正月に「いざ!寒川神社」で、中原街道を寒川神社まで歩いたのだが、若干の物足らなさを感じ続けていてはや4ヶ月。もやもやを晴らすべく、密かに暖めてきた「いざ!小田原」を実行してきた。
前日から準備をしておき、朝早く起きるつもりだったのだが、当日の朝5時過ぎに、地震が発生し、飛び起きてしまった。かなり大きな揺れが長く続き、自分が感じた震度は4ぐらいだった。大災害になっているならばロングウォークどころではないのでTVでチェックするが、大した情報はまだ入っておらず。どうするか迷ったが、取りあえず出立することにした。6時前。天気は曇りで予報通り。気温も高くならずに済みそうだ。そういう日を選んだのだ。上はジオラインLW一枚に予備の半袖をリュックに。下はジーパン、シューズは古めのランニングシューズ。ラン用キャップにサングラス。リュックにはデジカメ、お茶のボトル、アイフォン、財布、タオル、パスモ。
まずは鶴見川の土手に上がり、落合橋から中原街道に入り、いざ一路西へ。宮の下交差点。フォレオ。横浜旭陵高校、16号線、保土ヶ谷バイパスで1時間。なんだか調子よく、GPSウォッチで見ると1分で110mぐらいのスピードが出ている。
矢指トンネル、相鉄のトンネル、厚木街道との交差点、まだ一度も食べたことのないラーメン屋くわんくわん、不二家の環状4号交差点、境川、47号線、小田急江ノ島線踏切、そして米軍厚木基地南端の引地川公園で2時間ちょっと。やれやれ。ここで小休止して水分補給し、頭上を離陸して行ったプロペラ機の撮影をする。
大乗寺、エムケーチーズ工場、新幹線橋脚で約3時間。このあたりはまったく面白みのない道で飽きてくるが、まだまだ元気はいっぱい。ただ膨れ上がってきた膀胱の心配が大きくなってきた。用田、大蔵、県営住宅前(ここは前回いざ!寒川神社で右折した地点だ)、相模線踏切、景観寺で右折、寒川十字路で左折すると魔法のようにローソンが出現、まっしぐらにトイレにGO。お茶とスニッカーズをQuoカードで購入。現代のオアシスだな、コンビニは。感謝感謝。道を南下すると新湘南バイパスから圏央道につながる高架道路の下を通る。このあたりでは上空低くをジェット機がなんども通過する。かなりの轟音なのだが、雲が低いため機体が見えないという不思議な感じ。茅ヶ崎市に入り、宮の前第二公園の水場で、汗でベトベトしてきた手と顔を洗う。ここは毎回使わせてもら重要ポイントだ。国道1号にぶち当たると右折して一転西へ。馬入橋で約5時間。平塚の町を通りすぎる。もうすぐいつもの牛丼屋だ。ところが、61号線交差点の松屋はあろうことか工事中で閉店だった。あ~。しかたなくずんずん進み、花水川手前でなか卯を見つけ、お昼とした。店員が注文をととって行ったので途中の写真など確かめようかと思ってアイフォンを出そうとしていたら10秒後ぐらいにどんぶりを持って来てびっくり。ま、配膳は簡単だから速いのは当たり前か。5時間ぶっ続けで歩いた体は空っぽのような感じがしていたが、お腹がふくれると人心地ついた。テーブルの冷たいお茶ピッチャーがありがたく、何杯もごくごくしたが腹が膨れることなく全身にしみわたっていくような気がした。足首を伸ばしたりひねったり曲げたりすると軽い痛みが心地良い(分かるかな)。
なか卯を出てみると、足腰が急にこわばっていることに気付きびっくり。なんだこれは。まだ半分ちょっとだというのに。こんなことでは小田原まで辿りつけないかもしれないぞ。屈伸運動などして、ゆっくり歩きはじめる。高麗山よ、我を応援してくれ。歩きはじめてしばらくすると不思議なことに痛みは治まり、これまで通りのペースを維持することができてほっとした。旧東海道松並木、化粧坂、JR線路下のトンネルを通り国道に合流する。しばらくすると「小田原21km」の道路標識を発見。なに21kmだと!愕然とする。あと16kmぐらいかななどと見積もっていたのだ。だが、ここからが長いのは分かっていたこと。順調に歩けるうちに距離を稼ぐしかない。ペースを乱さぬよう道端撮影は控え、ついでにバッテリーの消費の異様に激しいアイフォンは電源オフとして、代わりにデジカメをリュックの外ポケットにセットする。大磯城山公園、二宮駅前。徐々に右ふともも内側が痛みだす。右脚の着地前のブレーキングで痛むようだ。不思議なことに左足は問題なし。ときおり通りすぎてゆくサイクリストたちがうらやましい。シャー。何なんだあのスピードを軽やかさは。そして、小雨が降り出した。傘をさすほどではないが、気分的にさらに落ち込む。とにかくキロ10分のペースを維持しよう。歩道中央にある黄色の盲人用タイルの凹凸を意図的に踏むと足裏に心地良い。黄色のタイル黄色のタイル。だんだん意識も低下して何も考えられない。そして再び膀胱が満ちてきた。腎臓から排出された尿は尿管で勿体ない水分が再吸収されるが、膀胱からも再吸収してくれればよいものを、とか妄想しながらひたすらオアシスに巡り合うまで歩く。いや、コンビニだ。セブンでもローソンでもなんでもいい。いざとなったらガソリンスタンドでも交番でもいい。
そして、何かの川を渡った時、奇跡的に好都合な藪を発見したのだ。周囲を注意深くチェックするとプライバシーOK、で迷わずGO(笑)。天から授かり一時的に体内に保持していた水分を天のもと、大地に返却した。あ~、なんと気持ちの良いことか。本日道中の2回目。
すっきりすると、今度は足の痛みが気になってくる。右脚裏の小指側とか、両足の太ももの前面とか。徐々に歩幅が狭くなってくるので1分100mのペースが怪しくなってくる。国府津を過ぎると小田原市に入った模様。ただ、まだ長いのは分かっている。ひたすら我慢だ。右脚ふくらはぎ下部アキレス腱も痛み始める。造幣局の表示があるが一体どこにあるのか。酒匂の地名が出てくると酒匂川の期待が湧いてくる。もうへろへろだがとにかく頑張る。ほどなく酒匂川に到達。約8時間半だ。アレスGPSはバッテリーが8時間のタイプだが、もう残量ゼロのマークが点滅している。データのセーブが出来るうちにセーブしておいてデータ取得はここまでとしよう。橋を渡るとビジネス高という表示が目に入る。最近の高校名はフロンティアなどのカタカナとか陵とかがつくものが多くて訳がわからない。とにかく最終コーナーと思って頑張りとおし、なんとか松原神社に辿りついたのが1510時。出発から9時間16分後だった。
汗でドロドロになった手を顔を手水で清め、道中の無事を感謝した。その後は神輿を見たり撮影したり、ゆっくり小田原駅まで歩いた。みやげを選ぶ気力もなく、小田急の急行の座席に座り込んでほっとした。ときどきkindleでクランシーを読むがあまり進まなかった。町田で降りるときに地獄が訪れた。小一時間座っていただけで、足腰が固まってしまったのだ。立つことだけでやっと。階段を下りることなど到底できず、茫然と立ち尽くしひとりホームに取り残さた。手摺に掴って一段一段時間をかけて階段を下りた。それから幼児を連れたお母さんの後ろについて、ゆるゆると歩いて横浜線に乗り換え、鴨居で降りてなんとか歩いて帰宅した。やっとのことで辿りつけたというのが正直なところ。こうして我が史上最長ロングウォークは終わった。
下の写真は寒川の一之宮八幡宮と花水川から見た高麗山。

タイムチャート
0554 自宅
0654 下川井IC
0730 くわんくわん
0752 小田急江ノ島線踏切
0838 エムケーチーズ
0902 新幹線橋脚下
0955 寒川踏切
1007 南小前のローソンで小休止
1053 馬入川
1133 花水川のなか卯で昼食
-1150
1357 国府津駅前
1433 酒匂川
1510 松原神社到着
1531 小田原駅

コース:鴨居~小田原松原神社、距離:52.2km、グロスタイム:9:16、ネットタイム:8:15

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2014.05.10

松原大明神御祭禮

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久しぶりに小田原に行ってきた。曇で気温が低く、ときおり小雨の降るなか、行きつけの(いや、小田原では必ず立ち寄る)松原神社に到着するとなにやら大きな旗が。松原大明神御祭禮と。
なるほど、小田原の街なかが神輿で溢れていたわけはこれだったのか。博多山笠と似た雰囲気ではあるが、より穏やかで落ち着いた印象を受けた。男たちはしめこみではなくおそろいの白いズボン?股引?を履いている。そしてなによりも若い女性が大勢参加しているのが新鮮だ。
遭遇したいくつかの神輿にはそれぞれ町名のようなものが書かれていた。
列挙すると山王東、松原神社、茶畑(二五会)、大工町、五道(?)、錦通り、竹の花だった。祭のある町っていいなぁと思った。
5月5日、小田原市にて

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2013.06.21

ヒオドシチョウ?

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クリの花穂に見つけたこの蝶はぱっと見でルリタテハと判断し、一応撮っておいただけでそれ以上狙わなかった。
そして今週になって、ネットでヒオドシチョウの写真を見つけ、その裏側を見たときに、ヒオドシチョウの裏ってルリタテハそっくりじゃん!と気付き、先日の写真をひっぱり出してチェックしてみたのがこれ。似ているのはキタテハ、シータテハ、ヒオドシチョウ、エルタテハ、ルリタテハ、クジャクチョウあたりだ。ただ、前翅のえぐれが少ないこと、幅広めの淡色帯があることから、ヒオドシチョウ♂が一番近いように思う。翅を開くところを待っていればよかったといまさらながらに思う。遅いが。こうしていろんなチョウを見逃しているのだと思う。ヒオドシチョウはもちろん未見。あ~もったいないことをした。
下は蝶のおまけでメスグロヒョウモン♂。園芸種らしきピンクの花に吸い寄せられてきた。他にはアオスジアゲハも同様に舞っていた。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.20

ネアカヒシベニボタル

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栗林の脇の蔓性植物の葉で見つけたこの交尾中の昆虫。カクムネベニボタルかと思った。翅鞘に非常にくっきりとした縦筋が6本。両肩の部分がほんのりと赤く染まる以外は全部黒。触角は鋸型で11節あるようだ。翅鞘の形は角ばっている。
帰宅後にいろいろ調べたがカクムネベニボタルとは異なることが分かり、あれこれ探しまわった末にたどり着いたのがネアカヒシベニボタル祝!初見
これがホタルの仲間なのか。夜光る蛍の感じはしなかった。今から思えば、左手にご招待して腹部を撮影しておけばよかったと思う。
6月7日、神奈川県西部にて
追記:この交尾中の2個体は、下がメスだろうが、触角はメスの方が太く立派な鋸型に見える。6/20

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2013.06.19

ガビチョウ

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この山里ではサンコウチョウの囀りを何度か聞いた。そのたびに耳を凝らして位置を見定め、肉眼と双眼鏡を使って姿を探してみるのだが、まったく叶わなかった。上のガビチョウは凄く大きな声でさえずっていたので、眼を向けてみたところいきなり、すぐそこの枝に止まって大口開けてポーズきめて囀っていた。そっと撮影することができた。距離は5mぐらいか。ちょっと暗かった。
ガビチョウは中国南部の鳥で、人為的移入により南関東に増えているものと思われる。台湾のガビチョウは眼の周りに白いリングがなく別種(ものの本によっては別亜種)。
アカボシゴマダラもそうだが、こういう越境生物は我が国固有の生態系にとってまったく邪魔ものである。そしてその原因はごく一部の人間である。
下はカワガラス。こちらも川の土手に止まって連続的にグピグピグピグピと鳴いていたので気付いた。この羽衣から今年生まれの幼鳥ではないかと思う。撮った写真をすべてチェックしてみたがいずれも右脚の指が丸まっており、なんらかの奇形と思われる。歩いて餌を捕る鳥なので、支障がなければよいが。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.18

オオセンチコガネ

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このキラキラに光り輝くオオセンチコガネは道路をのこのこ歩いていた。交通量はほとんど無いがゼロではないのでひかれてはもったいないし、路面じゃバックがさえないので左手にご招待して避難。しかし、なかなか元気に動き回るのでブレてブレてなかなかうまく撮影出来なかった。唯一静止してくれたのは二枚目のひっくり返した瞬間だけだった。三枚目は少しだけわざと明けた指先から頭部を出してきたところをうまいこと撮影。これで頭楯板が前に伸びていることが分かりセンチコガネでないことが確認できた。しかし、オオセンチコガネの肉眼で見た美しさを表現することは写真術として非常に難しい。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.17

ヒメアシナガコガネ交尾

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クリの花穂をその強い匂いにむせながらチェックしてハナムグリをたくさん見つけた。ヒラタハナムグリコアオハナムグリクロハナムグリ。そしてこのヒメアシナガコガネだ。最初アシナガコガネと思っていたが、帰宅後に日本の昆虫1400で調べたところ、アシナガは後脚が太いこと、この個体の翅鞘の模様顔の先端のラインが丸くなっていて凹まないことから、これはヒメアシナガコガネと判断した。これまでアシナガコガネとして来た個体ももしかしたらヒメだったかもしれない。このペアでは♂にくらべて♀の方がやや金色っぽい。腹部のこの色合いは先日のオオトラフコガネに少し似ている。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.16

シロオビアワフキ羽化直後個体

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クリ畑の脇のキリの大きな葉の裏をチェックしていて、アワフキを見つけた。羽化殻の脇でじっとしており、この状況証拠からすると羽化直後個体らしい。シロオビアワフキだ。
トンボの羽化は何度も見ているが、アワフキの羽化はどんな様子なのだろうか。倒立型とかあるのか?翅の伸ばし方はどうなのか?
別の葉をさんざん探したが羽化中のものは見つけることが出来なかった。あと10分早く見つけていれば羽化を見ることができたかもしれないと思うと、タイミング的に惜しいことをした。あ、いやもしかしたら数時間前だったのかもしれないが。
下はおまけのごく小さなゾウムシ。せいぜい4mm程度と見た。クロタマゾウムシかもしれない。小さいがなかなか味のある姿をしている。
6月7日、神奈川県西部にて

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2013.06.15

ホソミオツネントンボ♂

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神奈川県西部の山里に行ってきた。山あいの川沿いでは田植えがちょうど終わったころのようで、幼いイネが風になびいていた。アプローチ可能な一枚の田を選びざっと観察してみたところ、まず眼に入ってきたのがギンヤンマ♂、素晴らしいスピードで田んぼを支配していた。この田んぼ水面の上空5cmから5m以内の領空を飛ぶ2cm以内の昆虫はすべて俺の餌である!みたいな勢いで飛び回っていた。ついでシオカラトンボ♂。上空をツバメ。山からサンコウチョウの声が響いた。そして双眼鏡で水面に眼を凝らすといきなりホソミオツネントンボ♂。そしてクロイトトンボ♂。しばらく観察するとホソミオツネンは交尾態も発見。だが遠くて撮影出来ず。天気が良く気温が比較的高かったせいかすごく元気に飛び回り、落ち着きがなく撮影は全体に難しかった。写真は別の湿地のもの。
オツネントンボがまだ未見なので、早くどこかで見つけたい。
6月8日、神奈川県西部にて

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2013.06.05

キマダラコウモリ

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休みのたびにあちらこちらの森や公園に出かけては昆虫を探していると、結局は昼間の昆虫しか見ることができない。夜行性の昆虫もたくさんいるというのに。しかし、夜や夜明け前に懐中電灯を持って出かけるというのはちょっと抵抗が大。夜間に森で大き目の白いシーツを立てかけて、電灯で照らして昆虫を呼び寄せるライトトラップ(灯火採集)など一度やってみたい気がするが、とてもとても。
ところが、ライトトラップにやってくるのと同じ原理で、マンションの夜の明りに昆虫がけっこうやってくるのだ。上は先日、帰宅時に玄関前で見つけたガ。
家に入りものも言わずにデジカメだけ持ち出して撮影し、透明カップに入れて持ち帰り、ベランダで再度撮影した。一枚目はどちらが頭部か?いやその前にいったい何者か?わからなかった。前脚、中脚の毛深い様子。細長い葉巻のような形。全体に焦げ茶色だが、翅の端にクリーム色の小さな斑点が少しある。二枚目は真上からの撮影。腹部先端に左右に飛び出したものは何だろうか。バッタやトンボなら尾毛に該当する部分だろう。
短く細い触角があるが、これがやや赤っぽい
先日入手した日本の昆虫1400で調べてみたらあっさり、判明した。コウモリガ科のキマダラコウモリである。腹部の様子からメスかもしれない。昨日から引き続きのキマダラ続きとなった。あ、そうそう、撮影がやっと終わった時、家族には白い眼で見られた。それから夜間の撮影はちょっと難しい、というか慣れてない。
うちのマンションでは過去にコフキコガネを見つけたこともあるので、今年も夜と朝には少し気をつけてみたいと思う。コウモリでもない蛾にこの和名はいかがなものだろうか?
5月28日、自宅にて

おまけは先日箱根で見つけたガ。緑色の翅には白い縁どりがある。最初ウンモンスズメかなと思ったが、ぜんぜん体形が違うようだ。日本の昆虫1400には掲載されていない。これが何か分かる方いたらご意見乞う。
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