2016.06.07

ゴマダラオトシブミ@新治市民の森

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クリの枝先を丁寧に見て行くと赤いオトシブミを見つけた。高鳴る胸を押さえてそっと腰からデジカメを取りいだして持ち上げると、とたんにポロ
眼で追ったが下草がかなり繁茂している。覚悟を決めてしゃがみこみ草をかき分けてみる。この時期の下草は一斉に伸びたためか徒長して絡みあいなかなか手に負えない。またさらにその下の層にも草があり、さらにその下には落葉と腐葉土があり、探すべき、いやオトシブミにとっての隠れ場所は無限にあり、探すのは諦めた。
一頭いるということは他にも居るということと自分を納得させて、同じように枝先を探しまわった。しばらくして葉裏に赤い影を発見。
今度はポロをされてもいいように透明ケースを取りいだしてヤツの下にそっとささげた。次の瞬間思った通りポロ!しかし、角度が違った。真下で待ちかわえていた透明ケースの脇をかすめて赤い虫は下草の海に消えて行った。垂直ではなく角度をつけて落ちやがったのだ。単に落ちたのではなく飛んだのかもしれない。緑の視界の中で赤いイメージだけが目に残った。
....この悔しさをどうして晴らそうか。もう一度やって成功するしかない。
ということで再再度、挑戦。一枚一枚クリの花の近くの葉を丁寧にチェックしてゆく。次の樹に移り、さらに次の樹に移る。
そして、今度は黄色のゴマダラを発見。これ見たことのある奴だ。今度こそと慎重に透明ケースを構え真下からゆっくり近づけると、今度は狙った通りにケースにポロ! やったー!3度目の正直。なんだろうこのカタストロフィーは。
しばらく蓋をして観察した。ケースの内側曲面をぐるぐると歩き回っては転げ落ち、飛び立っては逆側に止まり転げ落ち、ぐるぐる歩き回る。ちょっと可哀そうなことをしているなぁ。しばらくすると疲れたのか諦めたのか動きが止まった。数枚撮影し、下草のシダの上にそっと放してやったところ、じっとしているので再び撮影。数枚撮ったところで無事に飛んで行ってくれた。疲れさせちゃったとしたら申し訳ない。ということで久しぶりにどきどきした撮影だった。ゴマダラオトシブミ
下はおまけでコイチャコガネ。翅鞘に極く短い毛があるのが分かる。
6月4日、新治市民の森にて

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2015.07.26

ウスモンオトシブミ揺籃@四季の森公園

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あまりの暑さのため、手短に近場ということで四季の森公園へ行ってみた。雑木林の林道の日影で揺籃を発見した。キブシ(鋸歯がめだち、互生)の葉に食痕があるのに気付いたことから見つけた。どういうわけか葉柄のあたりでウスモンオトシブミ(♂と思われる)が2頭いて、明らかに張り合っていた。そして、葉の真ん中にこの♀がいて、もう卵産んでもいいの?えっまだなの?と♂に尋ねているようだった。卵を産みつけてから、葉をくるくる巻いて揺籃を作るわけだが、♀とオスの共同作業なのだろうか?そして2頭の♂の戦いはいったいどうなるのか?しばらく付き合ってみようかな、でもどれだけ時間がかかるんだろう、でもまぁ日陰だからいいかぁ、などと思っていると、なんと、オスは2頭ともあっさり飛んで行ってしまった。あ~、なんで?♂は揺籃作成に参加しないのか?このまま♀だけで揺籃はできるのか?なかなか興味は尽きない。
ま、とにかくウスモンオトシブミは数年ぶりの再会で嬉しかった。
7月25日、四季の森公園にて

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2015.07.16

ドロハマキチョッキリ@道志村

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最後にもっとも美麗種に出会うことが出来た。ドロハマキチョッキリ。雨粒が無ければ、もっと明るければさらに綺麗な写真が撮れたのに。ちょっと残念。それでもグリーンメタリック地に紫色の輝きが添えられていて大変美しい。オトシブミハンドブックを入手して以来、見たい見たいと思っていたのが、やっとかなって大変嬉しい。もちろん祝!初見
この日の間伐作業地ではキビタキがずっとさえずっていた。他にもヤブサメが良く聞こえていた。また、ハルゼミヒグラシの声も聞こえていた。
7月8日、山梨県道志村にて
※ドロハマチョッキリとしていましたが正しくはドロハマチョッキリでしたので訂正します。多謝>yosiさん 2015/9/13

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2015.07.09

ヒメクロオトシブミ黒色型@新治市民の森

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新治で見つけたこのオトシブミは全身真っ黒で首が短いのでヒメクロオトシブミエゴツルクビオトシブミ♀である。頭部後部の丸みがある(写真2枚め)ためヒメクロオトシブミ黒色型と分かる。全身漆黒でテラテラの艶がありなかなか素晴らしい昆虫である。
6月28日、新治市民の森にて

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2014.05.17

ヒメクロオトシブミ@新治市民の森

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新治の森は新緑が萌え始めていた。新鮮で柔らかい葉が手に届く場所では、いちいちチェックし、虫食いがないか、幼虫がついてないか、揺籃がないか、甲虫がいないか確認してゆく。
上はクヌギの幼木の葉で見つけたヒメクロオトシブミ。5mmぐらいと非常に小さいのでピント合わせが難しく、左手で葉を引っ張って固定し、角度を調整したうえで、右手で撮影した。何度か飛ばれたが、遠くに飛ぶわけではなく、20cmほど離れた別の葉に止まるので、再度撮影できた。
首の長いのや茶色のや、他の美麗種も探したが、オトシブミ類ではこれだけだった。
ものの本によるとヒメクロオトシブミには黄腹型、背赤型、黒色型の基本3型があり、他にも変異が多種あるという。黒色型は腹は黄色だがこの個体は黒色型で腹まで黒い。つまり全身真っ黒型だ。
5月10日、新治市民の森にて

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2013.07.08

カシルリオトシブミ@寺家ふるさと村

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寺家の谷戸でカシルリオトシブミの群を発見した。何やらの葉にとりついて一生懸命に食害を為さんと努力しているようだった。昆虫は見つかる時はこんな感じで一度に一箇所でたくさん見つかることがある。有難味が無くなるのが玉に傷だが、複数個体を比べて観察できるのは嬉しい。前脚が長くて湾曲しているのが♂
下はおまけのハスジカツオゾウムシ。ノアザミらしき棘のある植物に取りついていた。
6月30日、寺家ふるさと村にて

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2012.06.03

揺籃とヒメクロオトシブミとムシクソハムシ

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梅田川揺籃(ようらん)を拾ってきたのは5月初めだっただろうか。自宅ではこれを透明プラスティックケースに入れ、湿らせたティッシュの塊を傍に置いて乾燥しないように管理してきた。自然観察に出かけるときはビニール袋に移し替えてケースは持ち出すことになる。
土曜日は新治に行くためにケースから揺籃と濡れティッシュを袋に移し替えてから出かけたのだった。
さて、新治ではまず最初にそろそろ咲いているであろうクリ林に向かった。少し咲きはじめていたクリの花のむせかえるようなにおいの中、まず見つけたのがムシクソハムシ。これは極小なので撮影は困難。また、ポロリと落下されると見失うこと確実なので透明プラスティックケースのお出ましである。蓋を開けたケースを虫の下にそっと構えてから虫をちょいちょいといじると本能に従ってポロリとケースに落ちてくれた。作戦成功!
飛ばれないように蓋を閉じてびっくり!ムシクソハムシだけでなくもう一頭、オトシブミらしきがいるではないか?なぜだ!?いつ入った?
よ~く考えてみたところ、揺籃から羽化したオトシブミが、今朝家から出るときに最初から入っていたということが考えられる。ケースの中を良く確認しなかったし。
ま、とにかく両方撮影してみた。ムシクソハムシとヒメクロオトシブミ。仲よさそうではないか。ムシクソハムシは祝!初見
昼過ぎに帰宅後、ビニール袋の揺籃を見てみるとご覧のように(写真下)穴が開いていた。つまりこのヒメクロオトシブミは我が家で羽化したものだったのだ。もとはと言えば梅田川で拾ってきたものだが、その近くの新治の栗林で放してきたのでまぁ、元通りに帰してやったということでよかろう。
この揺籃は形状から、ヒメクロセアカウスモンムツモンヒゲナガのものと調べていたが、ヒメクロが出てきてホッとした。でも実のところヒゲナガの♂がでてこないかなぁと期待してはいたのだが。
揺籃はひと月ほどで羽化する。その間乾燥しないように小さくちぎったティッシュを二日に一度ぐらい湿らせて丸めて傍に置いておけば良い。今回面白い体験ができたのでこれ、お勧めである。
6月2日、新治市民の森にて
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2012.05.21

ゴマダラオトシブミ@新治市民の森

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前日の神奈川県西部への遠征の疲れが残り、妙にやる気が出ない日曜日の朝、いろいろ考えた挙句、最近ご無沙汰の新治にちょっとだけ行くことを決意して出かけた。雨で外出出来ない無駄な日曜日を思い起こして、心に鞭打ったのだ。
「今日は軽めに」ということで、あまり歩きまわらず、狭い範囲でゆっくりと観察して回った。
一番の収穫はゴマダラオトシブミクリ林で見つけた。そろそろ花が咲いているかと思ったのだが、まだだった。ただ、まだ柔らかい枝先の新葉にはいろんな昆虫が見られた。
このゴマダラオトシブミはオトシブミハンドブック(文一総合出版)の表紙を飾る種でもあり、すぐに和名が浮かんだ。オレンジ色の体に黒斑が点々とあり、非常に目立つ。最初に見つけた時は揺籃製作作業の真っ最中だったようだ。二枚目の写真は翅を広げた瞬間を狙って撮ったのだがタイミングがほんの少し早かったようで残念。
普通種のようだが、こんな美麗種を見られて幸せである。祝!初見
下はクリの花穂にいたもので一見甲虫だが、左右にはみ出た脚が蛾の仲間であることを示唆している。和名は調査中。
5月20日、新治市民の森にて
★5/21 追記、下の蛾は未同定で和名のない種のようです。ニセマイコガ科のもので、近縁種の和名から考えるとベニトゲアシガとでもなるのでしょうか。多謝>ジャワカ零さん。
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2012.04.28

アカボシゴマダラ幼虫@四季の森公園

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四季の森公園の雑木林の道脇の昨秋アカボシゴマダラ幼虫を見つけたポイントで、新葉の出始めたエノキをチェックしていたら2頭見つけることができた。なかなか擬態が素晴らしく、エノキの新葉の薄緑色に溶け込んでなかなか気づくことは難しいだろう。たっぷりと太った幼虫なのでしっかり食べているのだろうが、食べかけの新葉は見られなかった。葉は一枚完全に食べつくすのだろうか。食べ散らかす幼虫はその存在がばれやすい。
下はおまけのカシルリオトシブミ♂。先日梅田川で初観察したばかりなのだが四季の森でも見つけてしまった。今度の個体はなんとアジサイの葉に止まっていた。前脚の脛節が異様に長いので♂。先日のものは♀ということになる。
4月22日、四季の森公園にて
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2012.04.19

カシルリオトシブミ@梅田川

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梅田川で腕をいっぱいに伸ばしてケヤキの枝を引き寄せ、新葉を観察していたところ、凄く小さな甲虫を発見した。たぶん3mm程度と思われた。頑張って撮影したが現地では良く見えず、なんだかさっぱり分からずじまい。帰宅後PCで詳細に観察してみたところ、翅鞘は紺色で点刻があり、胸部には緑色の金属光沢があり点刻が丸く配置されているのが分かった。顔をご覧のようにやや長い。いろいろ色べた結果カシルリオトシブミではないかと思われる。ケヤキの葉で揺籃を作るらしい。次回は揺籃がないか調べてみたい。
下はおまけのイタドリハムシ。前回発見した同じ場所で2頭を再発見することができた。これは♀で腹部が膨らんでいる。そろそろ産卵するのだろうか。
4月15日、梅田川にて
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