クロヒラタヨコバイ@新治市民の森
8月最後の週末は雨で自然観察にでられなかったため、過去出しそびれた昆虫を紹介したい。だいぶ前の記録になるが、五月の連休の時の新治で見たクロヒラタヨコバイ。甲虫ではないのに甲虫のような質感と後部の白い模様はなかなかシブくて素敵である。体全体がガラス質の黒曜石のように見える。
5月1日、新治市民の森にて
8月最後の週末は雨で自然観察にでられなかったため、過去出しそびれた昆虫を紹介したい。だいぶ前の記録になるが、五月の連休の時の新治で見たクロヒラタヨコバイ。甲虫ではないのに甲虫のような質感と後部の白い模様はなかなかシブくて素敵である。体全体がガラス質の黒曜石のように見える。
5月1日、新治市民の森にて
新治で変わった昆虫を見つけた。最初はテングスケバかと思っていた。しかし、帰宅後に調べてみるとどうも違うようだ。そもそも翅が透けてない。眼のぐるぐる模様がない。では、もしかして幼虫か。あるいはイタヤトガリヨコバイにも少し似ているようだ。でももっと鼻(じゃないが)が尖っているし、翅脈がぜんぜん似てないようでもある。あるいはその幼虫か?
どなたか分かる方ありましたら、ご教示お願いします。案でも歓迎です。
5月1日、新治市民の森にて
※追記 5/1 カメムシ目ウンカ科テラウチウンカと判明しました。 多謝>sakuraiさん
三保の雑木林を樹液を求めて歩きまわっていたところ、地面からトンボが飛立ち、2m先の小枝に飛び移った。最初ニホンカワトンボかと思ったが、どうもそのような環境ではない。離れた状態で双眼鏡で観察したところ、触角を発見、翅に縁紋らしきがあるがその位置がどうも異様。翅がトンボと全然違う。first impressionはツノトンボだったが、疑問符は付いている。
帰宅後の調査でウスバカゲロウと判明。よく考えたら、ウスバカゲロウの幼虫もまだちゃんと見ていなかった。探すのはもうシーズン的に難しいだろうか。
下はおまけのキボシカミキリ。触角が長いなぁ。葉は形からムクノキと思われる。
7月7日、三保市民の森にて
東京都の里山で見つけたホタルを紹介する。上はムネクリイロボタル。前胸が赤く特殊な形をしている。他は全身黒。触角は例によって11節で鋸型。口らしきが頭部から前に突き出している。
下はオバボタル。やや似ているが、前胸の周りが黒で中の赤はふたつに分断される。触角は鋸型ではなく、上と比べると短く細い。翅鞘には微かな縦筋が左右に二本ずつ見える。キメの細かい凹凸がありざらざらした印象だ。
ゲンジボタルやヘイケボタルを見たいのだが(笑)。
6月23日、東京都西部にて
道志村での間伐作業の合間に行うちょい自然観察。ほんの20分程度だし、自然環境も単調でほとんど成果なし。で、杉林の中で今回唯一撮影したのがこれ。透明感のある綺麗なムシだ。
帰宅後に日本の昆虫1400で調べたらスカシシリアゲモドキ♂と思われる。黒い眼が可愛く、どことなく気品が感じられる。
下は道志川でトンボを探していて見つけた羽化殻。カワゲラかアミメカワゲラのものと思われるが定かではない。
5月25日、山梨県道志村にて
田園調布せせらぎ公園のせせらぎ沿いでみつけたのはナナフシ。かなり大きい。翅は無い。一枚目は画角の都合上、縦のものを右横向きに変えてある。二枚目をよく見ると、触角が極短い。前脚根元は微妙に凹みがあるが、これは脚を前方に向けてまっすぐにのばすと樹医頭部にぴったり沿う(一枚目参照)ようにするためだ。
翅がなくて触角が短いのはナナフシモドキということになる。
下はおまけで池を覗きこんだら水面に青空が写っていたので面白いと思ったもの。
5月19日、田園調布せせらぎ公園にて
ツマグロオオヨコバイはよく見かける昆虫であるが、どうにも好きになれないのであまり紹介はしない。よく見れば黒い眼がくりっとしていて可愛いし、黄緑色の翅もスマートでなかなかのもんである。イケないのは黄色い頭部・胸部・前翅にある黒点である。このブチのお陰で気持ち悪さが100倍なのだ。これさえ無ければ人気100倍のはずである。たかが数個の斑点でなぜにこうも人気を下げるのか?人間の感性は人類が発生して以降の長い歴史的体験をこういう形で本能として残しているのではなかろうか。過去にこういう昆虫にいやなめにあったのかもしれない。しかし、本能というものが遺伝子のどこかに表現されているのか否かは自分には分からないが、遺伝子に表現されていなければどうやって子孫に引き継げるのだろうか.....斑点のある動物はいろいろあるが、キリン(黄色地に茶色)、シカ(茶色地に白)、チーター(黄色地に黒)、ヒョウ(黄色地に黒)は良くてなぜブチハイエナ(茶色地に黒)に人気がないのか。
昆虫ではルリボシカミキリ(青地に黒)、キボシカミキリ(黒地に黄色)、ベニカミキリ(赤地に黒)、ゴマダラカミキリ(黒地に白)、アオハナムグリ(緑地に白)は良くて何故ツマグロオオヨコバイ(黄色地に黒)は人気がないのか?
色の組み合わせなのか?皮膚病を思わせる色と形なのか?.....いや、脱線した。
ツマグロオオヨコバイは梅田川のほとりのミズキの新葉の裏側にも二組が寄り添っていた。
下はおまけ。ミツボシツチカメムシ。祝!初見。とても小さく5mm程度と思われる。非常に撮影しにくかったので左手にご招待した。形だけ見ればゲンゴロウにちょっと似ている。分かりにくいが黒い背には3つの淡色斑があるのが和名の由来。
4月6日、梅田川にて
★村上春樹の新作の表紙はクロスジホソサジヨコバイ♂を思わせる(笑)。
西日本ではもうカワトンボが羽化しているようだ。地元でも何か羽化してないかあちこち探し回ってみた。ニホンカワトンボ、シオヤトンボ、アジアイトトンボなど探してみたが、まだ見られなかった。どのトンボが今年の一番になるだろうか?楽しみである。
さて上の写真はツマグロオオヨコバイ。よく見かけるし、色合いが綺麗なのだが、どうにも黒の斑点が気持ち悪く、害虫的なイメージがあってなかなか撮影する気になれないのだが、この日はどういうわけか先入観なしに綺麗に感じられたので撮影してみた。
よく見てみると、意外にも黒い眼が可愛い。しかしやはり頭部と胸部の黒い斑点さえなければもっと人気が出るものと思われる。黄色の頭部・胸部と黄緑色の翅に黒い縁はなかなかのデザインである。黒斑点は余計。
よく見ると二枚目の個体は翅にも小さな黒点がある。他には違った点はないが、種のバリエーションの範囲内なのだろうか?
下は桜の花の裏に隠れていたナナフシの幼虫。
4月4日、新治市民の森にて
セスジツユムシかと思っていたが、肢と触角が黒いことから違和感を感じ、いろいろ調べたところアシグロツユムシと判明した。祝!初見。
二枚目はツチイナゴの幼虫。上に比べると子犬のような感じでなかなかかわいい。
三枚目はアオマツムシの終齢幼虫。腹部に褐色斑があることと、翅がない点だけの違いに見えるが、成虫になるために最後の脱皮をしたのちリーリー鳴き始めるはずである。これを羽化というのかどうなのか不明であるが。
9月3日、新治市民の森にて
いけぶち広場でアカスジカメムシを撮影していたら近くにオレンジ色の小さな昆虫を発見した。毎年見れるアカスジカメムシは放っといて、こちらに移る。オレンジ色一色の体に白い眼、長い翅がなんだかマンガチックである。アカハネナガウンカだ。祝!初見。この手の昆虫は居る所にはうじゃうじゃいそうだが、この個体一頭だけだった。良く見ると顔がなんだかムーミンっぽいように思うがいかがだろうか。7月24日、新治市民の森にて
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