イヌザクラ@月出松公園
日曜日の午前、近所を散策したついでに、以前から気になっていたラーメン屋むつみ屋に入ってみた。北海道ラーメンとはつゆ知らず。こってりミソを食した。いつもとんこつラーメンか横浜の家系を食べなれているものとしてはやはり細い黄色の麺がいまいちに感じる。こってりにしたせいかスープはどろどろで、味はいいのだが見た目がちょっと。コップの水を三杯ほど飲み干して出た。(5/24追記:もちろん完食しスープも飲み干してのこと)
さて、どこ行こうか。ちょっと考えたらいいアイデアを思いついた。MTBにまたがり中原街道を越え激坂を上る。コップ三杯分の汗をかいてやっとたどり着いた坂の上は月出松公園。久しぶりである。
自転車を丘のてっぺんの樹の根元に立てかける。風が物凄く、普通に立てておくことが出来ない。アカシデ、ミズキ、コナラ、アカガシ、エゴノキなどひと通り見て廻る。そして、最後にイヌザクラを見る。縦にまん中から割れていて右脳と左脳のようである(写真上)。イヌザクラはウワミズザクラのお仲間で似たような花穂をつけていた。イヌザクラの花穂には葉がつかないのが識別点。花を観察してみると、花弁の根本が細く五枚の花びらが離れているように見える。おしべは長いがウワミズほど数が多くなく10本程度か。ミルクの一滴を落として水面からしぶきが上がる瞬間を超高速カメラで撮影したミルククラウンを思わせる。花弁の根本が黄色い。風が強いので撮影がとても困難だった。いいポジションをとりシャッター半押しで合焦させる。が風でぶれがひどいため合焦しない。息を凝らしてなんども試みるがそのたびに風がびゅーと吹いてきて枝先が安定しない。しばらくすると呼吸困難になっていることに気づき、あきらめて風がやむのを待つ。すると、急に風が止む。急いで合焦させようとするとまた風が吹き始める。というわけで、風に相当の難儀を強いられながら何枚か撮影した。葉はやや細長くモモっぽい。枝の途中から花穂が伸びている。丸まっているおしべは見ることが出来なかった。開いていない丸いつぼみがたくさんあったが、おしべの伸びている途中の状態も観察できなかった。
昆虫も探したがあまりに風が強いせいか、まったく見つからなかった。雨の日も虫は出ないようだし、虫の世界も結構天候に左右されるようだ。
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